凄腕の助手が来た

妊娠9ヶ月に入ったあたりから、夕飯作りが本気で大変になってきた。
とにかく、しばらく立ったままでいるとお腹が張ってくる。
お腹が張ったときは安静にして休む、というのが一番の対処方法なのでそうするのだけれど、5分立っては10分休む、みたいなことをしていると夕飯作りなんて延々終わらない。
高めのスツールをキッチンに持ってきて、切る作業はすべて座りながらやったり、できるだけまだ体力のある朝のうちに仕込みは済ませたりしていたけれど、毎日のことなのでだんだん億劫さが増し、夕飯作りが憂鬱になっていった。

そんなとき、もともと産後の生活のために買おうと思っていたSHARPのホットクック(自動調理鍋)について調べていたら、まさに妊娠9ヶ月頃にホットクックを買って大活躍した!という記事を発見。
ホットクック様をお迎えしました - カリントボンボン

里帰り出産はせず、義実家にもできるだけ頼らずに産後生活を送るため、妊娠が分かって以降いろいろな対策を考え始めて、ホットクックの導入を決めたのが年明け頃。
買った人のブログや、実際使っている知り合いの感想を踏まえると、高くてもこれは絶対に元が取れる!と判断して。
産後の1,2ヶ月を家事代行や宅配弁当で乗り切ることも考えたのだけれど、長い目でその後の二人育児も考えると、ホットクック導入がいいだろうということになった。

我が家の価格リサーチ担当の夫が価格推移をウォッチし始め、新機種が出(て旧モデルが下が)る時期やら家電価格が下がる時期を虎視眈々と狙っていたのだけれど、ちょうどそんな頃にコロナ禍が勃発。
巣ごもり需要でのホットクック人気は凄まじく、手が出せない値段に上がってしまった。
それでもギリギリまで...と待っていたけれど、妊娠9ヶ月の夕飯作りの大変さを考えると、これは今既に使いどきでは...?
夫共々使い方に慣れておく意味でも、まさに今が使いどきでは...?
ということで、電子マネーのキャンペーンとの合わせ技ができる時期を夫がめざとく見つけ、なんとか手の出せる値段での購入に漕ぎ着けたのだった。

そして届いたホットクック様がこちら。

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選べるなら白がよかったけれど、なぜか赤だと少し安いので(赤、不人気?)、実を取って赤を購入。
さっそく試運転をと、家にあったものだけで作れる「切り干し大根の煮物」を試してみることに。
切り干し大根を水で戻して、油揚げを刻んで、調味料と一緒に内鍋へ投入。

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「ホットクック買ったよ~」と姉にLINEしながらゴロゴロしていたら、あっというまに25分経過。
蓋を開けたら...出来上がってる!

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しかも普通に美味しい...。
スーパーでお惣菜を買ってくるのと違って味も好みに調整できるし、量も作り置きしておける。

切り干し大根があまりにもスムーズにできたので、次に試そうと調べておいたチャーシュー作りを、続けてやってみることにした。
豚肩ロースの塊にフライパンで焼き目をつけ、あとはまたお肉と調味料を一度に投入してスイッチを入れるだけ。

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一時間半したら、トロットロのチャーシューが完成していた。

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チャーシューはストウブの鍋でも時々作っていて、それもとても美味しいのだけれど、それより柔らかく煮崩れずできる感じ。
なんかちょっと悔しい...。

これまで、たとえば電子レンジを新調したときなんかに、付属のレシピブックでいろいろ作ってみたりしたけれど、結局時短にはなっても、これまで通り鍋やフライパンで作った方が断然美味しかったりした。
でも、さすがにホットクックは違う。
自動調理家電というだけあって、ちゃんと一品任せられる感じ。

料理はどちらかといえば好きな方だし、妊娠中とか産後でなければ苦にならないけど、これは何か新しい相棒になっていく気がする。
定番のおかずはホットクックに任せて、自分は新しいレパートリーに挑戦するとか、凝ったメインを作るとか。
あと、夏場に火を使わず煮込みができるというのも、暑がりの私にはけっこうメリットが大きいかもしれない。
夏場はいかにして火を使う時間の少ない料理にするかを重視するあまり、料理のモチベーションがけっこう下がってしまうから。

息子のお弁当おかず作りも、二人目が大人と同じごはんを食べられるようになるまでの数年間も、なんか乗り切れそうな気がしてきた。

それにしても、こんな家電を作ってしまうメーカーの人って、ほんとすごいな...。