さばいてみたい

例年になく梅雨らしい雨続きに加え、外壁工事の足場で室内も暗く、ちょっと鬱々とした毎日。

そんな中、たまたま図書館で見つけた新刊『サカナ・レッスン』を借りて読んだら、なんかちょっとスカッとした気分になった。

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前作『ダメ女たちの人生を変えた奇跡の料理教室』がかなり面白かったので、同じ著者&訳者のこれもきっと面白いだろうと期待した通り、軽快な文章と豊富な取材内容で、あっという間に読めてしまった。

料理家でライターの著者キャスリーン・フリンが、魚料理をマスターしに日本にやって来て、築地に見学に行ったりお寿司の学校に行ったりするお話。
ちょうど築地市場最後の日に見学に行くという取材のタイミングもあって、より興味深かった。
築地で初めて貝や海老の踊り食いを経験する場面とかは、あ~なるほど、外国人からするとこんな体験なんだというのが良く分かった。
まぁ、グロテスク以外の何ものでもないだろうな。。

前作を読んだときも今回の作品を読んだ後も、自炊欲、料理欲が高まるから不思議。