あることで、このところずっと胸に重たい石を抱えていた。
その日が来るまでは、不安だけれど自分ではどうしようもできない日々。
「考えないで過ごす」ということが大の苦手だったけれど、
子どもの前で暗い顔をしているのはよくないと、今回初めて「考えないで過ごす」ことに全力を傾けた。
結果、それは正解だった。
蓋を開けてみれば、必死で考えていても無駄になるような一件だった。
子どもがいることで、こんなふうに自分が少しずつ変わっていく。
事の先行きが見えてきて、ようやく外でゆっくりランチをしたい気持ちが戻ってきた。
連れて出てきた息子も、ちょうど抱っこひもでスヤスヤ。
久しぶりの明るい空間は、
傷ついて疲れた心を、しみじみと癒してくれた。