2018-02-01から1ヶ月間の記事一覧

なくなる風景

銀座線、渋谷駅。 5月に、線路の移設工事が行われるみたい。いつか変わってしまうものを撮っておきたい。 人や、景色や、室内を。 そういう写真の方が、後で見たとき「いい写真」になる。

『ガールズファイル』

柴崎友香の、本屋さんではあんまり見たことない本が図書館にあったので、早速借りてみることに。2005年前後に20代~30代前半だった女の人たちを主人公にした、前半インタビュー、後半短編小説、という造りの一冊だった。一番最初に柴崎友香を読んだときから…

スツールは最強

息子が離乳食を食べ始めた頃から、キッチンにスツールを置くことが多くなった。家事の途中にちょっと腰掛けたいとき、 以前はソファまで行っていたのだけれど、私が座ると息子は、用事が終わったと思って寄ってくる。 そうなると、次立ち上がるときが泣かれ…

みっしり

『光の犬』を読み終わった。 帯にあった「読後、しばらく黙っていたくなる小説だ」という言葉そのままの、静謐な余韻が続いている。 大阪にParis hという大好きなパン屋があって、中でもドライフルーツやナッツが詰まっている系のパンが本当に美味しいのだけ…

珈琲と本があればよい

「静かな空間で珈琲の飲める喫茶室です」と書かれた黒板のある階段を上っていくと、ガラスをはめた小さな木製のドアがあって、そこを開けると挽きたての珈琲豆がふわっと鼻に飛び込んでくる。ここに来るのももう3回目になった。静かに考え事をしながら読む…

東風吹かば 匂いおこせよ

数年前に知ってから、一度訪れてみたかった羽根木の梅園へ。 公園に着くと、あたり一面、ふんわりとした梅の香りに包まれていた。ちょっとした食べ物もあって、取り損なったお昼をここで食べることに。 まだまだ寒い空気の中、豚汁でほっこり。桜よりも、梅…

大人と子どものにちようび

日曜日の昼下がり、同学年の子どもを持つ三家族のパーティー。一歳の子どもが一同に会せば、それはそれは賑やか。 そして、子どもたちの絡みが天国のような可愛さだった。私の子どもの頃の写真には、幼稚園や学校の行事を除けば、ほとんど全て自分の家族しか…

渦中にいながら気づいていたい

晴れた冬の日に、息子をベビーカーに乗せて。買い出し帰りの、ほんの数分の遠回り。 近所の公園のベンチに座って。私の好きな冬の低い日差しを浴びていたら、「幸せ」というのはたとえば今のこの時間のことだ、という気がした。渦中にいるときにはなかなか気…

つよいこグラスを買いました

コップを自分で持ちたがり始めた一歳の息子用に、以前友達に教えてもらった「つよいこグラス」を購入。敢えてガラスのコップを使わせることで、丁寧な物の扱い方を学ぶ、というコンセプトのよう。 ちょうど息子の手に収まるサイズ。270円。雑貨屋のスタンプ…

お呼びでない

ようやく行ってみた、GINZA SIX。 お決まりの、水玉カボチャ写真もばっちり。時間があまりなくて足早に回ったこともあるかもしれないけれど、 びっくりするほど、欲しいものがなかった。 立ち止まりたくなるお店がなかった。 お呼びでない客層ということなの…

東京砂漠のオアシス

有楽町、無印良品の木育ひろば。放牧された息子は「人をダメにするクッション」をだいぶ気に入って、誰もいないのをいいことにダイブしたりよじ登ったり。 おうちがもうちょっと広かったら、買ってあげたいんだけど...。この日は久しぶりに会う友達と、無印…

街の思い出

久々の有楽町。東京に来て最初の勤務先が有楽町沿線で、自宅も有楽町線と乗り換え一回の線だったから、有楽町にはよく来た。 「どさんこプラザ」をちょくちょく覗いてソフトクリームを食べたり、なんとなく無印に入って新商品が出ていないかパトロールしたり…