つゆだく

長男を幼稚園に見送った後、数時間のフリータイム。

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春は花粉症、夏は猛暑、でなかなか出かける気にならない私にとって、そろそろ一番お出かけしやすい季節がやってきた。
長男が今の次男くらいのときはよく児童館に連れて行っていたのだけれど、このご時世、利用時間や人数にも制限があって、気が向いたときにふらっと、というのがなかなか難しい。

そんなわけで、最近はもっぱらベビーカーで近所をお散歩(&帰りにスーパーで買い物)しているのだけれど、先日ふだん通らない場所を通ったら、小さな素敵なカフェを発見。
テラス席に案内してもらって、次男はベビーカーでごきげんにしてくれていたので、私だけおやつタイム。

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テイクアウトが混み合っていたのか、かなり待ってから来てくれた店員さんが「つゆだくだくにしときました~。あ、つゆっていうか...カラメルです(笑)」と持ってきたプリンは、私好みのレトロな固めプリン。
ちょうど暑さの盛り返してきた日で、アイスコーヒーとのハーモニーが絶妙だった。

これだけでワンコイン弱。
店員さんの感じも良かったし、お散歩の途中にまた寄ってしまいそう。

家族のグルメ

テレ東のドラマが好きで、いつしか夫も巻き込み、毎期なにかしら家族で見るようになった。
今見ているのは「孤独のグルメ season9」と「サ道2」。
どちらも、前シーズンも家族で見ていたものだ。

孤独のグルメ」は、season9のスタートに先立ちこれまでのものがちょくちょく再放送されていて、それも録画してちょこちょこ見ている。
行けそうな場所もあれば、これは子連れは厳しいなぁという場所までいろいろなのだけれど、前からここは行けそうだな~と地図に印をつけておいたお店に、ついに行ける日がやってきた。

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杉並の住宅街にあるレストラン。
シェフが80代と知って、これはもし急に引退とかされたら泣いちゃう、行けるうちに行っておかねばと、家族でわざわざ出かけたのだった。

席数を減らしての営業で、だいぶ待つかなと思ったけれど、時間を少し外して行ったこともあって15分ほどで入ることができた。
ここのメニューは名前からなかなか推測できないものがいくつかあるのだけれど、いろいろ迷った末、ドラマで美味しそうだった「チキン・オー」と「ミートパトラ」に決定。
「チキン・オー」はクリームソースのかかった鶏肉のグリル(煮込み?)、「ミートパトラ」は成形してないハンバーグ、って感じで、でもなぜかめっちゃ辛い。

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どちらもめちゃくちゃ美味しかった。
特に「チキン・オー」はクリームソースが衝撃の美味しさで、これは病みつきになりそうだった。
「ミートパトラ」もピリリと辛いのがクセになる感じで、ごはんとの相性抜群。
息子はカレー味のスパゲティーをほとんど一人で一皿食べたのだけれど、こちらもひとくちもらったら相当美味しかった。
あー、何を食べても美味しいお店だ、これは。

店内は昼過ぎの閉店まで常に満席だった。
おじいちゃんおばあちゃんと息子孫家族という三世代とか、若いカップル、中年夫婦、同僚(かな?)の男性連れなどなど、客層も多彩で、いろんな年代に愛されているのが分かった。
こんなお店、近所にあったら間違いなく通ってしまう。

満腹になってお店のドアを出ながら、頭の中では「ゴロ~♪」というドラマのテーマソングが鳴り響き(見てる人にはピンとくるはず)、心の中で「ごちそうさまでした」と呟く主人公の声まで聞こえてきて、気分はすっかり「孤独のグルメ」。
ちなみに「孤独のグルメ」好きの息子には特にその店に行くとは教えてなかったのだけれど、お店のロゴを見た瞬間「ここって、もしかしてゴロー(ドラマの主人公の名前)のおみせ?」と聞いてきたので、「孤独のグルメ」マニアか!と笑ってしまった。
ロゴだけで分かるって、記憶しすぎ(笑)

それにしても美味しかった。
ごちそうさまでした(ゴローの声)。

陶器市の思い出

結婚前に、夫と益子の陶器市に行ったことがあった。
東京に来てまだ五年も経たない頃、益子が東京から見てどのへんにあるのか、どれくらいの距離なのかも、まだよく分かっていなかった頃だ。

秋の連休に催された陶器市は予想をはるかに上回る混み具合で、何時間かかかってたどり着いた駐車場はどこも満車、空きを待ちながら「これ、ろくに見ないうちに帰らないといけなくなるんじゃないか」とハラハラするほどの盛況だった。
後で知ったけれど、本当は朝イチに行かなければならないようなイベントだったのだ。

だけど運良く空車の順番が回ってきて、少し離れた駐車場に車を停めていざ出かけた陶器市は、プロの作家からアマチュアの作家、食器から大きな壷や飾り物に至るまで、それはそれはバラエティに富んだ楽しい場所だった。
作家ごとのブースの他に、お茶碗やお皿がまとめてごちゃっと置いてあるテントもあったりして、とてもじゃないけど1,2時間では見て回れないくらいの市だった。

器は好きだけど専門的な見方をよく知らない私は、値段が高いのか安いのかも判断がつかなかったけれど、一軒、スーッと引き寄せられてどうしても目が離せなくなったお店があった。
私の好きな、鮮やかなターコイズブルー釉薬を使った器がいくつかあって、その色といいマットな質感といい、どれもこれも私の好みにマッチしていたのだ。
ターコイズブルーのもの以外でも好きな質感のものがたくさんあって、あぁいいなぁ、これには絶対アイスクリームを入れたいな、これはちょっとした煮物かなぁと、入れたい食べ物を空想しては買おうかどうしようか迷っていた。

どうやら作っているのはご夫婦で、陶器市の常連さんらしいことが、周りのお客との会話から分かってきた。
夫と妻で作風が違うのだけれど、私の好きなのはどうやらご主人の方の作品だった。
迷っているうちにも、けっこうちょくちょく売れていく。
このお店目当てで陶器市に来ている人もいるようなので、これはきっといい器なのに違いない、とようやく踏ん切りがついて、悩みに悩んだ末、絞れなくて4つの器を買って帰ったのだった。

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ここ数年は子育てで余裕がなく、自分の食べるものを可愛く盛り付けるなんて二の次、食洗機にガシガシ入れられる器ばかり使っていたけれど、この間ふと思いついて、遅めの朝食をその器に入れてゆっくり味わってみた。
そうしたら、それを買ったあの陶器市のことが久しぶりに思い出されてきたのだった。

益子の陶器市、楽しかったなぁ。
夫はあのときそば猪口を2つ買ったんだっけ。
私は結婚した後そのそば猪口に再会して、冬になるといつも夫はそのどちらかで焼酎のお湯割を飲むのだった。

あれからしばらくは、その作家のご夫婦のホームページを時々見ていたのだけれど、いつか見に行ったら「サイトが見つかりません」になってしまっていた。
茨城を拠点とするご夫婦だったことだけは覚えているけれど、もう屋号もすっかり忘れてしまった。
今もまだ作陶を続けて、いろんな市に出品しているんだろうか。
いつかまた、どこかであのご主人の器に出会えるといいなぁと思っている。

テラ男の再婚

うちでは、パソコンのデータ(大量の写真を含む)を外付けハードディスクに保存しているのだけれど、そのハードディスクにも①ひとまずバックアップする用のものと、②最終バックアップ用の2種類がある。
②の最終バックアップは夫が半年に一度ほど時間をかけて全データをコピーするもので、私が触ることはめったにない。

で、一年ぐらい前にその2種類のハードディスクが新調されたのだけれど、どちらも黒くて似たような見た目なので、「ちっちゃい方」とか「おっきい方」と呼んで区別していた。
ただ、相対的な大きさなのでひとつだけ取り出したときにそれが大きい方なのか小さい方なのかパッとは分からない。
加えて、夫が容量で「ギガの方」とか「テラの方」とも言うのだけれど、ギガとテラのどちらが大きいのか私がパッと分からなかったこともあって、だんだん話が混乱することが多くなった。

で、もうこれは呼び名をつけよう、ということになり、私がつけたのが「テラ男(お)」と「ギガ子」。
安易な命名ながら、これで見た目の大小と容量の大小が関連づけられて、ようやく話が混乱しなくなったのだった。

私が主に触るのは①ひとまずバックアップ用の「ギガ子」で、カメラやケータイからここにいったん移した写真をセレクト&編集し、ちまちまとアルバム(フォトブック)にまとめている。
暇を見つけては年中やっているのだけど、たまっていくスピードが早いので永遠に追いつかない。

先日も、その作業のために夫がギガ子にデータを移す作業をしていたら、なんと突然ギガ子が反応しなくなった。
「え、ヤバい」と焦っていろいろ試みたものの(夫は詳しいのでなんだか私の分からない処置もしていた)、どうやらギガ子は逝ってしまったっぽい。
幸い、ある時期までのデータはテラ男に入っていて、それ以降のものはデスクトップとクラウドからかき集めればなんとかなりそう、と分かってひと安心したのだけれど、そうなるとテラ男のデータだけが頼りになってしまい、もしテラ男が急逝したら終わりになるので、夫が急いでギガ子の代わりをネット注文した。

で、またまた新しいハードディスクが増えたというわけ。
新しいハードディスクは色が違うから見分けはつくのだけれど、ここはやっぱり一応名前を...と思った私。
「新ギガ子」→でも今度の容量はギガではなくテラ→じゃあ「テラ子」?→いやさすがに安易すぎる...
というわけで、新しいハードディスクの名前は「テラ美」に決めた。
別に女である必要はなかったのだけれど、ギガ子に先立たれたテラ男の後妻ということで。

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夫に見せると「絶対また(名前)つけると思った」。
私が「今度のテラ美はギガ子よりもふくよかに描いといたよ。丈夫でいてもらわないと困るからね」と言うと、テラ美の体型を見て夫はちょっと笑っていた。

ギガ子はその後も夫がいろいろ試みているものの、どうやら望みは薄そう。
今回のことで、やっぱり大事な写真は紙データにしておくに越したことはないという思いを強くしたのだった。

エイジングを楽しむ

三年前に新調したフッ素加工のフライパンが、どうも焦げつきやすくなってきた。
確かにここ三年ほどフライパンの使用頻度が増えていて、それに伴い「やっぱり鉄のフライパン欲しいなぁ」という気持ちが高まってきていた。

実は、鉄のフライパンは結婚してから一度処分したことがある。
処分と言っても捨てたわけではなくて、買い替え&下取りキャンペーンがあって、そのときに下取りしてもらって新しいフッ素加工のを割引で買ったのだ。

そのとき下取りに出したのは、独身時代に買った無印の鉄フライパン。
「どうせ使うなら鉄分が摂れる方がいいな」と思って買ってはみたものの、一人暮らしでそう頻回に炒めものをすることもなく、だんだん錆が出てきてしまった。
使うたびに錆を落としてから...というのも面倒くさくてだんだん使わなくなり、さらに錆びていく悪循環の末、下取りキャンペーンに目がくらんで手放してしまったのだった。

その後、長男が成長して食べる量が増えたり、忙しくてパッとできる炒めものが増えたりで、ここ三年ほどでフライパンの使用頻度が急激に高まった。
どうせ炒めるならカリッと高温で炒めたいなぁ...しかも使えば使うほど劣化するのでなくて、使いやすくなってくるものがいいなぁ...やっぱり鉄か、と思って探し始めたのが去年ぐらい。
ネットでリサーチし、現物も何度か見に行って、中華鍋と二択で迷った結果、「餃子が焼ける平らな底面」「オーブンに入れられる持ち手の短さ」が決め手となって、ついにラ・バーゼのフライパンを入手したのだった。

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ジャーン。

折しも今年は結婚六年目、「鉄婚式」の年。
木婚式」だった去年は木のソーイングボックスを買って、そのときに「来年は絶対鉄のフライパンだ!」と心に決めていたのだ。
coffeesofa.hatenablog.com

鉄フライパンが我が家に来て一ヶ月余り、炒めものはもちろん、ハンバーグを焼いたり(焼き目をつけた後オーブンが使えるのは本当に便利!)、餃子を焼いたり、これまではほとんどしなかったステーキを焼いたりと、週に3日は大活躍。
だんだん油が馴染んできて、最初よりだいぶいい感じになってきた。

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道具を育てていくのは楽しいな。

ある戌の日に

妊娠中に夫が買ってきた安産御守を返しがてら、神社に御礼参りへ行ってきた。

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夫は私が知らないうちに行っていたから、私がこの神社に来るのは初めて。
意外に人が多くいるなと思ったら、たまたまその日は戌の日だった。
妊婦さんとその夫、そしてどちらかの両親であろう年配の夫婦という取り合わせに、何とも言えず幸せな懐かしい気持ちになった。

御礼参りに行くのは二軒目で、一軒目は子宝祈願のお守りを返しに、少し前に八王子まで行ってきたのだった。
子宝祈願も含めると、覚えているだけであと4ヶ所は行かなくてはならない。
一番遠いのは沖縄で、ここはなかなか行けそうにないけど、ひそかにここが一番パワースポットだったんじゃないかと思っている。
子宝祈願としては最後に行った場所になった。

coffeesofa.hatenablog.com

合格祈願であれ安産祈願であれ、これまでわざわざ御礼参りなんてしたことがなかったけれど、ひとつひとつ過去の想いを回収してまわっているようで、それはそれで良いものだなと思った。
それもこれも、祈願が叶ったから言えることではあるけれど。

いろんな場所の神様、
あのとき願った子どもはおかげさまでお腹に宿り、無事に産まれて、すくすく育っています。

育児ワークショップ

キンモクセイが香っている。

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例年よりずいぶん早い気がする。
去年も少し早いなと思った記憶があるけれど。
季節がどんどん前倒しになってきている。

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ずっとやらなくちゃやらなくちゃと思っていた幼稚園の雑巾作りを、ついに決行した。
去年はIKEAで3枚一組ぐらいで買った雑巾を供出していたのだけれど、それも尽き、何より古いタオルがたまりにたまってきたのを何とかしたくて、久しぶりにミシンを出した。
新しいタオルを使いたいけれど、そうするとお古にしたタオルの保管場所がないし、そうこうしているうちにたまりすぎた古いタオルは、雑巾にしても自宅だけでは使い切れない量に。
今こそ幼稚園用に大量に放出しようと、古いタオルをほぼ全部出してきて、チョキチョキ、縫い縫い、気づけば数時間で16枚の雑巾ができていた。
来年の供出用ストックもできて、ひと安心。

一人暮らしのときは雑巾は2枚で事足りたし、そのために毎回ミシンを出すのも面倒なので、古いタオルをそのまま折り畳んで雑巾にしていた。
こうして家族が増えなければ&幼稚園に持っていく必要がなければ、わざわざ雑巾を縫うこともなかっただろう。
雑巾一枚縫うにしても、タオルの耳の部分(厚くなっている端っこ)を裁断して中表にして縫うとか、知ってみれば「ほぅほぅ」とひとつ賢くなったような気がする。
そういう、自分一人で生きている時にはなかなかしなかったことを、子どもを産んでからたくさん経験している。
というか、そういう経験がしたくて子どもを産んだのだった。

妊娠から出産、それに続く育児は、毎日が体験型ワークショップみたいだ。
調理実習とか理科の実験とか、勉強でも体験型のものが好きだったから、ワークショップだと思ったら面倒なことでもちょっとやる気がアップする。
今日もこれから調理実習をするのだ!