おじさまと猫

長男が産まれた四年前から、ドラマを見るようになった。
きっかけは、授乳中にできることがそれしかなかったから。
両手が塞がっている中、唯一できるのがTVを見ることだったのだ。

高校時代を最後に、わざわざ毎週見ないといけない連続ドラマなんて朝ドラ以外見ることがなかったというのに、たまたまそのとき見たのが「逃げるは恥だが役に立つ」だったせいで、ドラマ、めっちゃおもしろい!となって、以来だいたい毎期ひとつは見ている。

今期は豊作で、もうこれ以上増やすまいと思っていたのについ継続してしまっているのが、「おじさまと猫」。
動物だから長男も興味を示すかな~、と軽い気持ちで録画しておいた第一話を見たら、出てきた猫がめちゃくちゃ可愛くて、毎週見ることになってしまった。

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CGではなくロボット?だと思うのだけれど、表情とか仕草がめちゃくちゃ可愛い。
そして何より、大きさといい丸みといい重みといい、今の次男に似ているのだ。
猫の可愛いシーンが出てくるたび、「か~わ~い~!」と悶えながら自分も何かを抱っこしたくなって、ついわざわざ次男をベビーベッドから抱き上げに行って、むぎゅむぎゅしてしまうのだった。

主人公の「おじさま」は、愛妻を亡くして以来ずっと落ち込んでいて、笑顔のない毎日を送っていたときに、犬猫好きの幼なじみの言葉がきっかけで、苦手だった猫を出来心で飼い始めてしまう。
運命的に出会ったその猫に、以前のおじさまからは考えられないくらいメロメロになるのだ。
そのおじさまのメロメロ具合も、様子を見にきた幼なじみのおじさまのメロメロ具合も、めちゃくちゃ可愛い。
可愛いものをかわいがっている時って、かわいがっている人まで可愛く見えるんだなぁ(笑)

抱っこできるものがいるのって、それだけで幸せ。