世界のふち

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赤子の爪は毎日伸びる。

生まれたばかりのとき、夫と私のどちらにも似ていないと思った華奢な細長い指は、
あっというまにプクプクになって、だんだん私の小さいときのようになってきた。


おさなごの指を押さえてこの淡き小さき世界のふち切り落とす  (俵万智)

ホワッチュアネイム?

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夫が休みの週末。
赤子を連れて、夕方から近所をお散歩。

モクレン」と「コブシ」の見分け方がよくわからない。
花びらがチューリップみたいに全部上を向いている、ハクモクレンだけは分かるようになった。

あと十日もすれば、サクラが咲き始める。

旅の相性

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JALの「どこかにマイル」で青森に行ってきた姉から、りんごのお土産三昧。

子どもが大きくなった今になって初めての一人旅だった、というのを聞いて、
そうか、確かにかつて、旅行は人と行くものだったなぁと思い出す。

長かった一人の期間、
国内は北海道から沖縄の離島まで、いつしか海外も一人で行くようになっていた。

勝手気ままに回れる一人旅の良さもあるけれど、
やっぱり旅行は人と一緒がいいなぁと思えたのは、夫とあちこち出かけるようになったこともあると思う。

Life is journeyであるならば、
旅の相性がいいというのは、人生の相性がいいということなのだ。

冬の終わりに

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5ヶ月になったばかりの息子を連れて、冬の終わりの公園を抜けていく。

「夏の終わり」や「秋の終わり」はよく意識されるけれど、
冬の終わりと春の終わりは、春や夏の始まりに吸収されてしまう。

人は、より暖かい季節を求めているということなのか。

軸足は多い方がいい

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先日連絡先を交換したママたちと、初めての子連れランチ。

微妙に降りそうなお天気の中、
たまたま前から行ってみたかったタイカフェへ。

4ヶ月、5ヶ月、6ヶ月、偶然みんな男の子。
一人のママとは産んだ病院が同じだったことも分かって、ひとしきり出産話に花が咲いたり。
親子でどうやって寝ているかの話から、家の間取りや今後の住まい、夫の家事育児の話。
あっというまの二時間半だった。

趣味つながりのママ友、
地域つながりのママ友。
ママ友に限らないけれど、
いろいろな、種類の違うコミュニティを持っておくことは、この先の自分を確実に支えてくれるだろう。

息子にも、そんな思いを込めて名前をつけたのだった。