オーブンレンジが壊れた

息子を連れて、近所の家電量販店へ。

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突然壊れた、しかも使用頻度が高い家電製品の買い換えって、急に膨大な知識と選択を迫られるという点でストレスフルなイベントだ。
こういうとき、率先してネットで調べてどんどん絞り込んでいってくれる夫は、本当に助かるなぁと思う。

その夫からの指示で、近所の量販店へ下見に向かったのだった。

結婚と同時に冷蔵庫と洗濯機を買ったとき、そこの量販店に印象的な店員がいた。
結局その人から買ったのだけど、ポイントを押さえた的確なアドバイスで、もともと8割方決めていた機種があっさり覆った。
とにかくアドバイスが簡潔、しかもアドバイスの視点が玄人なのだ。

2年は経っていたけれど、その店員(I田とする)はまだそこにいた。

なかなか手が空かないので、仕方なく他のベテランそうな人を捕まえて聞いたのだけど、これがまったくダメ。
書店でもスーパーでもどこでも思うけど、「客が見て分かる情報をそのまま言う」店員はダメだと思う。
今回は、いろいろ選択肢がありすぎてまずどこを見たらいいのか教えてほしい、と言ったのだけど、そのベテラン(風)店員は、ラベルに書いてある情報を読み上げるだけで、さっぱりちんぷんかんぷんだった。

ほどなくしてI田が登場。
同じ質問をしたところ、I田はひと言「まずセンサーですね」と言い切ったのだった。

さきほどの店員が「容量ですかね~...」だったのとは大違い。
I田曰く、電子レンジ機能はセンサーが重要で、それによって温度ムラの有無が決まるのだそうだ。

センサーに着目した結果、メーカーはあっという間に2社に絞られた。
あとはその2社の中で、グレードを絞り込んでいけばいい。
ここで初めて「容量」とか「機能の多さ」とかの「見て分かること」の違いが出てくるわけで、
I田はそこまでの作業を一気に短縮してくれる、やっぱり只者でない店員であることがよく分かったのだった。

I田はすごい、というお話。