ひぞうか

「○○くんのおばあちゃんは、しずおかにすんでるんだって。いつもしんかんせんでいくんだって」。
そう話した息子が、しばらくして「しずおか、ってかけたよ」と言いながらお絵かきボードを持ってきた。

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ひぞうか!(笑)

思わず噴き出して写真を撮りながら「あ~...そっか、こう思ってたんだ...」と言うと、息子は途端に怒りそうな泣きそうな顔になって、「ちがうの?」
「いや...違うっていうか...こういう風に聞こえてるんだな~と思って」。
それでもまだ泣きそうな息子。
「あ、じゃあママが書いてみるね。なんと、しずおかは...」
し、ず、お、か、と書いて見せると、息子はびっくりしたような顔になった。
「そうなんだ!」
「そうそう。ひぞうか、じゃなくて、しずおかなんだよ。でも確かに、ひぞうかって聞こえるね!」
急いでちょっとフォローを入れたら、やっと息子は笑顔になって「うん、ひぞうか、ってきこえてた」。

自分の耳で聞いて、聞こえた通りに発音しようとする力は、文字が読めるようになっても残しておいてほしいな...と思う母なのだった。