おふろのドラマ

今期のドラマで一番よかった「サ道」(まだ終わってないけど)。
サウナ好きの男たちが、ただひたすら、行ってよかったサウナについて語り合うだけのドラマなんだけど、これがもうすこぶる面白い。
笑えるし、五感が刺激されるし(気持ちよさとか、サウナ後の空腹感とか)、何よりめちゃくちゃサウナに行きたくなる。
私はサウナが苦手なのだけれど(息苦しいのもあるけど、たまに胸に謎の痛みが走るから)、それでも、一回やってみようかなぁ...という気にさせられる。

一緒に見ている息子も、いつしかこのドラマにハマり、「おふろのドラマ、みようよー」と言い出すようになった。
幼児には音程が取りにくいと思われるコーネリアスの主題歌も、私が口ずさんでると「あ!おふろのドラマだ!」としっかり覚えていてびっくり。

先日は、うだつの上がらないサラリーマン役の荒川良々が出ている回で、今までで一番よかった。
職場では取引先にも部下にもひどい扱いを受け、家にも居場所がないサラリーマンが、サウナで時間をつぶして帰っている。
その良々が、あるとき、主人公であるサウナ好き三人組から「よくいらしてますよね?」と声をかけられ、「よかったらこっち来ませんか?」と隣のテーブルに呼んでもらって合流することになるのだ。

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大人になってから損得関係ない「友達」ができる、その瞬間の嬉しさや高揚感が伝わってきて、なんかもうほんとに「よかったなぁ!良々、よかったなぁ!」と涙ぐんでしまったのだった。

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「ととのった」良々。

サウナに入る前、良々が服を脱いで裸になったのを見て、息子が「おなかが......すごいね。」とつぶやいたのでウケた。
キミの方が出てるよ(笑)