『光の犬』

数年前にあるブログで最初の作品『火山のふもとで』を知ってから、すっかり好きになった著者の新刊。

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前々作『沈むフランシス』で出てきた、北海道の架空の町「枝留(えだる)」がまた舞台になっていると知って、ゆっくり読みたいから、めったに買わない単行本を買った。
もったいないから、本当にちょっとずつちょっとずつ、唯一ひとりになれるお風呂で読み進めている。

四作しかないうちの一作は軽井沢、二作は北海道が舞台。
著者は、寒冷地の空気感が好きな人に違いないと思う。