久しぶりに夫と私どちらにも予定がなかった週末、子どもたちが楽しめるどこかに行こうという計画が急遽持ち上がった。
本当は屋外の近場を予定していたのだけれど、あいにくの雨予報。
郊外方面で、どこか屋内で遊べるところ...ということで、前から一度行ってみたかった京王れーるランドに行ってみることにした。
二階建てのさして広くはない施設に、本物のバスの運転席で遊べるコーナーや、電車でGOみたいな運転シミュレーター(別途料金)、広い場所でプラレールを作れるコーナー等がある。
ご多分に洩れず乗り物大好きな長男は、大興奮であちこち駆け回りまくり。
入ってすぐ時間指定のチケットを取っておいた運転シミュレーター、時間が来たので行ってみると、元運転手さんがつきっきりで操作指導してくれる本格的なやつだった。
線路脇にある標識の意味とか、京王線が昔路面電車だったこととか、大人が聞いても楽しめる知識いっぱいで、夫が一番喜んでいた。
プラレールコーナーも密を避けるため整理券制だったので、その間次男は赤ちゃんコーナー(こちらも整理券制)で放牧。
せっかく広い場所に放ったのに、なぜか一ヶ所にとどまる赤子。
お昼は、隣にある屋内遊具施設「京王あそびの森ハグハグ」のカフェで取ることにした。
のだけれど、これが激混み。
たぶん皆同じことを考えていて、15時以降だとあそびの森の入場料金が安くなるので、その前にここで休憩して時間調整していたのだ。
その証拠に、15時前になったらあっというまに人がいなくなっていた。
なんとかテラス席を取ったものの、ここの食堂、オペレーションが悪すぎてごはんがなかなか出てこない。
セルフサービスなので、呼び出しベルを渡されて出来上がりを待つシステムなのだけれど、厨房と受け渡しカウンターに10人近く従業員がいるにもかかわらず、全然回っていない。
見ていると、誰かがセットしたトレイに出てきた料理を置いて、そのトレイをまず完成させるのかと思いきや、なぜか置いた皿を別のトレイに置き換えている。
それが何度も何度も繰り返されている。
右のトレイに置いた皿を左のトレイに移し、左のトレイを右に移し...みたいなことが延々繰り返され、やっとベルが鳴ったと思ったら「先に飲み物だけどうぞ」って、おい!
空腹の子どもに甘い飲み物だけ与えて、さらに待たされること20分。
あまりに不思議なので、どの部分の段取りが悪いんだろうとカウンター前でじーっと観察していたら、圧をかけたと思われたのか、厨房から人が出てきて「次出ますから!」とわざわざ言いに来た。
オペレーションの改善ポイントを分析したかっただけなんだけど...(笑)
結局謎オペレーションの原因は分からないまま、
大して難しそうでもない(たぶん冷凍に火を通しただけ、みたいな)料理を食べ、夫と「今度からは食べ物持参だね、ここ...」と言い合いながら、15時からの「あそびの森」へ向かった。
食堂内を横切りつつ走るミニ列車(別料金)。
あいにく一人分の席しかなかったので息子に「一人で乗れる?」と聞いてみると「のれる!」と言うので、一人で乗せてみることにした。
私と夫は、手分けして撮影ポイントでスタンバイ。
あちこち走り回りながら、息子に手を振りまくった。
これぞザ・子育て中の親、って感じだ。
いろんなコーナーを堪能すること二時間半。
閉園の時間が来て、最後にトイレを済ませるのだけれど、トイレに行きたがらないおこさまたちが進んで行きたくなる素敵トイレがこちら。
子ども用便器のある個室が電車になっているのだ。
まだまだ遊びたがって電車の改札を入ろうとしない長男をなんとか電車に乗せ、大人も子どもも帰りの電車は爆睡だった。
翌日にさっそく長男が描いていた絵。
長男は、いろいろ連れて行き甲斐のある子どもなのだった。