NHKの『趣味どきっ!』で、最近「人と暮らしと、台所」シリーズが始まった。
建築家の中村好文氏も出ると知って、ワクワク録画。
第二回は信楽に住む陶芸家夫妻の家だった。
家族5人で一緒に作業ができる台所。
「台所に住む」をコンセプトにおうちを建てたという台所は、ものすごく私好みだった。
家具職人の同級生に作ってもらったという、調味料を(醤油の一升瓶からスパイス類まで)一括して収納できるワゴン。
作業台の下にぴったり収まるばかりでなく、
ワゴンだからキャスターがついていて、料理するときにまとめて調味料を好きな場所に移動させられるというのにも、なるほど~...と羨ましくなった。
陶芸家夫婦なので、使い勝手の確認も含め自作の器をたくさん使っているのだけど、
「盛りつけだけでなく、洗うことや収納も『使う』に含まれる」という考えにちょっとハッとさせられた。
本当にその通り。
だんなさんの方は、食洗機で使いやすいよう(水が溜まらないよう)カップの高台をなくしたと言っていて、その細かな微調整にも感じ入った。
いただきものも含め、たくさんの器を収納するのに「似たもの同士をまとめるコーナーを作るとすっきりして見える」という奥さんの言葉にもウンウン納得。
第一回の有元葉子の台所は、素敵だけどすっきりしすぎていて、私の好きな台所とはまた違うなぁと思っていたけど、
この陶芸家夫妻の台所は、3人の娘と暮らす生活感も適度にあって、子育て世代の自分としては親近感を覚える台所だった。
次回はいよいよ中村好文氏。とっても楽しみ。