夏野菜が渋滞している

梅雨が明けると夏野菜たちがますますすごい勢いになり、連日なす、きゅうり、ピーマン、万願寺とうがらしと格闘する日々。
特にきゅうりは消費が追いつかず、酢の物はもちろん、梅肉かつお節あえ、中華風ピリ辛漬け、炒めものに冷麺(冷やし中華)と、毎日何かしらの形できゅうりを食べない日はない。

先日母親からメールが来て、「今年も水なすの漬物を送った」とのこと。
「待ってて良かった~!」とひと安心。
というのも、毎年水なすが浸かっているぬか床を再利用しているのだけれど、今年はなかなか来ない間にきゅうりとなすがあまりにも採れまくるので、美味しいと評判の無印のぬか床を買ってしまおうかどうしようか、迷っていたのだ。
だいたい毎年母親が送ってくれるものの、こちらから催促するのもちょっと気が引けて聞かないうちに、あっというまにぬか漬け最盛シーズンに突入してしまったのだった。

先日は義母が来て、「大量にもらったから」と、きゅうり、ズッキーニ、じゃがいも、いんげんをお裾分けされた。
Oh, またまたきゅうり...。
その翌日、畑に様子を見に行くと「今日いんげんがとれるから」と畑のおじさんに声をかけられ、これまた大量のいんげんを収穫。
田舎に住んでいた姉が「野菜は採れる時期が重なるから、もらうときはほんとにあちこちから大量にもらう」と言っていたのをひしひしと実感。
「ご近所にお裾分け」なんて、人づきあいほのぼのエピソードだと思っていたけれど、そんなもんじゃない。
ただただ「食べ物を無駄にしたくない!誰かもらって!」という切実な問題だったのだと、四十半ばにして思い知る都会っ子であった。