エイジングを楽しむ

三年前に新調したフッ素加工のフライパンが、どうも焦げつきやすくなってきた。
確かにここ三年ほどフライパンの使用頻度が増えていて、それに伴い「やっぱり鉄のフライパン欲しいなぁ」という気持ちが高まってきていた。

実は、鉄のフライパンは結婚してから一度処分したことがある。
処分と言っても捨てたわけではなくて、買い替え&下取りキャンペーンがあって、そのときに下取りしてもらって新しいフッ素加工のを割引で買ったのだ。

そのとき下取りに出したのは、独身時代に買った無印の鉄フライパン。
「どうせ使うなら鉄分が摂れる方がいいな」と思って買ってはみたものの、一人暮らしでそう頻回に炒めものをすることもなく、だんだん錆が出てきてしまった。
使うたびに錆を落としてから...というのも面倒くさくてだんだん使わなくなり、さらに錆びていく悪循環の末、下取りキャンペーンに目がくらんで手放してしまったのだった。

その後、長男が成長して食べる量が増えたり、忙しくてパッとできる炒めものが増えたりで、ここ三年ほどでフライパンの使用頻度が急激に高まった。
どうせ炒めるならカリッと高温で炒めたいなぁ...しかも使えば使うほど劣化するのでなくて、使いやすくなってくるものがいいなぁ...やっぱり鉄か、と思って探し始めたのが去年ぐらい。
ネットでリサーチし、現物も何度か見に行って、中華鍋と二択で迷った結果、「餃子が焼ける平らな底面」「オーブンに入れられる持ち手の短さ」が決め手となって、ついにラ・バーゼのフライパンを入手したのだった。

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ジャーン。

折しも今年は結婚六年目、「鉄婚式」の年。
木婚式」だった去年は木のソーイングボックスを買って、そのときに「来年は絶対鉄のフライパンだ!」と心に決めていたのだ。
coffeesofa.hatenablog.com

鉄フライパンが我が家に来て一ヶ月余り、炒めものはもちろん、ハンバーグを焼いたり(焼き目をつけた後オーブンが使えるのは本当に便利!)、餃子を焼いたり、これまではほとんどしなかったステーキを焼いたりと、週に3日は大活躍。
だんだん油が馴染んできて、最初よりだいぶいい感じになってきた。

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道具を育てていくのは楽しいな。