可愛い布だとやる気が出る

裁縫道具が収まったところで、急ぎ作りたかったものがあった。

ひとつは、息子のランチョンマット。
コロナ対策で幼稚園のランチタイムにアクリル板を使用することになったということで、もともと作っておいたものに加え、アクリル板に干渉しないよう、少し小さめのものを用意しなくてはならなくなったのだ。
先日ふらっと寄った雑貨屋で会津木綿フェアをやっていて、その小さめランチョンマット二枚分でぴったり使い切れそうなハギレを見つけて、これは!と買っておいたのだった。

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子ども用にしては渋いのだけれど、いい柄だし、汚れが目立たないうえに丈夫なので家でも使えそう。
リバーシブル仕立てにしたら、まさにぴったり二枚分で使い切れた。

もうひとつは抱っこ紐カバー。
抱っこ紐って、装着したまま子どもを下ろしたりすることも多いけど、そのときいちいち体から外すとまた着けるのが面倒だし、かといって着けたままにしているとだらんと垂れ下がってなんとも不便。
カバーがなくてもなんとかなるといえばなるけれど、せっかく授かった二人目の赤ちゃんとの生活。
一人目のときはまず第一に「絶対必要」なものばかりだったけれど、二人目はできるだけ楽しく、可愛くできるものは可愛くして過ごしたい。
そんな気持ちから、「自分で作るキット」を注文しておいたのだった。

大きなお腹で格闘すること二時間。
手持ちの抱っこ紐に合わせた色のカバーが完成した。

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夫が抱っこ紐係でも使えるデザインのものにしたので、きっと夫が着けてもおしゃれに見えるはず。

抱っこ紐を使って外出するのはまだまだ先だろうけれど、今年の冬には活躍し始めるかな。
使う日が待ち遠しい。

裁縫箱の小宇宙

去年の暮れ頃から幼稚園グッズを作り始め、それを機にソーイング熱が高まった私。
以前から裁縫用品をまとめていた箱が溢れがちだったところへ、グッズが少しずつ増えてきて、もう少し大きな入れ物に機能的に収納したいなぁ...と思っていた。

そこで思いついたのが、結婚記念日にかこつけて木製のソーイングボックスを買う、ということ。
ちょうど今年は結婚して五年。
五年目の結婚記念日は木婚式というらしく、木製品で何かリクエストしようと思っていたので、少し高めではあったけれど、実用品なので夫も納得するだろうとリクエストしてみたのだった。

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栗の木でできたソーイングボックス。
結婚記念日は秋なのでそれまで待とうかと思ったけれど、収納がいよいよカオスになってきたので、早めに注文することにした。

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上の小物コーナーは取り外しできて、下には仕切りのない大きめの空間がある。
実は全部は収まらなかったのだけれど(笑)、少なくとも普通の裁縫用品(刺繍とか編み物系以外)はここにひとつにまとめられたので、それだけでも大分すっきりした。

小さい頃、母親の裁縫箱を眺めるのがやたら好きな子どもだった。
普段は忘れているのだけれど、時々「そうだ、あれやろう!」と思い出しては母親の裁縫箱を取り出し、中を眺めてただうっとりしていた。
針山に刺さった色とりどりのまち針や、小さな糸切りバサミ、指ぬきやゴム通し、チャコや目打ちといった細々した道具。
中でも、いろんな色や形のボタンが入った透明の瓶は何度ひっくり返して眺めても飽きなかった。

裁縫箱の中を眺めていると、どこかの町のジオラマを見ているような気持ちになった。
山があり、神社があり、商店や家々があり、田畑があり、川があって海に注ぐ、小さな町のジオラマ

そういえば、小学校低学年の頃誕生日にリクエストしたプレゼントも、自分用の裁縫箱だった。
裁縫が好きだったというよりも、あの小さな町のような箱が、自分専用に欲しかったのだ。
それからまもなく家庭科で裁縫箱を一斉購入することになって、誕生日プレゼントの裁縫箱はいつしか使わなくなってしまったのだけれど。

新しい私の裁縫箱は、久しぶりにあの小宇宙を思い出させてくれた。
これから何年かかけて、道具も少しずつ好きなものに替えて、眺めているだけでワクワクする宝箱に育てていきたい。

NO密だけど濃密

GWに初めてのお泊まりパーティをするはずだった同い年の子どもファミリー。
コロナで集まりが中止になり、なかなか会えない日々を送っていたけれど、感染対策をしながら、久しぶりに一度集まりましょうということになった。

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いつもは持ち寄りパーティーだけれど、今回は取り分け形式は避け、テイクアウトのお弁当。
定期的に換気をしつつ、久しぶりに集まった親子は、今年子どもたちが一斉に入った幼稚園の話やら、子どもにこれから習わせたいものの話、教育の話に趣味の話と、話題は尽きなかった。

子どもたちは、ちょっと会わないうちにまたひとつ大人になっていて、すっかり「一緒に遊ぶ」ができるようになっていた。
幼稚園の経験も大きいんだろうけれど、本当に成長がめざましい。

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写真は、息子がいつのまにか作っていた「トダンプだいとうりょうのおうち」。
たなびく旗は星条旗ってことかしら(笑)

凄腕の助手が来た

妊娠9ヶ月に入ったあたりから、夕飯作りが本気で大変になってきた。
とにかく、しばらく立ったままでいるとお腹が張ってくる。
お腹が張ったときは安静にして休む、というのが一番の対処方法なのでそうするのだけれど、5分立っては10分休む、みたいなことをしていると夕飯作りなんて延々終わらない。
高めのスツールをキッチンに持ってきて、切る作業はすべて座りながらやったり、できるだけまだ体力のある朝のうちに仕込みは済ませたりしていたけれど、毎日のことなのでだんだん億劫さが増し、夕飯作りが憂鬱になっていった。

そんなとき、もともと産後の生活のために買おうと思っていたSHARPのホットクック(自動調理鍋)について調べていたら、まさに妊娠9ヶ月頃にホットクックを買って大活躍した!という記事を発見。
ホットクック様をお迎えしました - カリントボンボン

里帰り出産はせず、義実家にもできるだけ頼らずに産後生活を送るため、妊娠が分かって以降いろいろな対策を考え始めて、ホットクックの導入を決めたのが年明け頃。
買った人のブログや、実際使っている知り合いの感想を踏まえると、高くてもこれは絶対に元が取れる!と判断して。
産後の1,2ヶ月を家事代行や宅配弁当で乗り切ることも考えたのだけれど、長い目でその後の二人育児も考えると、ホットクック導入がいいだろうということになった。

我が家の価格リサーチ担当の夫が価格推移をウォッチし始め、新機種が出(て旧モデルが下が)る時期やら家電価格が下がる時期を虎視眈々と狙っていたのだけれど、ちょうどそんな頃にコロナ禍が勃発。
巣ごもり需要でのホットクック人気は凄まじく、手が出せない値段に上がってしまった。
それでもギリギリまで...と待っていたけれど、妊娠9ヶ月の夕飯作りの大変さを考えると、これは今既に使いどきでは...?
夫共々使い方に慣れておく意味でも、まさに今が使いどきでは...?
ということで、電子マネーのキャンペーンとの合わせ技ができる時期を夫がめざとく見つけ、なんとか手の出せる値段での購入に漕ぎ着けたのだった。

そして届いたホットクック様がこちら。

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選べるなら白がよかったけれど、なぜか赤だと少し安いので(赤、不人気?)、実を取って赤を購入。
さっそく試運転をと、家にあったものだけで作れる「切り干し大根の煮物」を試してみることに。
切り干し大根を水で戻して、油揚げを刻んで、調味料と一緒に内鍋へ投入。

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「ホットクック買ったよ~」と姉にLINEしながらゴロゴロしていたら、あっというまに25分経過。
蓋を開けたら...出来上がってる!

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しかも普通に美味しい...。
スーパーでお惣菜を買ってくるのと違って味も好みに調整できるし、量も作り置きしておける。

切り干し大根があまりにもスムーズにできたので、次に試そうと調べておいたチャーシュー作りを、続けてやってみることにした。
豚肩ロースの塊にフライパンで焼き目をつけ、あとはまたお肉と調味料を一度に投入してスイッチを入れるだけ。

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一時間半したら、トロットロのチャーシューが完成していた。

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チャーシューはストウブの鍋でも時々作っていて、それもとても美味しいのだけれど、それより柔らかく煮崩れずできる感じ。
なんかちょっと悔しい...。

これまで、たとえば電子レンジを新調したときなんかに、付属のレシピブックでいろいろ作ってみたりしたけれど、結局時短にはなっても、これまで通り鍋やフライパンで作った方が断然美味しかったりした。
でも、さすがにホットクックは違う。
自動調理家電というだけあって、ちゃんと一品任せられる感じ。

料理はどちらかといえば好きな方だし、妊娠中とか産後でなければ苦にならないけど、これは何か新しい相棒になっていく気がする。
定番のおかずはホットクックに任せて、自分は新しいレパートリーに挑戦するとか、凝ったメインを作るとか。
あと、夏場に火を使わず煮込みができるというのも、暑がりの私にはけっこうメリットが大きいかもしれない。
夏場はいかにして火を使う時間の少ない料理にするかを重視するあまり、料理のモチベーションがけっこう下がってしまうから。

息子のお弁当おかず作りも、二人目が大人と同じごはんを食べられるようになるまでの数年間も、なんか乗り切れそうな気がしてきた。

それにしても、こんな家電を作ってしまうメーカーの人って、ほんとすごいな...。

コロナ後のお店

一度行ってみたいと思いながら、一人で行くのはもったいなくて、こういうお店が好きな友達といつか行けたら...と思っていたお店が、もうすぐ店内での飲食部門をいったん終わりにすると知って、急いで行っておくことにした。
もしかしたらいつかは再開するかもしれないみたいだけど、少なくとも出産までに行けるのはもうこの日しかない、と思って。

お店は完全予約制になっていたので、ちょうど夫が息子を連れて出かけてくれる日にすぐに予約を取って出向いた。

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ランチのメニューは二種類のみ。
ここはオリジナルの瓶詰め調味料の通信販売もメインにやっているお店で、せっかくなのでその調味料がたくさん使われているメニューを選ぶことにした。

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とても丁寧に作られた料理。
使われている調味料も味の参考になった。

このお店は、コロナで店内飲食を中止している間に瓶詰め調味料の販売量が増えて、しばらくそちらに専念することにした模様。
雰囲気のいい店内だったから、「工房」としてだけ使われるのは少しもったいない気がしたけれど、
またいつコロナの波が来るのかも分からず、営業継続できたとしても、一度にお店に入れる人数や消毒作業の手間を考えると、そういう選択になるのはやむを得ないだろうな...と思った。
瓶詰め調味料の販売利益を考えると、たぶん店内飲食をメインにするよりも明らかに利益率が高いだろうな...とも。

そう考えると、飲食店の存在意義というか、「お店」って何だろう...と考えざるを得なかった。

もともと私は、外食をするとき一番重視するのがお店の空間の居心地。
料理の美味しさももちろんそこに含まれるけれど、たとえば料理が美味しくても店内がなんとなく落ち着けなかったり、スタンディング席しかなくてゆっくりできなかったりする店には、なかなか行く気になれない。
「そこで食べる・時間を過ごす」ことが自分にとっては意味があるから、コロナ禍中も、テイクアウトをする気にはあまりなれなかった。
まぁ、特に東京のお店は場所代が高い(つまり空間にお金を払う設定になっている)から、テイクアウトだと単純に割が悪い、というのもあるけれど。

コロナ禍で、飲食店、特に都会の飲食店は、これから変わっていかざるを得ないだろう。
そのときに、お店をする人が何を重視するのかーー自分の「味」を食べてほしいのか、それとも「場」を作りたいのかーーそういうことが、よりはっきり前面に出てくるのかもしれない。
「場」を重視するお店は、限られた土地の面積しかない都会には、どんどん少なくなっていくだろう。
そうなったら、私の行きたいお店もどんどん他県に移転とかしていってしまうんだろうな...。

資本力のあるチェーン店が生き残るのではなく、志の高い、いいお店が少数精鋭で残ってくれますように。
世の中から「お店」というものがなくならないでいてほしい。

親の醍醐味

バス通園が始まって約一ヶ月。
園での様子も気になるし、出産前後のことも少し相談しておかなくてはならないので、梅雨の合間を見て、お迎えがてら幼稚園に行くことにした。

せっかくお昼どきに出かけるので、営業再開したお店でランチ。
前に行ったときにそのボリュームに驚いたランチは、今回もすごかった。
主婦は知っている - 珈琲とsofaのあるところ

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オーダーしてからメニューをよく見たら、少なめランチもあったことに気づく。
少なめといっても、普通のランチぐらい。
今度からはこっちにしよう...と思いつつ、ボリュームランチをもぐもぐ。
とにかく野菜が多いのが嬉しかった。

思いの外のボリューミーさに食べ終わるのが遅くなり、急いでお迎えへ。

全員送り出すのを待ってから、初めて担任の先生と個別にお話しした。
担任の先生はまだ20代前半か半ばかという若さで、でも思ったよりしっかりしていて、園での息子の様子をいろいろ教えてくれた。

息子は、意外にもちゃんと座って先生の話を聞いたりしているよう。
プレのときはあんなに一人床にひっくり返ったりしていたのに...!
「お砂場で、お友達が作ったお城が壊れてしまったときに、『またつくればいいよ』ってなぐさめてあげて優しかったですよ」とか、
「年度始め、私がちょっといっぱいいっぱいで焦ってるのが伝わったのか、近くに来て『せんせい、おつかれさま』って言ってくれて、めっちゃ癒されました」とか、意外な息子の面を聞かせてもらって、萌えまくる母。
そうか...幼稚園ではそんななのか...(笑)

こうやって、自分の身近な人間の外での様子や評価を聞けることって、実は自分の子どものことぐらいしかないよなぁと思う。
親や配偶者やきょうだいについて、外での様子とか、聞くことはまずない。
それなのに子どもに関しては堂々と聞かせてもらえるなんて、これは親の醍醐味ってやつなんじゃないか...と、新しい親の楽しみを知った気がする母であった。
もちろん、耳が痛い話もこれからたくさん聞くことになるんだろうけど(笑)

面白いから、時々また迎えに行こう。

清里旅行記④(おまけ・三日目)

朝起きて、昨日買った清泉寮牛乳を飲みながらボーッと外を見ていたら、どこからか鳩時計のような音。

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夫のケータイアラームかな...それにしては止めないな...とぼんやりしていたら、ハタと気づいた。
これ、本物のカッコーじゃん。

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森の中から、カッコーの鳴き声が聞こえてくるのだった。
なんて素敵な朝。

何年か前北海道の美瑛に行ったとき、泊まったオーベルジュでも朝同じ声が聞こえてきて、寝ぼけた頭の中で横断歩道の音だと勘違いしたことを思い出した。
朝食後、宿のシェフに「このへんって朝カッコー鳴きますか?横断歩道かと思ったんですけど」と話したら、ちょっとウケられたことも。

北海道も清里も、湿度と気温の低い爽やかな朝。
夫と息子が爆睡している間に、最後の朝風呂に入りに大浴場へ。
この日も私以外誰もいなくて、露天風呂でゆっくり目覚める、旅の醍醐味の朝風呂だった。

三日目は、清里を後にして夫実家に荷物を取りに行くのが半分メイン。
なので、最後の朝ごはんを部屋でたっぷり堪能した。
清泉寮牛乳、ヤツレンのジャージー牛乳、ヨーグルト、パン。
立ち寄ったショップや地元市場で買いまくったお土産や食材で、来たときより明らかに増えている荷物をたくさん車に積み込んで、名残惜しく清里を後にした。

あとは一路、高速で夫実家方面へ。
いろいろ立ち寄った中で、メインのもう半分、山梨は都留にある「戸塚醸造店」へ立ち寄り。

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ここは最近たまたま知ったところで、今は全国的にも希少になった伝統製法でお酢を作っているという工房。
最近SNSでなぜか立て続けにここのお酢を目にしたので調べてみたら、ちょうど今回立ち寄れそうな場所にあり、蔵見学もできるというので、大人の工場見学好きとしてプランに組み込んでみたのだった。

店主は元銀行員で、取引先に関わっているうちに醸造にハマり、銀行員を辞めてそこを継いでしまったという、だいぶ変わった経歴の持ち主。
工房に入ると、ものすごくいいお酢の匂いがした。

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とにかくもうほとんど作られていない製法なので、甕も古く、確か江戸時代ぐらいのものだとか。

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店主さんはとにかく気さくで話好きな方。
いろんな説明を受けながら、結局一時間近く見学させてもらって、試飲もさせてもらって、お土産も含め大量のお酢を買い込んだ。
試飲させてもらったお酢は、びっくりするほど美味しかった。
お酢メインで料理を考えたくなる感じ。

清里の地元市場でも果物や野菜、味噌を買ったのだけど、旅先で出会った食材や調味料をお土産にする、というのがとても好きだ。
普段から使うものだから、あっても持て余すことはないし、帰ってきても旅の気分がまだまだ続いている気がして、長く楽しめる。

しばらくは余韻に浸る食生活が送れそう。