2018-01-01から1ヶ月間の記事一覧

落ち着く日本家屋

友人に教えてもらった三鷹の「星と森と絵本の家」へ。古い日本家屋を利用した、子どものための施設。 だけど、大人の私がものすごく落ち着く建物だった。絵本をかじったり破ったりしてしまう息子にはまだ早いだろうと思っていたけど、 意外におもちゃっぽい…

夕暮れの丸の内

所用で丸の内へ。東京によく行き始めた十余年前からずっと工事中だった気がする駅前広場。 ようやく工事の覆いが取れたとニュースで知ってから、初めて見に行った。東京で好きな場所はいくつかあるけれど、ベスト3に入るのが東京駅から見た行幸通り。 夕暮れ…

ゆきのよる

東京の、四年ぶりの大雪。自転車なら10分足らずの道を、さすがに怖いから徒歩で、10㎏超えの息子を抱っこしたまま慎重に歩くこと30分。の、往復。 ベビーカーも使えない、荷物も両手が空くリュックで。その立場になるまで、雪の日に歩けない子どもを連れて出…

梅を待つ

息子が生まれて半年ほどした頃だったか、市の広報に、赤ちゃんの木の苗をもらえるというお知らせがあった。息子の生まれた頃に咲くキンモクセイ、 香りのいい月桂樹、 いろいろ迷った末、梅の木をもらうことにした。 幹が一番しっかりしていそうな苗をもらっ…

『光の犬』

数年前にあるブログで最初の作品『火山のふもとで』を知ってから、すっかり好きになった著者の新刊。前々作『沈むフランシス』で出てきた、北海道の架空の町「枝留(えだる)」がまた舞台になっていると知って、ゆっくり読みたいから、めったに買わない単行…

さす(刺す・差す)

「縫う」とも違う。 「編む」とも違う体験。しっくり来る言葉を探すなら、やはり「刺す」という動詞になる。「縫う」ことは、とじる(閉じる・綴じる)ことが主な目的だ。 刺繍はもっと、絵を描くことに近い。 なくても困らないけど、生きていけるけど、ある…

お味のほどは

先週通りかかって気になったパン屋に入る。パン屋の店構えが好きだ。 個人経営の、一点物感のあるお店ほど、店構えがいい。一番好きな、ドライフルーツ系のパンを2つ、買って帰った。 おいしいパンがあると、朝が幸せ。

手習い初め

新しい習い事を始めた。...と言っても、たったのひと月半。 それでも、自分のために定期的にどこかに通う時間は、久しぶりにワクワクする。大人になっての習い事は、純粋に自分の好きなことをできるのがいい。 急いで上手にならなくていいところがいい。 知…

カフェ初め

ビルの三階にひっそりとあるカフェへ。店主らしき女性がひとり。 支払いの際ふと見たら、女性の横に小学生の男の子がふてくされたような顔で待っていた。 思わず“可愛い”って言いそうになった。 言えばよかった。あの子はたぶん、お母さんの手が空いて、束の…

ゆく年くる年

新春、都庁パスポートセンターへ。入り口を入った瞬間ものすごい行列が見えて、さすがに出直そうかとひるんだ。 しかし、よく見たらそれは申請の列。 受け取り日だった私は、まったく並ぶことなく、ものの5分で新しいパスポートを手に入れたのだった。混み具…