清里旅行記③(二日目後半)

美し森展望台の後、数㎞北上して野辺山というエリアへ。
車でほんの10分ほどなのだけれど、ここに県境があって、山梨から長野へと変わるのだった。

お目当ては、ヤツレンという乳業メーカーの直売所。
一日目の夜に行ったグラタン屋さんが、ホワイトソースにここのポッポ牛乳という牛乳を使っているそうで、直売所をおすすめしていたので、足を伸ばしてみることにしたのだった。

牛乳は、新鮮なこともあって期待通りの美味しさ。
さらに、ソフトクリーム(この日4つ目!)が激ウマ!
ミルクっぽいけど後味さっぱり、が好みの私としては、今回食べたソフトクリームで一番美味しかった。
こんなことなら、他を控えてここで一人ひとつ食べれば良かった...。

直売所を堪能した後は、夫のリクエストにより、すぐ近くにある野辺山駅へ。

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ここはJRで一番標高が高い駅とか。
夫はそういうのが好きだ。特に標高高い系。
ちょうど駅の待合室が改装された直後だったようで、ものすごく新築の匂いがした。

本当はその後、近くの牧場にも行きたかったのだけれど、さすがに朝から動き回って疲れてきたので、野辺山駅前の立派な遊具がある公園で息子を放牧。
子どもは、旅先であろうが近所であろうが、遊具のある公園が大好きだ。
たっぷり遊ばせてから、清里方面に戻って少し早めの晩ごはんに向かうことにした。

二日目の晩ごはんは、これまた前日のグラタン屋さんに聞いておいた肉料理のお店。

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牧場に併設されていて、テラスでもOKというので、気持ちのよい外での晩ごはんとなった。

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すっかりお腹を空かせた息子は、まず前菜のサラダを持ってきたお店の人に「おにく!」とちょっと怒り気味に催促して、笑われていた。

翌日は早いので、この日は早々にホテルに戻り、昨日のケーキの残りやおつまみで二次会をして就寝。
昼寝もしなかった息子は、さすがに疲れ果てて、自らベッドに行って3分で寝息を立てた。

清里旅行記②(二日目前半)

今回の旅行は、「自然の中で久しぶりに大人も子どもものびのびすること」が目的。

まずは朝、昨日見つけたパン屋さんで買ったパンや、地元スーパーで買っておいた八ヶ岳産のヨーグルトで朝食。
その後息子を夫に任せ、誰もいない露天風呂でゆっくりリラックス。

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清泉寮の牧草地で息子をしばらく放牧してから、まずは朝イチソフトクリーム。
と思ったら、清泉寮のソフトクリームは昼前オープンだったので、早くから開いていた近くのお店へ。

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ここのソフトは、どっちかというと濃厚系。
さっぱり系が好みの私としては、まずまず可もなく不可もなくという感じ。

三人で1つを食べて、少し離れたところにあるお店へ、早めのお昼ごはんに向かった。
途中の展望スポットから、八ヶ岳のきれいな山並が見えた。

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二日目のお昼は、清里から車で30分ほどのところにある、昼だけトルコ料理(夜はフレンチ)のお店。
前もって調べておいた中で、トルコ料理というのが珍しくて気になってここに決めたのだけど、大正解だった。

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シシケバブが美味しいと聞いて、ほとんどそれに決めて行ったのだけれど、他にもいろいろあって、迷う迷う...。

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結局、私は前菜とメインのプレート(トルコプレート)、夫はワンプレートランチのチキンカツストロガノフ、息子用に単品のグラタン&パンというチョイス。
本当はデザートまでいきたかったのだけれど、この後控えているであろう数々の買い食い(特にソフトクリーム!)に備えて、泣く泣く胃を空けておいたのだった。
北海道もそうだけど、乳製品の美味しい土地って、お菓子が美味しいから、胃袋がもっと欲しい!となる。

そして出てきたメインプレート。

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シシケバブ、確かに美味しい。
そして、サバサンドも!
サバサンドって、時々皮がパリッとしてなくて生臭いものがあるのだけど、さすがにここのはパリッとしていて、バンズも適度に柔らかかった。

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夫の頼んだチキンカツストロガノフも激ウマ。
息子はグラタンよりストロガノフにがっついていて、夫はだいぶ取られていた(笑)

大満足のランチの後はまた清里へ。
途中、県営の牧場があったので、腹ごなしにチラッと立ち寄って、ここでも息子を放牧。

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清里に戻り、夫の行きたがっていた美し森展望台へ。

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この石碑に来るまでの、上り階段の長かったこと。
展望台だから覚悟はしてたけど、妊娠後期にはなかなかの運動だった。
息子はすぐに抱っこ!になるかと思いきや、全部の階段を上りきって、さらには私の手まで引いてくれて、下りも全部自力で下りきったので、かなりびっくり。
体力がついたんだなぁ。

上りきった頂上(?)に売店があって、ご褒美にソフトクリームをひとつ買って三人で分けた。
食べては腹ごなし、腹ごなししては食べて...の繰り返し(笑)
さらにこのあと、清泉寮のソフトクリームも食べに行ったので、腹ごなしより食べる方が多かった気がする。

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よく晴れて、八ヶ岳の山並みが綺麗だった。

清里旅行記①(一日目)

コロナ禍で3~5月に予定していたおでかけやいくつかの旅行が軒並み取りやめになり、ちょっぴり意気消沈していた夫と私。
外出自粛生活の中で、少しずつ注意点やペースも掴めてきたところで、出産したらまたしばらくは行けないだろうから、どこか近場でゆっくりお泊まりしよう、ということになった。

普通なら直前すぎてなかなか取れないだろう宿も、今は空室だらけ。
せっかくの選び放題の機会なので、宿ありきで、できれば大浴場でなく部屋に素敵なお風呂があるところ、
かつ、お店や観光地ではなく自然を楽しめる場所...というのを条件にいろいろ探していたら、ソフトクリームで有名な「清泉寮」に行き当たった。
泊まれる施設とは知らなかったけれど、距離的にもコンセプト的にもぴったり。
レンタカーで行くので、方面的にもちょうど帰りに夫実家に立ち寄って、トランクルーム代わりに置かせてもらっていた赤ちゃんグッズの回収もできる...ということで、行き先は清里に決まった。

当日は朝早くに出発して、サービスエリアで朝食をとることに。
しばらくぶりの談合坂SA。

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清里に行くにあたって、よく読んでいる方のblog情報を参考に、行きたいお店を片っ端からチェックしていた。
本当はランチ第一候補が別にあったのだけれど、まだ営業自粛中だったので、第二候補のピザ&パスタのお店へ行くため小淵沢インターで降りて下道へ。

さらにそこから、私の誕生日(←前日だった!)ケーキを買うために洋菓子屋、お土産用に有名なジャム屋、さらに目についたパン屋、とハシゴ。
夫は「まだ買うの~」という感じだったけれど、私の旅の基本は「買えるときに買っておく」。
気が変わって同じ道を通らなくなることもしばしばだし、定休日や臨時休業トラップに引っかかったことも多々あるので、「寄れるときに寄る!」をモットーにあちこち立ち寄り、ようやく宿へ向かったのだった。

着いたのは陽も少し傾きかけた頃。
とはいえ、夏至も近いのでまだまだ明るい。

清泉寮の部屋は、予想以上に広々して豪華だった。
テラスからは八ヶ岳が見える。

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ロビーには大きな暖炉。

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夕方になると、火が入るのだった。

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暑いのかと思いきや、朝晩は気温がグッと下がるので、火があると湿気も吸い取られて心地がいい。

この日のメインイベントのひとつが、晩ごはん。
珍しく夫が調べてきた店が良さそうで、予約もして準備万端。
それがこの、グラタン専門店なのだった。

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ひとくち食べた瞬間、夫と「...うまっ!!」と顔を見合わせる。
とにかく、ホワイトソース部分がめちゃくちゃ美味しい。
グラタンって、たいていチーズが勝っていたりマカロニがメインすぎたりするのだけれど、ここのグラタンは間違いなくホワイトソースが主役。
聞くと、清里の新鮮で美味しい牛乳をたっぷり使っているのだそう。
これは追加注文すべき、ということで、最初に散々迷って選んだくせに、結局食べたかった種類はほぼすべて食べた私たちであった。

夜は早目に宿に戻って、誕生日ケーキで二次会。
なんと部屋にも暖炉があって、薪や道具を貸してもらえるのだ。

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パチパチとはぜる火の音の、心地いいこと。
一日目の夜は、ゆっくり更けていくのだった。

母子手帳カバー

妊婦検診に毎回持っていく母子手帳
産まれた後は、母子手帳に加えていくつかの病院の診察券、乳幼児医療証、お薬手帳、定期検診のお約束表などなど、一人の子どもに対してたくさんの医療関係のものを持ち歩かなくてはいけなくなる。

それらをひとつにまとめて持ち歩く入れ物を探して、二人目用になんとなくアンテナを張っていたら、前に買ったことのあるほぼ日手帳から、期間限定saleの予告が送られてきた。
そこにはなんと、いつも抽選販売になっているミナペルホネンの手帳カバーが!
しかも半額!

これは買うしかないと、予告された時間に満を持してスタンバイ。
前もってどの色にするかもリサーチしておいたので、迷うことなくカートに入れ、前に買ったときのデータが自動入力されたので手続きもサクサクと進み、無事購入完了。
後で見たら、なんと5分後にはsold outだった!

そして届いたのがこちら。

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柄の出方や、使われている布も一部少しずつ違う、世界にひとつの一品。
汚れちゃうかも...というのは気になるけど、この生地たちは手触りも楽しみのうちなので、透明カバーはつけずに持つことにした。

毎回の妊婦検診が、少し楽しくなった。

妻は麻婆、夫はつけ麺

理想を求めて作り続けている麻婆豆腐。
最近、ついに完成版レシピが決まった。

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四川料理のシェフが公開していたレシピで作ってみたら、これまでのものと全然違う。
豆板醤、甜麺醤、豆豉醤と使う調味料も多いけど、ちゃんと使うとちゃんと本格中華の味になることが分かった。

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四川料理はもともと、蒸し暑い盆地で発汗を促すために辛くなったという説がある。
確かにこのレシピだと、めちゃくちゃ汗が出る。
日本だと、ちょうど今の季節に食べると現地気分が味わえるかもしれない。

このところ私は麻婆豆腐を追究していたけれど、夫は夫で、最近なぜか「つけ麺」を追究している。
先日いちから作ってくれたタレは確かにとても美味しくて、麺も専門店のもので、私としては十分だったけれど、夫はまだ納得がいかないよう。
「次はあれを入れてみよう...」と何やら思い描いていたので、今度の夫ごはんが楽しみ。

6月の新生活

6月になり、入園式以来休園だった幼稚園が、とうとう少しずつ始まった。

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思いがけず2ヶ月延びた親子の時間。
休園中の幼稚園から送られてきた制作キット、やろうやろうと思いつつ、つい後回しにしていたけれど、開園が決まって慌てて息子と作ってみたり。

毎日ではない分散登園とはいえ、ほとんど社会との接点がなかった生活から助走なく飛び出した幼稚園送迎は、妊娠8ヶ月のお腹もあいまってなかなかに厳しく、早く園バスが始まらないかなぁと指折り数える一週間なのだった。

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帰り道に息子の手を引きながらふと見ると、もうアジサイの季節。

桜の頃にコロナが一気に広がり、タンポポツツジの頃はひたすら家の周辺に引きこもり、気がつけばアジサイを迎えていた。
外にあんまり出なかった分、今年は見た花のことをよく覚えている。

白ヤギさんと黒ヤギさんのごはん

先日タケノコご飯弁当を届けてくれた、お料理上手の近所のAさん。

シェフからのお届けもの - 珈琲とsofaのあるところ

最近夫がちょうどAさん宅に立ち寄る機会ができたので、そのときのタッパーをお返しがてら、夫が何か作ると言い出した。

ちょうど私が大量のゆで豚を作った翌日に行くというので、その豚を一部使って作ろうと思っていた「じゅーしぃ(沖縄の炊き込みご飯)」のレシピを夫に見せたところ、炊飯器でなくル・クルーゼの鍋で炊く、というのが夫の料理心を刺激したのか、「これにする」と即決。

ちょうど夫の休日で、私は所用で一日外出している日だったので、ついでに豚汁も作ってもらうことにして、夫ごはんの日と相成った。

 

用事を済ませてふとLINEを見ると、夫からメッセージ。

「Aさんちにごはん持っていく連絡したら、向こうでもなんか作ってくれてるらしい」とのこと。

エンドレスにお手紙を送り合うヤギさん郵便の歌を思い出してちょっと笑ってしまいつつ、内心「やった!またAさんのごはんが食べられる!」と喜んだのだった。

 

一日外出して帰ると、お腹を空かせた夫がもうスタンバイしていて、あとは盛るだけ、という状態。

手を洗って着替えて、何か手伝った方がいいかな~とキッチンを覗いたら、「座ってていいから!」となぜか追い出されたので、遠慮なくソファでテレビを見ながら据え膳を待っていたら、まもなく美味しそうな定食が出てきた。

 

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おかずはAさん。

炊き込みご飯と豚汁は夫。

Aさんのお惣菜には、私が自分では作ったことのない蕗の煮物があって、自分で作らないものが出てくるというだけで嬉しくなる主婦なのだった。

 

夫の炊き込みご飯も、これがなかなか美味しかった。

料理上手のAさんに持っていくというので、大丈夫かなぁとちょっと危惧していたのだけれど、具の切り方も私より丁寧に揃っていて、味も優しい出汁の味(出汁を取っておいたのは私だけど!)。

「美味しい!これならAさんにもOKなレベルだわ!」と言うと、さっき早速「美味しかった」メールがAさんから来ていたという。

夫曰く、切り方も一応意識して丁寧に切ったのだそう。

 

疲れて帰ってきて、美味しいごはんが自動的に出てくるというのは、それだけでもう幸せ。

これからもどんどん「褒めて伸ばす」作戦でいこうと、密かに思いを新たにする私であった。