2021年初夏の東京

定点観測、お茶の水

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この日は所用の後、千代田線の駅までてくてく歩く。
久しぶりの、都心散歩。

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ここはいったい何だろう。
以前はたぶん、何かの陰になって見えなかった建物だ。

次の用事のため表参道に移動して、ゴーッという音に空を見上げると、いろんな飛行機が5分おきくらいにやってきていた。
こんな中でも、飛行機はけっこう飛んでいるんだな。

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楽しい買い物を済ませた後、帰りは原宿までてくてく。
そういえば、駅舎が新しくなってから原宿に来るのは初めてだった。

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そのまま電車に乗ろうとして、ふと「そうだ、IKEAができたんだった」と思い出した。
めったに来ない場所だから、ちょこっと偵察して帰ることに。

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都心のミニIKEAは、思ったより小物は置いてあったけれど、あのIKEAならではの開放感はあまりなくて、行くならやっぱり大型店かなと思った。
近くを通ったらついつい立ち寄ってしまいそうではあるけれど。

けっこう歩いたので、休憩がてらドリンクを一杯。

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帰りは原宿駅から山手線。
原宿の、あの可愛い、古い駅舎がなくなってしまった。
改札内は確かに歩きやすくなったけれど、あの駅舎、なんとかして残せなかったのだろうか。

幻になるかもしれない、もしくは「あの頃ならまだ間に合った」とふりかえることになるかもしれない、オリンピック直前の東京の風景。

つかまり立ちはじめました

9ヶ月の次男、ハイハイコーナーを作ったらすぐにハイハイを始めた。
と思ったら、そこから2週間でもうつかまり立ち。

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それも、最初のグラグラした状態から、一日しないうちに急にしっかりしたつかまり立ちになったからびっくり。
前日の夜遅くに、ベビーベッドの柵につかまって一瞬立ったのを目撃したのだけれど、翌日の昼にはもう安定してつかまり立っていた。
こんな、急に進歩するもんだっけ?
長男はそもそも運動系は遅めだったので、いまいち比較ができない。
なんだか、馬とか牛とかが産まれて数時間で安定して立つようになる、あれを見ているみたいだった。

せっかく作ったハイハイコーナーも、立つとなると安全とは言えなくなってきた。
まだ1ヶ月も経たないのに、早くも次なる安全策を考えなくては...。

服が増える原因

仕事用の服をいくつか買いに行った。
メインは夏用のパンツで、よく行くお店に試着をしに行ったところ、他に「おっ」と思うTシャツがあったので一緒に試着。
私は肩幅があるから合う形のTシャツを見つけるのが昔から難しいのだけど、それに加えて年齢が上がると生地にも気を配らないといけなかったりして、一枚で着られるTシャツ選びは意外と難しい。
試着したものが思いのほか合う形だったので、試着室内ではもうほとんど買う気になっていたのだけれど、パンツに関しては他の店も見てから決めたかったので、いったんその店を後にすることにした。

次の店に歩きながら、ケータイにメモした「今日買いたいアイテム」を見直して、ハッとした。
違う違う。
Tシャツじゃなくて、手持ちの服を生かすための、別のアイテムが欲しかったんだった。
それが見つかれば、今使いにくいアイテムが2着使えるようになる。

そうだった。
こうして、服がどんどん増えていくんだよな。

① 手持ちの2着を生かすためのアイテムを見に行った先で、当初の目的を忘れて買う予定のなかったものを1着買う。
② ①のアイテムに合う、別のアイテムが欲しくなり、後日1着買う。
③ ①で目的のものが買えなかったから、生かせない2着はクローゼットに眠ったままとなる。

かくして、枚数は2着増えたのに元の2着は生かせず、枚数だけ増えた状態になってしまうのだった。

特に、女性のファッションは組み合わせが多い。
下がパンツなのかスカートなのかによって上の服の形が微妙に変わるし、手持ちの靴によってパンツやスカートの形も変わるし、靴下やストッキングも必要になるし、上の服が薄手のものだと見えてもいいインナーが必要になる。
だから、パンツスタイルならパンツスタイル、足の見えるスカートなら足の見えるスカート、ワンピースならワンピース、とある程度パターンをきめてしまわないと、服が無限に増えていくのだ。

このGWに大断捨離をして、年齢や体型に似合わなくなった服を思い切って捨てたりしたところだったから、本当に必要な服以外は増やしたくないところ。
結局、試着した店に戻ってTシャツは買わず(他に着られるものはあるから)、初志貫徹して仕事用のパンツだけ購入したのだった(えらい、私!!)。

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初志貫徹するために、買い物メモってほんとに重要。
何年か前からは、「なぜそれでなければいけないか、その基準」まで書くようにしている。
「ヒールのないパンプス。ヒール3cm以上なら○○があるから買わなくていい!」とか、
「裾が絞ってあるやつ。絞ってないやつならあれとこれが既にある!」とか、
「襟がないもの!襟があるとストールが巻きにくい!」とかとか。
このおかげで、うっかり予定外のいいものに出会ってしまったときでも、自分に「ちょっと待て!」ができて何度も命拾いをした(←大げさ)。

こういうこと、若い頃にほんと誰かに教えてほしかった...。
せめてこれからは、本当に必要なアイテムしか買わないように重々気をつけたい。

入園して一年

年中になった長男の個人面談があった。

年少のときの担任二人のうち一人が今年も受け持ってくれているので、去年からの成長をいろいろと教えてくれた。
去年指摘された課題(自分の思い通りにいかなかったときの行動)が改善されて、「すごく成長しました」と言ってもらえたり、「男女問わず、幅広くお友達と遊んでます。自分から声をかけたり遊びに誘ったりもしているので、これからもっとお友達が広がっていくと思います」と言ってもらえたり。
でも、幅広く遊ぶ割に鬼ごっことかの集団遊びにはあまり加わらないらしい。
先生は「少人数の方が好きなのかも」と言っていたけれど、私はひそかに「鬼ごっこに加わらないのはどんくさいからでは...」と思っている。
本人から聞く限り、いす取りゲームでもいつもあぶれているみたいだし...(笑)

去年の個人面談は、私にとってはけっこうショッキングだった。
それほどネガティブなことばかり言われたわけではないけれど、思ったよりネガティブなことをいくつか指摘された感じがして。
今思うと、おそらく新卒の若い先生だったから、個人面談での伝え方もちょっとぎこちなかったんだなと分かるけれど、そのときはけっこう落ち込んだ。
よく考えたら、生まれてから幼稚園に入るまでの乳児や幼児って、ただただ何をしても誉めてもらえるから、母である私自身、「ダメなことを指摘される」のに慣れていなかったのだ。

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去年の今頃は入園してすぐに休園、6月にようやく幼稚園が始まったのだった。
それを思うと、長男は一年で本当に雰囲気が変わったな。
そのときそのときでしっかり味わってきたつもりだけれど、それでも「赤ちゃんぽい幼児」が「小学生も見えてきた幼児」になるまで、ほんの一瞬だった。

こりごりリモート

先日は、初めてのリモート勤務だった。
skypeは昔使っていたけどzoom はほとんど使ったことがなくて、まずは事前にzoomの設定から。
説明書を見ながら職場の有料版zoomに登録して設定して...という慣れない作業が億劫すぎてずっとやっていなかったのだけれど、とうとう「この日はオンライン会議です」と決定したので、泣く泣く設定を済ませた。

幸い、GWにやった模様替えのおかげでいつも座る場所の背面が白い壁になったので、背景設定はしなくてよくなり、それだけでちょっと楽だった。
背景を選んだりアイコンを決めたりするのって、何でもいいと思いつついろいろ考えて時間がかかるから、本当に苦手。

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初のリモート勤務は、通勤しなくていい分楽かと思いきや、結局はそうでもなくて、すべて終わった時にはぐったりだった。
リモート勤務と言っても、保育園への送り迎えで荷物を持って自宅と保育園を二往復しないといけないし。

何より、画面越しに会議するのは本当に疲れた。
skypeを使っていたときも思ったけれど、とにかくお互いずっと正面を向いているのがしんどい。
対面で話すときって、長時間になるとみんな時々姿勢を変えたり崩したり、視線もいろんなところをさまよっていると思うのだけれど、オンラインでそれをすると「ん?何か気になるものでもあるのかな?」ってその人の視線の先が気になってしまうし、気にならせてしまうから自分もあんまりよそ見できない。
ただボーッと遠くを見て目を休めている(耳は聞いている)つもりでも、視野の限られた画面にその姿が写ると、よそ見して聞いていない人、みたいに映ってしまうし、それを避けようとすると聞いてるジェスチャーを大げさにしないといけないから、それも疲れる。

そんなわけで、終わった後は正直「もう二度とやりたくないな...」と思った。
でも緊急事態宣言が延長されると、少なくともあと一回はまた同じリモート会議になる。
それが今から憂鬱。

業務内容とは別に、今後はこういう、業務を行う「方法」が合うか合わないかで、能力が評価されてしまうことって確実にあるんだろうなと思った。
今のところ私はなんとかついて行っているけれど、やりたいかやりたくないかで言えば、確実にやりたくない。
もともと、じっと座って同じ姿勢でいるより、手を動かす仕事の方が好きだしな...。
どうせやるなら、ストレスのかからないリラックスした方法で仕事がしたい。

コロナが収束しても、オンラインが唯一の標準とはならずに、どうしたいかを各自のその時々の都合で自由に選べますように。

湯上がりっぽい女(ひと)

今期のドラマ、なんとなく一番気に入って見ているのが「生きるとか死ぬとか父親とか」。
同じテレ東の好きだったドラマ「きのうなに食べた?」とどこか通じるほのぼの・ほろ苦感があって、いつのまにか毎週一番楽しみにして見るようになった。

吉田羊のうまさはもちろん、父親役の國村隼の、「いろんな人を傷つけてもきたけど人に愛される愛嬌を持った男性」の老後ぶりがリアルで、説得力がある。
原作者ジェーン・スーさんの他のエッセイで読んだときにはうまくつかめなかった父親の人物像が、國村隼の演技を見て初めて「あぁ~、そういう人か!」と掴めた感じがする。

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このドラマを見ていてもう一人気になるのが、ラジオ番組のアシスタント役(?)の田中みな実
なんとなく男性に人気のある人、ということしか知らず、顔もよく知らなかったけど、このドラマで初めて認識。
同時に、昔少しだけ関わったことのある、ある女の子を思い出した。

女子高に通っていた高校生の頃、友達とやっていた短期バイトの仲間と、それぞれの友達を集めて何人かで遊びに行くことになった。
女子高だったので「可愛い子連れてきてよ」と男の子に言われ、違うクラスにいた友達の友達(Aさんとする。目鼻立ちのはっきりした可愛い子だった)を誘ったら、Aさんが「違うクラスの子だけだと心細いから一番仲がいい友達も連れて行っていい?」と言うので、Aさんの友達(Bさんとする)も行くことになった。
友達の友達の友達であるBさんとはもちろんしゃべったこともなく、顔もなんだか薄~くて覚えにくい子だった。
声が小さくてしゃべるとすぐ顔が赤くなるような、でも黙っているときはにこにこしている、線の細い優しそうな子だけれど、とにかく地味、というのが私たちが共通に抱いた印象だった。

それが。
バイト仲間との遊びにBさんを連れて行ったら、その場にいた男子全員が色めき立ったのだ。
ある男子は、私たちに「ちょっと!Bさんめちゃくちゃ可愛いやん!」と耳打ちまでしてきた。
私も友達も「え、Bさん?Aさんじゃなくて?」と思わず聞き返したら、「いや、Aさんもまぁ可愛いけど、それよりBさん!めちゃくちゃ可愛いやん!全然普通じゃないやん!」と言うので、私たちは本当に驚いた。
「男子が思う可愛いと女子が思う可愛いは違う」というのはよく聞くけれど、それがこれ?Bさんのどこがそんなに?と二人して不思議がったものだ。

後日、大人気のBさんを別の集まりに呼ぶ会が催されたようで、私と友達はそこには行かなかったのでAさんから聞いただけなのだけれど、そこでもやはりBさんは男子に大人気だったそうだ。

「生きるとか死ぬとか...」の田中みな実を見ていたら、そのBさんのことを久しぶりに思い出した。
もう顔も名前も覚えていない、ただその「女子からはあんなに地味に見えたのにその場にいた男子全員が色めき立った」ということでだけ記憶されている、Bさんの雰囲気を。
あぁ、そういえばあの大人気だったBさんは、こんな感じだったかも...と。

こんな感じというのは、わたしの中では「湯上がりっぽい」女の人。
ただ単にすっぴん、とかではなくて、なんか湯上がりの湯気が立ってそうな、いい匂いと共に湯気とか潤いが、首元に漂っている感じなのだ。

Bさんが果たして本当にそんな雰囲気だったのかどうか、とにかく印象が薄くて覚えていないのだけれど、大人になった今の自分から見てBさんがどうだったのか、確かめたくて仕方ない。
そして、大人になってから出会った男性たちに、Bさんの魅力を言葉にして説明してほしい。
それが「湯上がりっぽい」で合っているのかどうかも。

Bさんがあの後どんな20代になって、どんな恋愛をして、今どんな40代の女性になっているのか、かなり見てみたい気がする。

低温発酵

一年近く前に買って以来、ずっと活躍しているホットクック。
レシピ集を眺めていたらふと、使ったことのない「低温発酵調理」機能が気になってきた。

作れるものは、甘酒、塩麹、ヨーグルト、味噌などなど。
どれも「手作りしてまで...」と思っていたのだけれど、材料を見るとヨーグルトなんて(種になる)ヨーグルトと牛乳だけでできるみたいなので、ちょっとやってみようと思い立った。
とりあえずヨーグルトを作ってみることに。

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種にした市販のものと、ホットクックで作ったものを食べ比べてみたら、作ったものの方が酸味が少なく、まろやか。
食感はだいぶゆるくて、作りたてのフルーチェぐらいの感じ。
味や食感の違いが作りたてのせいなのか、使った牛乳にもよるのか、そのへんはわからないけれど、でも「これはありだね」ということで夫と一致した。

これまで毎日ヨーグルトを食べていたわけではないけれど(なくなって買い足すのが面倒なので)、冷蔵庫に常備されているなら食べてみるか、という感じ。
ただヨーグルトは花粉症にもいいというし、とりあえずちょっと続けてみようかなと思っている。

次は塩麹を作ってみる予定。