廻る夏休み初日

夏休みが始まった。

去年は5月末までコロナ休園の代わりに夏休みに入るのが遅かったし、入ったら入ったで出産時期と重なって、入れ替わり立ち替わり身内に来てもらったりしていたから、幼稚園に入ってから初めての家族だけでの夏休み。
本当なら帰省とか旅行とかしたかったけれど、今年はできないし、近場で毎日何かしら楽しみを見つけるのが大変だ。

初日はちょうど夫が休みだったので、用事を済ませがてら、久しぶりに外食することになった。
少し前に夫が「カンブリア宮殿」でスシローの特集を見て、一回実際に見てみたいというので、子連れでも行きやすいし息子も喜ぶし、ということで初めてのスシローへ。

夫が見てみたかったのは、「引き込み線」のあるこのレーン。

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普通はレーンは一本で、注文したらお皿に番号札がついて回ってくるらしいのだけど(←私は回転寿司には詳しくないので夫談)、スシローは席ごとに引き込み線があるから、取り損ねてもまた一周してくるまで待つ必要がないし、レーンも混まないのだそう。
注文したらけっこうすぐにお皿が回ってきて、専用の引き込み線で近くに来て停まるのが駅みたいで、確かに大人もかなり楽しめた。
コロナ対策で、できるだけ店員が関与しなくていいよう席案内や精算もほとんどセルフでできるようになっているし、店内もまずまず清潔だし、これはリピートありだなと思った。

自分が外国人だったら、日本に来て行きたいのってこういうところだろうと思う。
いわゆる「クールジャパン」みたいなやつじゃなくて。
細かいところに小さな創意工夫があって、エンターテイメント性があって、清潔で、かつリーズナブルに楽しめる場所。

今年、こんな強引な形でのオリンピック開催がなかったら、きっとたくさんの外国人にこういうお店を楽しんでもらえたんだろうな。
遠くに行けない代わりに、外国人の目になって、近場の日本の楽しさを再発見する日々。