魔法の粉

最近よく行くランチのお店がある。
パンとコーヒーが美味しくて、でもそれだけじゃなく野菜たっぷりのお惣菜が嬉しくて、妊娠中からけっこう通うようになった。

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ここのサラダが、いつも「?」という美味しさで、いったい何の味だろう...と毎回不思議に思っていた。
サニーレタスにオリーブオイルと塩をかけただけのシンプルなサラダなのだけれど、ゆで玉子なんて入ってないのに、ゆで玉子の味がするのだ。

これはいったいどういうことか...と思っていたら、ある日謎が解けた。
塩だったのだ。

ある日、店内に「当店のサラダに使用している塩です」と書かれた塩がひっそり売られているのを発見。
もしや!これがあの不思議な美味しさの正体?
早速買って帰ってみたら、ドンピシャ、その正体だった。

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「黒塩」と書いて売られているので調べてみたら、ヒマラヤ岩塩の一種のよう。
中でもこの黒塩は、硫黄の香りがして独特の風味があるそうな。
そうか、硫黄!
だからゆで玉子の味がしたのだ。

ひとつまみ何かにかけるだけで、びっくりするほど美味しさが増す。
肉や魚はもちろん、蒸し野菜とか、切っただけのトマトとか、シンプルなものであるほど美味しさが際立つ。
溶かすと硫黄臭が弱まるから、表面にパラパラかけて食べるのがおすすめ。

あまりに美味しくて、「もうちょっとだけ...」と追加していたら、これ、塩だけでも十分だなと思えてきた。
この塩だけで、赤ワインがイケる(笑)

なくてはならない調味料になりつつある、魔法の粉。
今のところ、そのカフェで買った少量をちびちび楽しんでいるけど、そのうちネットでまとめ買いしてしまいそう。