みどりのようちえん

2つの幼稚園のプレ教室に行き始めて、二週間が経った。

以前から行っているA幼稚園は、母子分離で、親が送り迎えだけするタイプ。
最近行き始めたB幼稚園は、親子一緒。
その他いろいろ違いがあって比較検討が難しいのだけれど、ひとつ感覚的に違うところがあって、それは「保護者の雰囲気」なのだった。

A幼稚園は、送り迎えの時にしか他の保護者と接する機会はないのだけれど、それでもこれまで数人のお母さんと話したり、見た目で判断した限りでは、年齢層はやや高め、地味でさっぱりした人が多い印象がある。
一方B幼稚園は、保護者の年齢層が明らかにA幼稚園より若く、メイクとか服装にギャルテイストが残っているお母さんや、もともと近所の友達同士で幼稚園も一緒に来ました、みたいな人が多い印象。
高齢出産の私としては、なんとなくA幼稚園の保護者の雰囲気にホッとする部分がある。

B幼稚園では、今のところ毎回お父さんが子どもを連れてくるおうちがあって、そのお父さんがなかなかの強面をしている。
ガタイがよく、長めの茶髪をオールバックにして、黒っぽい服装に、金のネックレスをしていそうな雰囲気。
整えられた眉毛も吊り気味で、なかなか迫力があるお父さんなのだった。

私が内心「コワモテ」と呼んでいるそのお父さんが、この間子どもを遊ばせながら「あ、そこは行かないで、お父さんから見えないから」と子どもに優しく声をかけているところを目撃。
意外に穏やかな声で、あぁ、もしかしてコワモテもそんなに強面ではないのかもしれない...と少し安心した私。

近寄りがたく思ってしまっているB幼稚園の他の保護者も、もう少し経ってみれば、意外にそうでもなかったりするのかなぁ...などと、見た目で判断していた自分をちょっと戒めてみたりしたのだった。

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B幼稚園に行く前日、息子が「あしたは、みどりのようちえん?」と聞いてきたので何のことかと思っていたら、翌日、あぁなるほどと分かった。
B幼稚園はしっかりとした塀に囲まれて、外からはあまり中が見えないのだけれど、近づくと最初に外から見えるのが、緑色をした屋根だったのだ。

「みどりのようちえんって、あれのこと?あの屋根の色?」と息子に聞いてみると、「うん、そう」との返事。
息子には緑の屋根が、この幼稚園のイメージになっているんだなと思った。
とんがり帽子みたいな、ちょっと楽しそうな形の緑の屋根。
B幼稚園に行くときには、ちょっとした林みたいなのの横を通るのだけれど、それについても息子は「あそこは、なに?」と聞いていたので、木々の緑のイメージもあるのかもしれない。

A幼稚園のことは、息子はなんて思っているんだろうな。