十五年ぶりに辛くない春

暖かくなる予報が出ていた週末、家族で梅を見に大きな公園へ。まだピークには少し早くて、八割方の梅は蕾。 早咲きの種だけが見頃を迎えていた。一斉に咲いてあっという間に散ってしまう桜より、一輪一輪咲いて、香りも良く、蕾から長いこと楽しめる梅の方が…

revive

使用頻度の下がった服の処分をしなければ、しなければとずっと思いながら、なかなか思い切れずにいることが多い。 サイズが合わなくなったものは比較的処分しやすいのだけれど、その中で微妙にギリギリまだ着れて、かつ形が気に入っていたジャケットがあった…

オーダー靴に手を出した

とうとうオーダー靴に手を出した。 数ヶ月前から情報をフォローしていた長野県在住の靴職人さんが、東京で展示受注会をするというのを聞きつけて、満を持して行ってきたのだ。40代に入って、そろそろ「使い捨てなくていい靴」「手入れをすれば一生履ける靴」…

冬の能登⑤ 三日目 能登よさらば

最終日も深い積雪。 断水はまだ復活していないようで、この日も給水場所を伝える町内放送が早朝から流れていた。せっかく能登まで来たけれど、この雪ではもういろいろ回ることは諦め、今日も夕方の飛行機の時間までは、輪島で過ごすことにした。 チェックア…

冬の能登④ 二日目 雪の輪島で一日過ごす

翌朝は、まだほんのり薄暗い時間の町内放送で目が覚めた。 確かまだ6時台。 いくら何でも早すぎるんじゃ...と思いながらよく聞くと、給水車がどこそこに来るという放送。 えっ、断水...?と不安になってトイレがてら洗面所に行くと、ちゃんと水が出たのでホ…

冬の能登③ 陰翳礼賛、当たりの宿

今回の宿は、いろいろ検討した末、とある民宿に二泊することに。 内装にも食器にもふんだんに漆が使われているという、純和風の小ぢんまりした清潔な宿だった。今回の旅は、全国旅行支援に加え、各自治体が支援しているいろいろな制度も使うことができた。 …

冬の能登②一日目 のとじま水族館/久々に震える

飛行機に引き続き、二週連続の水族館。 水族館や動物園好きの私だけれど、さすがにここまで連続して水族館に行ったのは初めてだ。のとじま水族館については、今回の旅行で知るまで聞いたことがなかったから、正直あまり期待していなかった。 が、これが意外…

冬の能登① 雲上を抜けると雪国だった

一ヶ月のうちに、というか二週間足らずのうちに二度飛行機に乗るという、レアな今年の1月。 ANA創立70周年記念セールに乗っかった突然の旅第二弾は、真冬の能登だった。飛行機を予約したのは11月の末。 そのときはとにかく予約期間内にどこか予約しなければ…

いいかも

二、三年前から、目の下の小皺が気になるようになってきた。 睡眠をたっぷり取って、丁寧にお手入れができるときはいいのだけれど、子どもが産まれてからというもの、そんな日は数ヶ月に一度ほどしかない。 寝不足の日なんかに、しょぼしょぼした目の下にフ…

子連れ大阪旅③ 新大阪の夜/改札のあっち側

母を無事大阪港へ帰した(笑)後は、新大阪のホテルへ。 西日の淀川はいつ見てもちょっと感傷的だ。ホテルの窓からは、直交する御堂筋線と新幹線、そして新御堂筋を行き来する車が見えた。乗り物好きの息子たちだけでなく、大人もけっこう見飽きない。 帰宅ラ…

子連れ大阪旅② 大阪で生まれた女

二日目は、小一時間の距離に住む母を大阪市内まで呼んで、海遊館へ行くことになっていた。 私はリニューアルされてから行ったことのない天王寺動物園に行きたかったのだけれど、長男が水族館を希望したのだ。姉が脚を痛めていたため、ホテルから海遊館までは…

子連れ大阪旅① 快適フライト、老舗ホテル晩年の宿泊

平日午前の羽田空港は程良く空いていた。 ANAが昨秋、創立70周年記念のスーパーバリューセールというのを行っていて、全国片道7000円というので、急遽子どもたちを連れて大阪に行くことにしたのだ。今回の旅は、夫は仕事なので私一人で二人の子連れ。 出発の…

工作DNA

12月途中からの短縮保育、冬休みを経て、一ヶ月ぶりにようやく、次男と二人で過ごす日中が戻ってきた。 長男のお昼ごはんを考えなくていい&子どもたち二人の相手をする時間がたった二時間減るだけで、負担が大分違う。年始に夫が作った二段ベッド下段。 二…

東京消防出初式(後編)

一気に江戸と化した会場で、江戸消防記念会の人々による「はしご乗り演技」が始まった。本職は鳶の人が多いそうで、それも納得の、サーカスかと思うようなすご技が次々と繰り出される。後ろで人々が手に持っている、巨大でんでん太鼓みたいなものは「纏(ま…

東京消防出初式(前編)

東京に住んだら三大やってみたいことというのが私にはあって、そのひとつが「東京消防出初め式に行く」だった。 毎年、お正月気分が薄らぎ始めた頃に、ニュースでちょこっと映る大規模な訓練(?)みたいなのが、とても気になっていたのだ。 ちなみに、あと…

年末関西一人旅③

大阪へ来たのはある用事があってのことで、二日目はほぼそのためだけに予定を空けてあった。 ただ用事は午後からだったので、せっかく大阪へ来たからにはそれっぽいところでお昼を食べようと、乗り換えがてらなんばで一旦降りることにした。向かったのは、「…

年末関西一人旅②

京都から大阪へは、JR、阪急電車、京阪電車の3ルートがあって、この日は数年ぶりに乗る京阪電車で移動。 大阪の北浜に宿を取っていて、その近辺で学生時代からの友人と会うことになっていたのだ。友人とはもうコロナな世の中になってから会っていなくて、去…

年末関西一人旅①

下りの帰省ラッシュピークという日に、東海道新幹線で東京から京都へ。 早めに着きたかったので、自由席の空いている席に飛び乗り、予定より一時間早く東京を出発した。この日は富士山日和。 ただ、飛び乗ったのは通路側のD席だったから、それほど心待ちにせ…

近すぎちゃってどうしよう

そのうち家族で行こうと行っていた富士サファリに行ったのは、12月初旬のこと。 あっというまに三週間も経ってしまった。その日はもともと法事の予定だったのだけれど、集まる予定だった親戚宅に赤ちゃんが生まれたばかりで、感染を警戒して法事は延期となっ…

静かに過ごすクリスマス

クリスマスイブは、出たついでに久しぶりのカフェに寄ってひと息。先週末は、数ヶ月ぶりに会う友人と久しぶりの晩ごはんだった。 時々東京の家に来る、週末婚の友人だ。 仕事帰りに待ち合わせて、始まったばかりの服屋のプレセールにちょっとだけ付き合って…

今年買って良かったもの 2022(雑貨編)

こまごまとしたものも、実によく買った2022だった。 雑貨部門で買って良かったものは、この二つ。①アルネヤコブセン腕時計(大) 物欲が爆発している - 珈琲とsofaのあるところ②ミドリ ダンボールカッター 去年この存在を知って、カッターに1000円という値段…

昭和の健診、すべりこみランチ

何年かぶりの婦人科健診だった。最後に行ったのは、次男を妊娠する前だったか。 気づけば数年、子宮頸がんも乳がん健診も受けていなくて、今年こそは必ずと思いながら、年末ギリギリの受診になってしまった。今回は以前行ったことのある婦人科ではなくて、ネ…

大量調理への憧れ

先日書いたように、ずっと欲しかったアルミの大鍋を買ったのが先月のこと。 今年買って良かったもの 2022(キッチン編) - 珈琲とsofaのあるところ 冬場は特に活躍するだろうと思っていた通り、出汁取りに下茹でにと、週に一度は大量の何かを作っている。こ…

病院巡りの師走

11月半ば、左目に突如黒い糸くずが現れて眼科を受診したのを皮切りに、怒涛の病院巡りが続いている。 健診や予防接種、子どもの通院も含めてではあるけれど、それにしても多い。 12月は既に6回病院に足を運んでいるから、三日に一回以上通院している計算にな…

今年買って良かったもの 2022(キッチン編)

年末恒例の「買って良かったもの」。 今年はとにかくいろんなものをよく買った。 候補が多すぎるので、キッチン編と雑貨編に分けてみた。 まずはキッチン編の「調理器具」部門から(まだ分けるんかい)。【調理器具部門】 ①中尾アルミの大鍋三年ほど前から、…

エルピスにどっぷり

今期の話題作ドラマ「エルピス」がすごい。 回を追うごとに「神回」度が増していて、どっぷりハマっている。 最新回も、「神回だ!」と思った前回をまた軽く超えてきた。(※以下、ネタバレになるのでご注意)ストーリーの流れ、細部、どこを取っても目が離せ…

ランチだけで終わった

珍しく、夫が子どもたちを連れて山登りに行くことになった。 長男が一、二歳のときにもあったのだけれど、もらいものの登山用ベビーキャリアを使いたいという理由で、重量オーバーになる前に今度は次男も連れて行きたいらしい。 少し心配ではあったけれど、…

初参戦、蚤の市

先週末は、初めて行く「東京蚤の市」へ。コロナで三年ぶりの開催とか。 同じ主催者の大きなイベントマーケットがいくつかあって(北欧系のものとか、文具系のものとか)、いつも行きたいなぁと思っていたのだけれど、出産・育児で見送り続けてきた数年だった…

そうか、もう超えたのか。

夜の後片付けをすべて終え、布巾を煮洗いしていたら、ふと思い至った。 実家以外で一番長く過ごした京都での年数より、東京で暮らした年数の方が長くなっていたのだ。そうか、とうとう。 もう超えたのか。最近始めた、夜にやる布巾の煮洗いタイムは、ちょっ…

手帳はアナログ派

来年の手帳を買う季節になった。ここ数年、試行錯誤の末に今年試してみたパターンがけっこう機能しているので、来年も同じパターンで行くことにした。 それがこれ。三冊持ち。ほぼ日の「day-free」「WEEKLY」、文具メーカーミドリのMDノートの薄いもの、の計…