傷と手当て

小さなことにいちいち傷つくことがよくあって、今日もそんな、病院帰りの公園のベンチ。
ひどい花粉症なのに外に座ったまま、出そうになる悔し涙が収まるのをしばらく待った。

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大人はよく「そんなことにいちいち傷ついていたら生きていけない」と言う。そして医者はよく患者に「ストレスを減らせ」と言う。

大人であるお医者さんに言いたい。
小さなことにいちいち傷ついていたら生きていけない、だからたとえばあなたの物言いや態度になんて傷つかなかったふりをする、なかったことにしてやりすごす、
だけどそういう積み重ねが大きな「ストレス」となるのではないですか。
小さな傷つきをなかったことにし続けた結果が「病気になること」で、そのときになってストレスを減らせと言っても、それはもうとんだ後手後手対応なのではないですか。

だから私は傷つき続ける、堂々と。
そして回復のための時間を十分に取る。
傷つくことが悪いんじゃない。
傷ついてることを認めなかったら、回復のための手当てはできない。曝されて変な形のまま痕だけが残る。

非効率かもしれないけれど、こういう風にしか、長い目でストレスレスに生きていく方法が分からない。