季節

夕立の匂い

突然の雷鳴。 空は真っ暗。光りまくる稲妻を、息子と息を飲んで見ていた。10分ほど激しく降った雨が止まぬまま雷雲が去り、急速に光が射してきた。残されたのは、もわっと立ちのぼる湿気と、埃っぽい雨の匂い。

じめじめ

久しぶりに丸の内に行ったら、あんなに長年あった工事の覆いが取れて、芝生の広場ができていた。夏用の、できれば洗えて、フォーマルにも使えるドレスを探して三千里。 しかしこの日もなかなかいいものが見つからず。最近は、服を買うときとにかく「洗える」…

梅雨とデッサン

アジサイを見ると思い出す夏がある。29歳か30歳の初夏から秋にかけて、時々デッサンを習いに行っていた。 散歩途中に偶然見つけた教室で、単発のレッスンが可能であること、一回の料金が2000円かそこらだったこと、そして何より、先生がフィンランド人という…

薔薇ノ木ニ

義父の三回忌へ。二年前、息子を授かったのと入れ違いのように亡くなった。 ある友人にそのことを話したら、「一族の中で席の数っていうのが決まってて、新しく生まれる人に席を譲る、みたいな考えがあるんだって」という話をしてくれた。5月の爽やかな日曜…

藤棚とクマンバチ

GWは、夫の希望で息子を連れて初めての山登り。と言っても、半分くらいはケーブルカーの旅。 ベストシーズンの連休中とあって、ケーブルカーに乗るまでに小一時間長蛇の列という混み具合だった。少し前に新しくなったというカラフルなケーブルカーに乗って、…

母はインドア派

今年はとにかく、植物たちの開花が早い。 5月のイメージだった藤も、もうたわわに咲いている。息子が公園に通う日々がついに始まった。 息子の体力がついてきて、外に連れて行かないとあんまり寝てくれないから、渋々。体力のない母は、公園タイムが長くな…

桜と大仏

全国的に桜が一挙に開花した週末、 何十年かぶり?の東大寺へ。何度も行ったことがあったけど、これほど満開の桜の季節に行ったのは初めて。大きな古いものを見ると、こころがのびのびする。

ハクモクレン

大好きな春の花が咲き始めた模様。毎年「コブシ」と「ハクモクレン」と「モクレン」が分からなくなるので、好きなものの名前だけ覚えておく。白くて、こんもりしてて、花びらが全部上を向いているのがハクモクレン。

花粉まみれのにちようび

予想以上に晴れて、風の強かった日曜日。 歩き始めた息子を連れて、新宿御苑へ。着く前から鼻がどんどん苦しくなり、頭もボーッ。毎年一日は、「あの日は花粉症が心底辛かった」と記憶に残る日がある。 今年は間違いなく、この日がそれになった。風の強い晴…

月ミチル

春の満月前夜。仕事の研修が終了。 これまでで一番キツい研修だった。体力的にも、内容的にも。

東風吹かば 匂いおこせよ

数年前に知ってから、一度訪れてみたかった羽根木の梅園へ。 公園に着くと、あたり一面、ふんわりとした梅の香りに包まれていた。ちょっとした食べ物もあって、取り損なったお昼をここで食べることに。 まだまだ寒い空気の中、豚汁でほっこり。桜よりも、梅…

梅を待つ

息子が生まれて半年ほどした頃だったか、市の広報に、赤ちゃんの木の苗をもらえるというお知らせがあった。息子の生まれた頃に咲くキンモクセイ、 香りのいい月桂樹、 いろいろ迷った末、梅の木をもらうことにした。 幹が一番しっかりしていそうな苗をもらっ…

小春日和の

紅葉散歩。 井の頭公園は、秋が一番美しい。

もうすぐ師が走る

すっかり冬になった。年末に向かっていく、この季節が好きだ。 日が暮れるのが早くなって、家路を急ぎたくなる季節。 あたたかいココアを飲みたくなる季節。

白く光る場所に

紅葉の井の頭公園。たまたま吉祥寺に用があって来たところ、公園周辺に警官や警察車両、公的な職員らしき人たちがたくさんいて、なんだか普通でない雰囲気。勇気を出して警備の人に聞いてみたら、なんと、井の頭公園に天皇皇后両陛下がいらっしゃっていると…

マジックアワー

木枯らし1号が吹いた今日。

あめあめあめ

降り続く雨の中、投票へ。 三年ぶりの衆議院選挙。今日の外出はそれだけで、あとはひたすらおうちにこもる。あめあめあめあめ... ひらがなで書いているとゲシュタルト崩壊してくる。

あきまつり

息子に御輿を見せに行ってやれと夫がせっつくので(夫は仕事)、重い腰をあげてお祭りへ。夕方になると蚊が出るし人出も多そうなので、暑いけど昼間に息子を連れ出すも、お昼寝タイムと重なってろくに見てやしない...。とりあえず御輿と出店の証拠写真を撮っ…

夏の終わり

友人一家と、初めての子連れ旅へ。450㎞離れた互いの住まいの中間地点を取った、山あいの村のコテージ。 ずっと場所がなくて家で寝かせていた花火「ナイアガラ」が、ようやく日の目を見たのだった。独身時代最後の旅で手に入れた花火。 その頃にはいなかった…

見る阿呆

夫が行きたい行きたいと言うので、息子を連れて阿波おどり見物へ。夏のお祭りが苦手。 花火大好き夫に誘われて花火大会もいくつか行ったけれど、 夏の夜の湿気、虫との戦い、人混みで高まる熱気、すべてにげんなりしてしまう。 これが秋とか冬の祭りだったら…

おへそはまだ隠さない

今にも降りそうな空の下、小走りで帰宅。 手を洗ってひと息ついた途端、雷雨がやってきた。しばらく息子を抱きながらベランダで見ていたけど、あっというまに雨風が吹き込んできて、慌てて中に入った。多摩川の花火大会は中止になったらしい。 ちょっと行こ…

子育ては追体験

子どもがいなければ長い間忘れがちなもの。義母の古稀祝BBQにて。 息子のハトコたちと一緒に、夏の思い出。

三度目の夏

夫の故郷を訪れる、三度目の夏。一度目の夏はお義父さんがいた。 二度目の夏にはお義父さんがいなくなってしまって、代わりに私のお腹の中に人がいた。 三度目の今年は、お腹から出てきた小さい人を連れて。

菜園建築

関東が梅雨入りした模様。ベランダの家庭菜園コーナーがどんどん進化している。 ホームセンターや100均で支柱を買ってきては、夫が増築や改築を重ねているからだ。収穫はしないけど、水遣りや環境の改善にはマメな夫。 何かが「終わる」のが嫌なのかもしれな…

ぐるぐるの季節

GWは短い帰省。 新緑の奥多摩を抜けていく。耳の痛みがやっと収まったと思ったら、今度はぐるんぐるんのめまいがやってきた。 いつまで続くのかこの不調。

ホワッチュアネイム?

夫が休みの週末。 赤子を連れて、夕方から近所をお散歩。「モクレン」と「コブシ」の見分け方がよくわからない。 花びらがチューリップみたいに全部上を向いている、ハクモクレンだけは分かるようになった。あと十日もすれば、サクラが咲き始める。

春を告げる木

夫と出会った頃の、思い出の木。あれから毎年、一緒に見ている。

冬の終わりに

5ヶ月になったばかりの息子を連れて、冬の終わりの公園を抜けていく。「夏の終わり」や「秋の終わり」はよく意識されるけれど、 冬の終わりと春の終わりは、春や夏の始まりに吸収されてしまう。人は、より暖かい季節を求めているということなのか。

初梅

梅の美しい季節。桜より梅見が好きなのは、 赤い毛氈の敷かれたお茶席や、甘酒の匂いや、いかにもといった感じでスピーカーから流れてくる琴の音に、 普段控えめな人が浮かれたような可愛らしさを感じるからかもしれない。今年の梅は、赤子にとって初めての…

一年後の春

去年の梅の季節。 同じ場所を、夫と通って写真を撮った。 初めての妊娠を確認しに、初めて産科へ行った日のことだった。 同じように晴れていて、私は花粉症で鼻がむずむずで、妊娠初期のせいもあったのだろう、とても眠かった。 幸せな気持ちと無事確認され…