義父の三回忌へ。
二年前、息子を授かったのと入れ違いのように亡くなった。
ある友人にそのことを話したら、「一族の中で席の数っていうのが決まってて、新しく生まれる人に席を譲る、みたいな考えがあるんだって」という話をしてくれた。
5月の爽やかな日曜日、
薔薇の花は満開だった。
薔薇ノ木ニ薔薇ノ花咲ク
ナニゴトノ不思議ナケレド
義父の三回忌へ。
二年前、息子を授かったのと入れ違いのように亡くなった。
ある友人にそのことを話したら、「一族の中で席の数っていうのが決まってて、新しく生まれる人に席を譲る、みたいな考えがあるんだって」という話をしてくれた。
5月の爽やかな日曜日、
薔薇の花は満開だった。
薔薇ノ木ニ薔薇ノ花咲ク
ナニゴトノ不思議ナケレド
時間の読めない用事で預けた一時保育。
予想していたより用事が一時間ほど早く終わったので、ウキウキ大人のパフェタイム。
月に一、二度この店に行くようになって、三回目あたりから「いつもありがとうございます」と言われるようになった。
これがどうにも苦手だ。
お店の人に覚えられること...というより、「覚えていると表明されること」が苦手だ。
いや、もっと言うと「さりげなく表明されること」が苦手なのかもしれない。
「あ、この間も来てくれましたよね!」と早い段階で(注文のときとかに?)声をかけてくれたりすると、いいのかもしれない。
「そうなんです、また来ちゃいました」とか言って、お互い「認識してますよ」という共通理解ができたら、そこからは普通に話せるようになる気がする。
でも帰り際にさりげなく「『いつも』ありがとうございます」と言われると、(あっ...覚えられてた...!)と何とも言えない居心地の悪さを覚えて、そそくさと逃げるように帰ってしまう。
で、次行ったときもなんとなく、帰り際まで「馴染みでない客」のように振る舞ってしまったり。
自意識過剰の客だということは重々承知。
先週のひとりタイム。
自分の洋服を見るつもりが、半分くらい子どもと夫のものを見る「育児主婦あるある」になって、足が棒。
遅くなったので、気になっていたカフェで食べて帰ることにして、いつぶりだろう?のひとり夜ごはん。
こういう、おうちで食べれそうな(だけど誰も作ってくれない)ものが今は一番嬉しい。
GWは、夫の希望で息子を連れて初めての山登り。
と言っても、半分くらいはケーブルカーの旅。
ベストシーズンの連休中とあって、ケーブルカーに乗るまでに小一時間長蛇の列という混み具合だった。
少し前に新しくなったというカラフルなケーブルカーに乗って、最高斜度25度という急勾配を上がること5分。
降りた先の広場には、ちょうど見頃の立派な藤棚があった。
丸っこい蜂か虻のようなものが低空ホバリングしていて、あちこち駆け回る息子を連れながら気が気でなかったのだけど、
後で調べるとやっぱりクマンバチで、クマンバチは藤の花に寄ってくるのだそう。
だけど意外なことに、あまり人を刺さないのだそうだ。
夫に請われてあまり気乗りしないまま行った山だったけど、体を動かして自然の中にいたら、気がかりだったことがいつのまにか頭の中から消えていて、あぁ、行ってよかったなと思った。