ゆく年くる年

Eテレのおこさま番組、いきなり一斉に出演者交代という、春の嵐

見始めたのは息子が一歳になる少し前くらいだから、たかだか一年半ぐらい。
番組を見せている間はいつも私の家事タイムで、片手間に耳だけ聞いているだけだから、出演者にそれほど思い入れがあるわけではない。

なのになぜか切ない感じがしていて、なんだろうなぁと思っていたら、誰かがネットで書いているのを見て、あぁそうだこれだ、と思った。

それは、この出演者たちの頃のことを、息子がきっと忘れてしまうだろうということ。

たどたどしい振り付けで、勝手に踊れるようになっていたブンバボンも、
食い入るように見ていたパントのコーナーも、
大きくなった息子の記憶にはきっと残らない。
そうしたら、私が小さな息子と共有していたあのEテレの時間は、私だけの思い出になってしまうのだ。

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年をとって老人になって、親しかった人たちがどんどんあの世に行ってしまったときって、こんな感覚だろうか。