益田ミリの本が読みたくて。
この作品の主人公は、35歳独身・彼氏なしのすーちゃん。
老後に不安を抱きながら、カフェ店長として楽しく働いている。
そのままずっとすーちゃんの話かと思っていたらそうではなく、
すーちゃんの周りの、それぞれの事情を抱えた女の人たちへと、視点が移っていくのだった。
みんな違う事情の人たちだけれど、
これはどれも自分だと思えた。
35歳独身のすーちゃんも、
アラフォー独身実家住まいのさわ子さんも、
すーちゃんと同い年で妊娠中のまいちゃんも。
どれもみんなかつての自分だったし、あり得た自分だった。