Don't miss the bus, please!

あっという間に12月も半ばを過ぎた。
まさに師走。すごい早さで時間が経っていく。
紅葉が遅れていた日陰の銀杏も、いつの間にかすっかり色づいて、そして散っていった。

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12月の幼稚園はほとんどが午前保育で、送っていったと思ったらすぐに帰ってくる。
子どもが家にいる夏休みや冬休み、親は大変だと聞いてはいたけれど、ほんと、何もできない。
夏休みは出産前後でほとんど預り保育をお願いしていたから、実質初めての長期休みなのだった。

このところ、朝がまだ暗いせいか、それともなんとなくなのか、息子の身支度がどんどん遅くなっていた。
ごはんを食べるのがやたら遅かったり、食べるのが早くても遊びに夢中になって、次の行動に移れなかったり。
毎日毎日急かして何とかギリギリバスに間に合っていたのだけれど、だんだん疲れてきて、ほんとに遅れたらどうなるか一回分かってもらおうと、ある日ついに、敢えてバスに乗り遅れる作戦を決行したのだった。
時計の絵とやるべきことを絵に描いた紙を壁に貼ってあるので、朝の行動は息子も分かっている。
にもかかわらず、私が「時計を見て。もうお着替えする時間だよ!」「もうトイレの時間も過ぎてるよ!」と何度言っても「わかってる!」と遊びをやめようとしないので、「ママはもう何も言わない。自分で考えて動いてね」と言って放置することにしたのだ。
当然家を出る時間は過ぎ、バスに間に合わないことが確定。
幼稚園にはこっそり電話を入れておいた。
息子は、しばらくは本当にバスが行ってしまったと思っていなくて悠長にマイペースで準備していたけれど、いざ玄関を出ようとしたときに、私が「バス停行ってもいいけど、もうバスは行っちゃったよ。待ってても来ないよ」と言うとパニックに。
そこからがまぁ大変だった。

すったもんだした挙げ句、一時間ほど遅れて公共バスで幼稚園に到着。
本当は自転車で行きたいところだけど、まだ乗せられない赤ちゃん連れなので、遅れたら連れていくこっちも大変なのだ。
その大変さ(行くまでに赤ちゃんの荷物をまとめたり、バスを待ったり乗り換えたり、着いたらもうみんなが活動を始めている中に入って行って変な注目を浴びたり)を身をもって体験してもらうのが、敢えて乗り遅れる作戦の趣旨なので仕方ない。

そのおかげで、とりあえずその後すぐは朝時間通りに行動するようになった。
でもまだ日が浅いから、本当に効を奏したかは、要経過観察といったところ。

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そんなこんなの12月。
登園もあとわずかで、そうしたら一気に年末年始だ。
今年はどこへも行かず、新メンバーの増えた家族で、ゆっくりお正月を迎えたい。