北海道旅行記②二日目前半 遊園地と大雨BBQ

今回のルスツリゾート宿泊目的のひとつは、遊園地に行くこと、そしてもうひとつは、ちょうどルスツリゾートが会場になるお祭りに参加すること。
「うまいもんまつり」という小さなフェスが開催されていて、芝生広場で豪華なBBQをしながら、北海道ゆかりのアーティストの音楽を聴けるというものだ。
コロナで今年は三年ぶりの開催だそうで、以前はなかなかの人気イベントだったのだとか。
お肉と野菜が食べ放題で、一組一台炭火焼き用のコンロが使え、それとは別に北海道牛の丸焼き(本当に一頭まるまる焼いていた!)もあったりする。
加えて、隣接する遊園地のフリーパスチケットもセットになっているので、宿泊付きプランだとなかなか盛りだくさんな企画なのだった。

ただ、今回はとにかくお天気が悪かった。
旅行数日前から台風が近づいていて、「猛烈」に発達した台風の進路を気にしながらの準備&出発。
ひとまず飛行機は無事飛んだので北海道には上陸できたものの、滞在中の天気は当初なかなか厳しく、晴れる日が六日中一日しかないという予報も出ていた。
予定していた旅程はほぼすべてが晴れ前提だったから、北海道に着いてからも数時間おきに台風情報とにらめっこすることに。

「うまいもんまつり」に参加するのは旅程の二日目だった。
天気予報を見ていたら、なんと前日にだんだん台風の進路が北海道から逸れてきて、雨は雨だけれど小雨の時間帯も多いという予報になってきた。
特にこの日の午前中はなんとか天気がもちそうということだったので、先に遊園地に行っていくつか乗れるだけアトラクションに乗り、その後お昼頃BBQに向かおう、ということになった。

ビュッフェの朝ごはんを食べた後、まずは9時の開園直後に遊園地へ。
幸いほとんどのアトラクションが稼動していた。
子どもたちにとっては、ほぼ初めての遊園地になる。
二歳になったばかりの次男はともかく、もうすぐ六歳になる長男は、ちょうどいろんなアトラクションの身長制限をクリアする時期だ。
ジェットコースターは無理にしても、「遊園地」というものを体験させてあげたくて、目に付いたアトラクションに片っ端から乗って行ったのだった。

朝イチだったのと天気のせいか、どのアトラクションもほとんど待ち時間なくスイスイと乗れた。
十個ほど乗ったあたりで11時を回り、そろそろフェス会場に移動してBBQにしよう...となったあたりで、雨がポツ、ポツと落ちてきた。
うーん、予報通り...。
小雨ではあったので、ひとまず用意していたレインコートを子どもたちに着せ、夫と私も登山用のゴアテックスジャケットを着用して会場へ向かったのだけれど、場所を確保して飲み物をもらってきたあたりで、これはちょっと傘なしでは厳しいのでは...という雨になってきた。

とりあえずフェス会場のすぐそばにあるホテルの出入口へ避難。
そこで雨雲レーダーを調べてみたら、これからけっこうな雷雲が上空に来ることが分かった。
ただ、一時間ほどしたらその雷雲も去って、そこからしばらく雨が止むよう。
せっかくこれから焼肉!という時だったので夫はちょっと迷う様子だったけれど、私が雨雲レーダーを見せて「これ、子連れで外にいるのは絶対無理だよ。外に留まってるのは泊まってない人たちかもよ?私たちはせっかく泊まってて部屋があるんだから、また戻るのはちょっとめんどくさいけど、雨が止むまで一旦部屋に戻ってゆっくりしとこうよ」と言うと、「まぁそれもそうだね」ということで、出直すことにした。

これは大正解。
まもなくすごい雨が降り出して、フェスの音楽も一旦中断。
でも一時間ほどすると小雨になり、ついに止んだかな...?というぐらいになったので、念のため傘も持って再度出直し、そこでようやくお肉にありつけたのだった。

北海道だけあって(?)、お肉がおいしい!
野菜も新鮮で見るからにみずみずしい。だってこのあたりは農産物の宝庫だし。
...なのに、朝ごはんのビュッフェを食べすぎたことと(気をつけてはいたけど、朝ごはんもおいしかったのだ)、火のそばで二人の子どもたちを見ながらということもあって、なかなか存分には食べられず。
まぁそれでもそこそこ食べて満腹、という頃に、ちょうど長男が「まるくん、ねむくなってきた」と言い出したので、私と子どもたちだけひと足先に部屋に戻ることにした。
夫は肉や野菜、飲み物の調達に走り回っていてなかなかゆっくり食べられなかったこともあり、一人で少し残って食べることに。

ところが、私たちが建物内に入ってすぐ、また雨がパラパラ降ってきた。
天気予報だともう少し猶予があったはずなのだけれど、こればかりは仕方ない。
子どもたちを屋内に入れたタイミングでよかった~、とホッとしながら夫の方を見たけれど、特に引き上げる気配はない。
まぁゴアテックスも着ているし、傘も一人なら十分入れるのでなんとかするだろう...ということで、私と子どもたちは快適な室内でしばし休憩のひとときを過ごした。

乾いた服に着替え、少し遠くから聞こえてくる音楽を聞きながら、昨日セコマで買っておいたカツゲンティータイム。
あぁ、雨の日の屋内って快適。
長男も「さっき中にはいるって言って、よかったねぇ~」とカツゲンを飲みながらご満悦。

そうこうするうち、窓の外はかなり本降りになってきた。
(つづく)

北海道旅行記①一日目 空の移動と陸の移動

夫が9月に長期休みを取れることになり、急遽六日間の旅を企画したのが先月のこと。
そこまでまとまった連休はなかなか取れないので、行き先はおのずと遠くにしようとなり、一度長男を連れて行ってあげたかった北海道にすんなりと決まった。

北海道が好きで何度も行っている私だけれど、子連れとなるとあまりあちこち移動はできない。
夫の希望もあって、宿泊は二ヶ所ぐらいに留めようということになり、エリアを絞ることにした。
私は美瑛とか旭川あたりの道央でもいいなと思っていたのだけれど、自転車乗りの夫(←昔北海道も自転車で回ったらしい)が「自転車では行きにくい(通り抜けしづらい)エリアがいい。行ったことがないニセコ方面がいい」と言うので、ニセコ好きの私としても異存はなく、これまたすんなりニセコ・ルスツエリアに決まった。

今回は初めてのLCC会社。
これまでの子連れ旅では、マイルを使うためANAしか使ったことがなかったから知らなかったのだけれど、LCCANAでは幼児の座席の扱いが違うらしい。
二歳になったばかりの次男は、飛行機自体が初めてなのに一人で座席に座らなければならず、それがまぁ大変だった。
思い出すのも大変なので(笑)、今回はそこは割愛。

しかも、同じLCCでもこれまでは羽田発にしか乗ったことがなかったのだけれど、今回は成田だった。
国内線で成田を使うのは、関空がなかった時代に大阪から海外に行ったとき以来だ。
その頃は、伊丹空港から成田まで国内線に乗り、成田から国際線、というルートだったのだ、確か。

家から成田までは、順調に行って二時間強。
子連れの移動は不測の事態が多いから(予定していた電車に乗る直前に急に「おしっこ!」と言われるとか)、移動にはプラス30分ぐらいの余裕を見ておく。
子どもは大人と違って空腹を我慢もできないから、ごはんのタイミングも考えると、空港には出発二時間前には着いておきたい。
そんなわけで、正午過ぎの便に乗るのに、当日大人は五時半起き。
荷造りは前日までに夫と二人がかりで済ませ(何せ六日間×四人分なので持ち物リスト作りも大仕事)、当日は比較的スムーズに成田に到着できたのだった。

新千歳空港に着いたのは午後二時半頃。
預け入れ荷物を待ったり、子どもたちのトイレやオムツ替え、数km離れたレンタカー会社へのバス移動や手続き等で、新千歳空港周辺を出たのはもう四時を回っていた。
そこからルスツまでは陸路で一時間半ほど。
台風が近づいていて天気も悪く、途中の道のりが比較的単調だったこともあって、運転手でない私は案の定猛烈な眠気に襲われて、気がついたらもうルスツの手前だった。

一つ目の宿は、ルスツと言えば...のルスツリゾート
アクティビティ利用で来たことはあったけれど、泊まるのは今回が初めて。

入り口を入ったところに有名な屋内メリーゴーランドがあって、あぁ、そうだったそうだった...と思い出して懐かしさに胸がちょっとキュンとした。
季節は違うけれど、真冬にこのメリーゴーランドを見ながらバスか何かを待っていたことがあったのだ。
雪が深く積もった外からロビーへ入ると、暖かさでみんなの靴に付いた雪が融けて、ロビーの床はいつもびしょ濡れだった。
その、暖かく湿った空気や自分の履いていたスノーブーツの重さ、来たのが確かお正月で、周囲の家族連れやスキー客が華やいだ雰囲気だったことを、一気に思い出したのだった。
あれはまだ夫と出会う前、私は独身で三十代で、お正月早々友人と北海道に来るぐらい、自由で身軽だった。

ルスツリゾートの庭にはいろんなライトアップがされていて、この時期にはプロジェクションマッピングも行われていた。
さらに、その前には花火の打ち上げも。

この日はずっと雨だったから、花火も中止かと思っていたのだけれど、運良くその時間帯だけ小雨になって、15分間の花火を見ることができたのだった。
たった15分だけれど打ち上げ数はけっこう多く、次から次へと贅沢に打ち上げられる花火で、この三年間中止されてきた花火イベントの分を、ちょっと取り戻せたような気がした。

この日はもう遅かったので、セイコーマートで買っておいたおにぎりやお弁当で急いで晩ごはん。
コンビニと言えども、さすが北海道の誇るセイコーマート、鮭おにぎりも筋子おにぎりも店内手作りのお弁当もおいしかった。

早朝起きで移動に移動を重ねた一日目は、大人も子どもももう大分お疲れ。
子連れなので和室にしておいた部屋には既に布団が敷かれており、「おふとんサイコー!」と言いながらみんなで倒れ込んで、一日目の夜は更けていったのだった。

寄る年波

ここ一年ぐらいだろうか、なんだか髪の毛の決まらなさが気になるようになってきた。
髪型もあるだろうけれど、たぶん根本的には加齢。
これまでと同じようにしているのに、朝起きたらなんかどうもいまいちだなぁという日が増えて、髪の毛のセットに時間と手間がかかるようになった。
しかしその割に「う~ん...」という仕上がりで、テンションも上がらないし、どうしたものかなぁと思っていた。

わたしの髪質はタイプ分けすればいわゆる猫毛タイプになるけれど、昔から美容師さんに「いい髪質ですね」と言われることが多くて、確かに若い頃はあまり髪の毛に悩んだことがなかった。
強いて言えば前髪にクセがあるぐらいで、全体に扱いやすい(と、美容師さんは言う)。

でもここのところ乾燥が目立つのと、たぶん髪一本一本が細くなってきていて、特に頭頂部がボリュームダウンしていることが多くなった。
髪型の決まらなさは、その日のテンションにとってたぶんメイクよりもずっと重要だと思う。
私の場合、髪型が決まればノーメイクでも気にせず近所に出られるけれど(今はマスクもあるし)、髪型がボサボサだったりペタンコだったりすると、メイクをしていても外に出るのがとても億劫になってしまう。

若い頃は、白髪が出てきても変に染めないでいたい、いい感じに年を取りたいなんて思っていたけれど、そうか、ボリュームダウン。そう来るか...という気持ち。
白髪は幸い(たぶん家系的に)まだそれほどでもないので、染めるかどうかは今決めなくていいのだけれど、ボリュームダウンに関しては、シャンプーを変えた方がいいような気がする。
だけどこれまで使ったことのあるシャンプーでは対応できない気がするし、かといって一から自力で探すのも大変すぎる。

そんなとき、同い年の美容師さんのところに行く機会があった。
帰りがけに、レジの近くに置いてあるシャンプーがたまたまセールになっていたので、ふと思い出して聞いてみた。
「たぶん加齢だと思うんですけど、最近乾燥とかボリュームが気になって...このシャンプーっていいですか?」と相談すると、「あー!分かります。私も最近使い始めたんですけど...」と、セールになっていたのとは別のシリーズのシャンプーをおすすめしてくれた。
セールになっていたのは洗浄力が弱いタイプで、ボリュームアップの効果は特に謳われていないという。
やっぱり聞いてみるもんだなー。

おすすめされたのは、いわゆる「エイジングケアシャンプー」のタイプ。
ただし、ちょっとひるむぐらいの値段だった。
迷ったけれど、一から探すよりは、私の髪質をずっと知ってくれている、しかも自分も使っているという同い年の美容師さんが勧めてくれるものを一度使ってみようと、小さい方のサイズのものを買って帰ることにした。

 

で、使ってみたところ。
いい。とっても、苦労なくボリュームアップできる。
しかも、パーマのラインもきれいに出る。
朝の手間ひまが全然違う。
う~む...さすが、高いだけはあるじゃないか。

コンディショナーまでは手が回らなかったので、今のところコンディショナーなし(本当にシャンプーだけ)で使ってみているけれど、ヘアオイルをつけたりちょっといいめのワックスをつけたりすれば、それでちょうどいい感じ。
洗浄力が強い、と書かれているレビューもあったけれど、頭皮に汗をかきやすい私にとってはある程度の洗浄力はあってほしいから、そこは問題ない。

問題は、やっぱり値段。
ヘアサロン専用商品だからか、ネットで検索しても別に安くはなっていないのだ。
あまりの高さにじゃんじゃんは使えなくて、翌日近所しか行かない日だったら、ケチってこれまでのシャンプーを使ったりしている。
このシャンプーを使えば髪型の持ちがよくなる気がするから、美容院に行く回数を多少減らして、その分日々のお手入れにお金をかける、と考えることもできるけれど。
それにしても、やっぱりちょっと、そこまで出す...?という感覚は残る。
もう少し安いもので、そこそこの効果が見込めるエイジングケアシャンプーはないものか...。

模索は続く。

やっとひと息

8月の末から夫が休みを取り、所用で一週間ぐらい実家に行くことになった。
それに伴い、ワンオペで子ども二人は大変すぎるというので、二人のうちどちらかを夫が連れて行くことに。
まだ私と離れたことのない次男を長期離すのはいろいろ不安要素があるので、次男が私と家で、長男が夫と夫実家で過ごすことになったのだけれど、これがまぁ、大変だった。

大変なのは普段夫がいる夜の時間帯だけ(お風呂、寝かしつけ)かと思っていたら、とんでもなかった。
普段私一人で日中子ども二人を見ているのだから、一人なら余裕でしょ...と思っていたけれど、イヤイヤ期真っ盛りの次男、実は長男の存在がとても大きかったのだ。
長男が横にいて何かしているというだけで、完全に一緒には遊んでいなくても次男は落ち着いていたのだ...と、今回痛切に思い知ることになった。

加えて、家に人の出入りがないからなかなか雰囲気が切り替わらない。
不機嫌になっても途中でパパが帰ってきたり、長男がお風呂から上がってきたりして、なんとなく次男の気持ちが切り替わって寝かしつけに持っていけていたのが、夕方あたりからずっと不機嫌が続き、お風呂も嫌、ごはんも食べ終わるのが嫌で号泣、歯磨きも普段の三倍ぐらい苦労。
極めつけは寝かしつけで、全然寝ないし、荒れるしで、毎日寝るのが深夜に。
こんなことなら次男を連れて行ってもらうんだった...とかなり後悔しながら、夫と長男が帰る日を指折り待った。

そして、一週間ぶりにようやくようやく、二人が帰宅。
感動の再会...とまでは行かず、意外にすぐに日常感が戻ったのだけれど、そこからの日々、次男の扱いが目に見えて楽になった。

思えば、ちょうど今の次男と同じ頃の長男も、一番大変な時期だったんだよなぁ...。

https://coffeesofa.hatenablog.com/entry/2018/11/04/004753

事前にこれを思い出していたら、次男を連れて行ってもらうか、夫の実家行きを短くしてもらっていたかも(笑)

写真は、長男が私に淹れてくれたお茶(笑)
ほんと、長男の存在の大きさを痛感した一週間だった。

玉子焼き考

念願の、銅製の玉子焼き器を手に入れたのは半年以上前のこと。

ふるさと納税の期限が迫り、いくつか残った最終候補から玉子焼き器を選んだのは、ここ二年、息子のお弁当作りで出番が増えたからだった。
ずっとT-falのフッ素加工を使っていたのだけれど、T-falの売りである、取れる取手の部分が玉子焼きの成形をするのに微妙に邪魔で、それが毎回地味にストレスだったのと、これだけ頻繁に使うなら、昔から憧れの銅製を使うのはまさに今が旬なんじゃないか、と思ったのだ。

そうして手に入れた玉子焼き器を、万全の状態でデビューさせたくて、キッチンの調理器具置き場を大整理。
出し入れのストレスがない場所をなんとかようやく確保して、使い始めた。

熱伝導に優れた銅製品は強火が厳禁&最初の油慣らしが必要ということで、使う前と使い始めてしばらくの間、お手本となる動画をいくつか見ることに。
それで気づいたというか思い出したのだけれど、人が玉子焼きを作るところを、私は延々見てしまう。
延々見ていても飽きないのだ。

玉子焼きの作り方というのは、人によってそれぞれ微妙に違っていて、菜箸を使う人、菜箸でなくヘラを使う人、(たぶんそれによって)巻いた玉子を手前に寄せる人、奥に寄せる人と分かれる。
たぶんどちらが絶対正解というのではなくて、やりやすさが人によって違うのだろう。
見ていて一番好きなのは、卵液を玉子焼き器に注いですぐ、すでに巻かれた部分の下に流し入れるところ。
あれは何度見ても「ほほぅ...」と思ってしまう。
誰が考えたのか知らないけれど、うまくできているなぁと思う。
あとは、注いだ卵液を菜箸の先でちょちょっと混ぜて皺が寄るところも、見ていて飽きない。
そのやり方も人によって本当にいろいろ違っていて、あんまり触らない人もいれば、こまめに膨らみをつぶす人もいる。
そして、どんなに途中「あっ、大丈夫かな...」とハラハラした玉子焼きでも、最後にはたいていきれいな長方形になる、というのがいつも不思議で面白い。
「終わり良ければすべて良し」というか、内情がいくらぐちゃぐちゃでも外面だけは涼しく取り繕って、辻褄を合わせられてしまう愛嬌というかしたたかさがあるのが、玉子焼きのいいところだ。

いくつか失敗を重ねて、うまくいかないときはたいてい、①火が強すぎる②卵液を一度に入れすぎた③砂糖を入れるときは焦げやすい のどれかだと分かったので、それらを避けるようにすればあまり失敗しないようになった。
それでも100%うまくはなかなかいかないけれど、いつか、老舗の玉子焼き屋のおじいさん職人が、「100%納得のいく玉子焼きになるのは○個に一個」と言っているのをTVか何かで見たことがあって、そんな大ベテランでもそんなものなんだ!というのがひそかな支えになっている。

夫は砂糖入りの玉子焼きで育ったらしいけれど、私は砂糖なし、塩味系の玉子焼きで育ったので、焦げ回避もあって子どもたちには砂糖なしが定番。
もうちょっと銅に慣れてきたら、砂糖入りにも時々チャレンジしてみようかな。

灼熱のアンパンマンミュージアム

二歳になった次男のために、家族で横浜アンパンマンミュージアムへ出かけた。

長男が二歳のときにもアンパンマンミュージアムへ連れて行って、それまで見たこともないような大喜び顔が見られたから、次男も同じように...と思ったのだけれど。
アンパンマン大好きなはずの次男は意外にも薄~い反応で、必死に「ほらっ!アンパンマン来たよ!ばいきんまんもいるよ!」と盛り上げたのに、真顔を崩さない次男なのだった。

思えば、長男のときはお誕生月の子限定で、アンパンマンほかメインキャラクターとの握手会があった。
そのときの大興奮っぷりがすごかったのだけれど、コロナ禍の影響か、そのイベント自体がなくて、お誕生月の特典がほとんど受けられなくなっていた。
まぁ、次男の反応が薄かったのはそのせいだけでもなさそうだけれど。
長男を連れて行った四年前から施設も移転していて、どこがどうとは思い出せないのだけれど、なんとなく全体につまらなくなっているというか、見るところ・遊べるところが減っている気がした。
一時間に一回ある、15分ほどのショーを見たら、あとはあんまりやることがないというか。
遊べるコーナーもあるにはあるのだけれど、仕掛けが単純(ボタンを押せるだけ、とか何かをぐるぐる回せるだけ、とか)で、う~ん...という感じ。
その割に入場料は一人あたり700円も上がっていて(しかもハイシーズンに行ったのでさらにプラス200円!)、相変わらず大人も子どもも同料金、家族で行くと1万円近くもしたのに、なんか「え?これで終わり?」みたいな味気なさがあった。
もうアンパンマンを卒業したはずの長男が、けっこう楽しんでくれていたのがちょっと救い。

お昼ごはんはいったん外に出て、だだっ広いみなとみらいの一角をてくてく。
百日紅の花が鮮やかで、この花を見るといつも、次男を産んだ夏を思い出す。
家のベランダから見えるところに百日紅が咲いていて、毎日、まだ産まれないなぁ、まだ産まれないなぁと思いながら、この鮮やかなピンクの花を眺めていたのだ。

みなとみらいの街は、海風のせいか意外に涼しく、帰る頃には若干秋の気配すら感じるほどだった。
実際、この日を境にあの殺人的な猛暑が少し力を弱めたようだ。

アンパンマンミュージアムでは、消毒用のアルコールはいろんなところに置いてあるものの、館内は土足、ショーを見るときも地べたにそのまま座る感じ。
荷物置き場もないので、荷物も地べたに置くことになる。
レイコーナーも土足の子どもが走り回る中、次男のような小さい子はもちろん床に手をついて遊ぶし、感染対策的には大人も子どももずっとドキドキの一日だった。
あれだけ子どもを含むたくさんの人がいたら、コロナウィルスは絶対にあちこちに飛んでいたとは思う。
なので、帰宅したらまず全員お風呂に直行。
その間に着ていたものと、鞄(幸い布製のを持って行っていた)をぐるぐる洗濯。
洗濯できない鞄は全体をアルコールで拭いてから室内に持ち込み。
そこまでやってようやく、一息つけたのだった。

疲れたけれど、家族での横浜おでかけはいい思い出になった。
アンパンマンミュージアムに行くことはもうないだろうけれど、子どもたちがもう少し大きくなったら、大桟橋とか中華街にも連れて行ってあげたいな。

謎のウッシャマ

真夏に生まれた次男が、二歳の誕生日を迎えた。
あの、出産前後の永遠に続くような暑くけだるい日々を、毎年懐かしく思い出す。

次男はおえかきが好きで、最近、丸や曲線を描けるようになった。
歌や躍りも大好きで、音楽がかかると自然に体がダンスのような動きをするし、歌詞もすぐに覚えて、不完全ながら自分で歌っている。
音程はまだなかなか難しいところもあるけれど、イントネーションとリズム感はかなりしっかりしていて、音のタイミングはバッチリだ。
だから、歌詞がはっきりしなくても「もしかしてあの歌うたってる?」というのがすぐ分かる。
「ぴーひゃぁぴーひゃぁ、ぱっぱぱぁぱー」とか(←ちびまるこちゃんオープニング)、「わんわんダーンシュ、フゥフゥー!」とか(←Eテレのいないいないばぁの歌)、「はこねーぇじぇ、ぼぉねーぇじぇ、チーン!なんでーねーん!」とか(←パスタソース「ハコネーゼ」のCM)。
寝る前は、知っている歌を延々と(長いときは一時間近く!)一人で歌い続けるので、「ふくちゃんのおやすみメドレー」と呼ばれて、パパママ兄にちょっとうんざりされている(笑)

歌だけでなく、とにかくよくしゃべる子で、寝ているとき以外ずっとしゃべっているのでは?というぐらいしゃべっている。
「ママー。(忙しくてすぐに返事をしないでいると)ママー!マァマァ~!」と催促するように呼び続けるし、「おいし~ねぇ~?」とか「あちゅいねぇ~?」と同意を求めるような言葉も発する。
この間は、帰宅して冷房の効いた室内に上がるやいなや「きょうも、あちゅかった~」と大人みたいなことを言うので噴き出してしまった。
私がよく言ってるんだろうな...(笑)
「あはん(ごはん)、たったい(食べたい)」「おしょと(お外)、いったい(行きたい)」といった「○○したい」系もかなりはっきり。
最近は、暑くてほとんど外出せず家にいたときなんかに「おしょと、いったかった」と、過去形で何度も恨みがましく言ってきたりもする。

次男の言っていることはたいてい聞き取れるのだけれど、一ヶ月ぐらい前から言い出した「ウッシャマ」という謎の言葉だけは、しばらく分からなかった。
謎の言葉の割によく言うから、次男が「ウッシャマ」と言うたびに「出たよ、謎のウッシャマ!」と夫と気になっていたのだけれど、何のことかはさっぱり分からない。

その「ウッシャマ」の正体が、突然判明する状況がやってきた。
先日、子どもたちと私で日中家にいたときのこと。
台風が近づいていた日で、朝から暗く曇りがちだった空に、お昼ごろ日が射してきて室内が急に明るくなった。
その瞬間、次男が外を指差して「ウッシャマ!ウッシャマ、でた!」と言ったのだ。
ハッ!これは、シチュエーション的にもしかして?!
慌てて次男に「おひさま?!もしかして『ウッシャマ』っておひさまのこと?!」と訊いてみると、そう!という感じで満面の笑顔になって「ウッシャマ!ウッシャマ、でてゆ」と繰り返した。
おひさまかぁ~!
長男も納得の表情。
「知らない国で、状況的に急に言葉が通じた瞬間」みたいな感動があった。
その後も、外でまぶしかったり日が射して明るくなったりすると「ウッシャマ」という言葉を発するので、「ウッシャマ=おひさま」説はほぼ確実となった。

それにしても、私も夫も「おひさま」に言及することはほとんどない(と思う)のに、次男がなぜ「おひさま」という語を知ったのかは謎。
しかも「出る」という動詞と一緒に使っているのが、ますます謎だ。
親の私たちが使うのでなければ、テレビ(Eテレ?)としか思えないのだけれど。

毎日いろんなことを吸収していく次男。
最近は「うっしゃい(うるさい)」という言葉も覚えていたので、おしゃべりすぎる次男に「うるさい」と言わないように気をつけなければ...(笑)