そんなこんなの師走

幼稚園の短縮保育のせいか、とにかく毎日が飛ぶように過ぎる12月。
幼稚園の用事に年賀状の手配、そこへ飛び入りの用事なんかが入って、先週から今週にかけてはとにかくてんやわんやだった。

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学生時代の友人から、実は明日東京に行くという連絡があって、二年ぶりだか三年ぶりだかに会うことになった。
友人はここ数年四国で暮らしていて、時々用事で上京するときに連絡をくれていたのだけれど、この二年はコロナで上京の機会もなく、今後は上京するための用事自体がなくなるというので、子ども二人を引き連れて急遽会うことにしたのだ。
動きたい盛りの子連れなので、近くまで来てもらってあの手この手で子どもたちの間を持たせながら、なんとか二時間もしゃべり倒した。

「知り合い」でも「同僚」でも「ママ友」でもない、昔からの友人とのおしゃべりは本当にいつぶりか思い出せないくらいで、高揚した気分のまま、すっかり暗くなった帰り道を自転車で急いでいたら、なんと道端にお年寄りが倒れている場面に出くわした。
完全にうつ伏せに倒れていて、頭を打って出血している。
既に2,3人が手を貸していて、私の出る幕があるのかは分からなかったけれど、思わず停まってしまった以上見過ごせなくて「お手伝いできることありますか」と聞いたら、救急車を呼んでいた若い人に「私、このあたりの土地勘がないので、救急の人に場所を説明してもらえますか」と頼まれた。
あぁ、力になれることがあった、声をかけてよかった、と思いながら電話を代わり、救急隊員に場所を説明。
その間にお年寄りは少し顔色が戻ってきた様子だったので、子どもたちを連れていることもあって、私は先に行かせてもらうことにした。

なんとか家に帰り着き、少しだけひと息つきながら、出かけている間に入ってきていたメールやらラインをチェックしていたら、大阪でビルが放火されて死傷者多数、というニュース。
えぇっ...!これ大変なことでは...と思わずTVをオン。
ついさっき出くわした、救急車を呼んだお年寄りのこともあって、なんだか気持ちが不穏になってきた。

落ち着かないけど、TVを消して、とりあえず幼稚園から来ていたメールだけ早めにチェックしておこうと開いたら、なんとこれもふだんなかなかない内容のメールだった。
息子のクラスの保護者だけに出されたメールで、「お話がありますので、週明けの月曜日、お集まりください」というもの。
内容は書かれていなくて、そんなメールは初めてだったから、「何?何があったの?」とまたまた不穏さが増すことになったのだった。

数年ぶりの友人とのおしゃべり、倒れていたお年寄り、放火殺人、謎の呼び出し...
ひとつでもなかなか起きないことがいくつも重なって、さすがにこの日はぐったりした。
重なるときは重なるものだ。

結局、幼稚園の呼び出しは担任の先生の妊娠ということが後日分かって、ホッとしたけれど、「わざわざ土日を挟んでする話だったのか...?」という思いはちょっと残ったり。
まぁ、おめでたい話だからよかったのだけれど。

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そんなこんなの師走。
気づけば残りあと一週間強、大過なく無事に過ごせますように。