富豪のパフェ

はるばる飛行機に乗って遊びに来てくれた大学時代からの友達と、恒例の(?)おいしいもの巡り。

今回は、私よりはるかにグルメなその友達に、東京で行きたいお店をリストアップしてもらった。
そのうちのひとつがここ。

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汗の止まらない猛暑の中、洗練された店内に足を踏み入れると、急に心地いい冷房。
風ではなく空気自体が冷えている感じで、一気に生き返った気がした。
照明もかなり落としてあって、壁の素材も熱を吸収しなさそうなコンクリートっぽい素材。
生ものをたくさん扱うお菓子のためか、店内は体感的にも視覚的にも、全体にとてもcoolな印象だった。

ケーキも心惹かれるものがいっぱいあったのだけれど、ここへ来た目的はパフェ。
何と言っても、その値段がすごい。
ドリンク付きではあるけれど、ちゃんとしたフレンチのコースランチが食べられるくらいの金額、と言っておこう。

友達は桃のパフェを、私はマンゴーのパフェをチョイス。
桃の方には桃アイスの他に生姜味のアイスが、マンゴーの方にはマンゴーアイスの他にココナッツ味のアイスが。

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さすがにどちらもものすご~くおいしかった。
でも、こんな富豪のパフェを食べるのは、たぶん生涯最初で最後だろうな。

高いお金を払ったので(ってことでもないけど)、時間をかけて涼みながら、積もる話をしゃべりにしゃべりまくる私たち。
どこからか「きのう何食べた?」の話になった。
友達もあのドラマが大好きで、いかに良かったかを熱く語り合う。

ちなみに彼女は昔から異様に人の物真似が上手い。
パフェをひとくち食べた瞬間、私が「ん~~!ケンジ(←きのう何食べた?の主人公で、おいしいものへのリアクションが毎回特徴的)呼んできたい!」と思わず呟くと、彼女が手を止めて「...え、(ケンジ)やれって?」と言うので噴き出した。
この、すべてを勝手にネタ振りと取る大阪人の感性、懐かしすぎて涙が出る。

もちろんそのあと、ケンジそっくりの声と仕草で「トロットロ~~!!(ハートマーク)」とやってくれたので、しばらくお腹を抱える羽目になった。