シュー、コン、ニン、ラン

数年前にネットで「ラン活」という言葉を見たときは、てっきりランニングする人たちの活動だと思い、わざわざ「活」と付くからには、ランニングステーションでの交流とかそういう「コミュニティ」的要素が加わったものなのかな...と勝手に思っていた。
それがランニングとは全く無縁の「ランドセル活動」だと知ったのは、ごく最近、ここ一、二年のことだ。

何でも、幼稚園年中の終わり頃からランドセルを探し始めるのが「ラン活」らしい。
なんでそんなに早く探し始めるかというと、人気のメーカーのものは、春先(つまり入学一年前!)早々に売り切れてしまうからだそう。
ランドセルなんてデパートとかショッピングモールの売り場で売ってるやつを適当に選んで買うんじゃないの?と思っていた私は、昭和時代からアップデートされていなかったみたい。
今は人気のメーカーのものは受注生産になっていたりするのだそうで、まずはそういうメーカーのカタログ請求をするのがラン活の始まりらしい...と知って、とりあえずどんなものかと、有名どころのものを取り寄せてみることにした。

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カタログが立派...。
ランドセルを背負う本人の当事者意識を高めるためか、絵本までついている。
こんな立派なカタログが請求すれば無料で送られてきて、しかも毎年新しくカタログが作られるのだから、それはランドセルの値段も高騰するというものだ。
夫は「広告費にお金をかけてるのは好きじゃない。3割は広告費が上乗せされてる」と逆にへそを曲げてしまった。
いやまぁ、分かるけど...。

就活、婚活、妊活とそれなりに経験したことはあるけれど、今度はラン活ですか...という気持ち。
就職して、結婚して、子どもができたら、活動の舞台は子育てに移るのだなぁ。

とりあえずは、ランドセルの相場感や見る目を養うために、お勉強の日々が始まるのであった。