ママを楽しむ

久々の大都会、六本木。

息子と同学年の子どもたち&ママで、「ムーミン展」を見に行ったのだった。

f:id:coffeesofa:20190426163303j:plain

都心で働いていた頃はいつでも行ける気軽さがあったのに、動き回る子連れ&大荷物で、電車とバスを乗り継いで...となると、すっかり足が遠のいてしまっていた。

雨が降りそうだったこともあり、今回初めて、ベビーカーを使わずに徒歩だけで息子を連れ歩いた。
どうなることかとドキドキだったけれど、六本木ヒルズでベビーカーを借りて、その間にうまい具合にお昼寝をしてくれたので何とかセーフ。
念のため抱っこひもも持って行ったけれど、着替えや水筒やおもちゃやオムツが入ったパンパンの荷物を持ちながら、14kgになろうとする息子を...なんて、絶対無理だった。

途中、バスの座席で荷物と息子を抱っこして身動きひとつ取れないでいたら、横に立っていた年配の女性が「荷物、持っててあげる」と言って、重い重いリュックを手で支えてくれた。
バスから降りるときも、靴を脱いでしまっていた息子を見て「いいから、ゆっくり履かせて来てあげて。私、これ持ってそこで待ってるから」と言って、荷物を持ってバスの出口で待っていてくれた。

妊娠中に席を譲ってくれたのも、子育てを経験した感じの女性が圧倒的に多かった。
理解があるのもあるけど、たぶん、手を差しのべることにためらいがないんだと思う。
「絶対役に立つはず、ありがたいはず」というのを知ってるから、体がサッと動くというか。

自分も、将来そんなおばちゃんになるだろうなと思う(笑)

今回、ベビーカーを押すのでなく、息子と手をつないであちこち歩いていたら、不安(いつ寝てしまうか、抱っこ!と言い出すか)はあったものの、とても楽しかった。
ベビーカーだといつも顔が見えないけど、一緒に歩いていると、客観的に小ささが分かる。
まだ自分が子どもを持てるかも分からなかった頃、街を歩いている小さな子ども連れのママを見て、「いいなぁ...」と思っていた。

その幼児連れのママに、今、なってる。

そう思ったら、ぷくぷくの肉付きいい小さな手を、改めてギュッと握りしめてしまうのだった。