子どもたち二人と、姉宅へお邪魔する夏休みのイベント。
今年はその前に一泊、プチトリップを企画した。
ちょうど髪を切るタイミングだったので、私が古くから通っている馴染みの美容師さんのところへ行くついでに、関西でいろんな人に会う…という企画だ。
夫がいつも通り早朝に仕事に出かけた少し後、私と子どもたちだけで、ラッシュアワーの電車に乗って、いざ東京駅へ。
夏休みで学生がいないからか、思ったよりも満員電車ではなかったものの、子連れは何かと移動に時間がかかる。
「最低でもここではこの時間に乗らなければ」という乗り換えタイムリミットを記したメモを周到に用意して、早め早めに行動し、なかなかいいペースで東京駅に到着した。
まずは、新幹線の中で食べるランチを各自物色。
長男は「前も食べて美味しかったからこれ!」と、迷わずまい泉のメンチカツバーガーをチョイス。
次男には食べやすさ重視で、同じくまい泉のヒレカツサンド。
そして私は、一応旅行なので旅気分を盛り上げる、おなじみの海苔弁。

東京駅は始発なので、行きは自由席で行くことにした。
確実に席をGETするため、15分くらい並んで無事のぞみに乗車。
子どもたちはそれぞれお気に入りのぬいぐるみを持ってきていて、「ぬいぐるみにも景色を見せてあげる!撮って!」と、教えてもいないのにぬい活していた(笑)。

予定通り、お昼ごろ京都に到着。
今回は、新幹線の改札を出るまでにあるミッションがあった。
それがこれ。

見つけたときは「あった!!ほんとにあった!」と小躍り。
一昨年ぐらいに久しぶりに出町柳本店で買おうと思ったら、店先を超えて、まさかの道路を渡った向こう側まで行列ができていて、「これはもう絶対買えない…」と諦めていた、ふたばの豆餅。
それが、新幹線改札内にシレッと置かれてある日がある、という情報を以前ネットで見て、もしかしたら…と探してみたのだ。
そうしたら本当にあった。
3個入り、本当は数パック欲しかったけれど、当日中なので泣く泣く1パックのみ手に取る。
私のすぐ後に通りかかったおばちゃんが、通り過ぎてから「え?」という感じですぐ引き返して、2パック手に取ってから、看板をしげしげと見つめている。
分かる。
多分「これ、ほんとにふたばの豆餅?紛いもんじゃなくて?」と、思っていたんだと思う(笑)。
それぐらい、普通にはもう買えなくなってしまったのだ。ふたばの豆餅。
同じく、新幹線構内だとすんなり買える京都銘菓「阿闍梨餅」もGETして、いざ、美容院へ。
ここでのカットは初めての次男。

前に一度切ってもらったことのある長男は、前のことを覚えていて「あそこだったら行きたい!」と喜んで切ってもらっていたので、どうやら子どもにも違いが分かるよう。すごい。
長男は毛量が増え、今回生まれて初めてのシャンプー台も経験、「めっちゃ気持ちよかった!」とご満悦だった。
長年通っている美容師Nさんは、なんだか年々許容範囲が狭まってきていて(愛想はいい、でも遅刻は厳禁・営業時間もめちゃ短い)、絶対に遅れないよう、30分以上バッファを見ていた。
決して悪い人ではないんだけれど、とにかく、マイルールが(たぶん)ものすごくある人なのだ。
その代わり、手は早いし無駄口がない。
子どもを含め三人分のカットがたったの40分足らずで終了し、ギリギリだった次の予定までだいぶ余裕ができた。
最寄駅までは歩ける距離なのだけれど、大荷物・子連れ・カンカン照りの三重苦だったので、ここは体力温存…とタクシーを使うことにした。
タクシー好きの子どもたちは、突然の「タクシー乗るよ」に大喜び。
ちょうど私のお気に入りMKタクシーがいたので乗り込んで、まだ使えるのだろうか…と思いながら持ってきたポイントカードを出してみたら、まさかのまだ健在だった。
ポイントはもうなくなってたけれど。
少し先の乗り換え駅まで行ってもらったので、乗り換えの面倒がひとつ減り、今度は大阪方面へ。
次の予定は、一年半前にお引っ越ししてしまった、長男のお友達との再会だった。
本当に少し、一時間程度しかなかったのだけれど、声をかけたら「行けます」とのことで、今回はお父さんがお子さんを連れてきてくれた。
某駅駅前のファミレスで、しばし再会のひととき。
お父さんとも面識があったので、子どもたち3人+大人2人で、近況を話しながら午後のティータイムと相成った。
小4の当事者同士は、久しぶりで照れくさいのかポツ、ポツという感じのおしゃべりではあったけれど、それでも楽しそうにドリンクバーであれこれ相談したり、お互いの小学校の話をしたり。
ほんのひとときの再会ではあったけれど、やっぱりこの一回があるとないとでは、次に会う機会へのハードルが違うと思ったのだった。
自分の幼い頃を考えても、引っ越してしまった友達に大人になってから会ったとき、十代で一度でも会っておいたことが、共通の話題として間を埋めてくれる感じがあったのだ。
名残り惜しかったけれど、お互い次の予定があるので、夕方にお別れ。
そのまままた電車に乗って、今度はさらに南へ向かった。
次に落ち合ったのは母。
私は年明けに一度会っているけれど、子どもたちは一昨年母が倒れてから初めての再会だった。
実は、今回の旅程を決める際、母には会わず別の友達親子に会うプランもあったのだけれど、長男が「友達はまた会えるけど、大阪ばぁばは高齢だから(会えるときに会っておく)」と、母に会うプランを選んだのだ。
そんなこと考えるんだ…と、思わず噴き出しながら感心してしまった。
この日は郊外の実家までは行かず、都心まで母に出てきてもらって、食事だけすることになっていた。
布団の上げ下げやご飯の用意をする必要もなく、私たちも目的は子どもたちと母が会うことだけなので、外で短時間食事、というのがちょうどいい。
銘々が好きなものを好きなだけ食べられる回転寿司で、二時間ほどの時を過ごした。
二年ぶりに孫たちに会う母も、それぞれの成長ぶりを見て嬉しそう。
19時過ぎに解散して、私たちはさらに先へと歩を進めた。
本当はこのあたりで一泊したかったのだけれど、翌日は三重まで足を伸ばす予定で、少しでも距離を近づけるため、この日は奈良まで進むことにしていたのだ。
東京を出発して、京都、大阪、奈良。
我ながら一人で子連れで一日で、すごい移動距離だ(笑)。

ようやくホテルに着いたのは、20時半。
屋上スパが売りらしいので、疲れていたけれど部屋のシャワーではなくスパで大量の汗を流し、さっぱりとして部屋に戻った。
ちなみに今回は大人は私だけなので、長男は初めての一人大浴場体験。
大丈夫か、変な目に遭ったりしないか…と散々気を揉み、しつこいぐらいに注意事項を伝えたけれど、幸い何事もなく、「いいお湯だった〜」と出てきた長男にホッとした。
そしてこんな夜遅くではあったけれど、「本日中」なので例のアレを夜食に。

初めて食べる子どもたちは「えっめっちゃうま〜!」と喜んでいて、十年は食べていない私も、「そうそうこれだった〜」と懐かしさに舌鼓を打った。
15分も並べば買えた、ひと昔前を思い出しながら。