ふと見ると、赤子エリアから息子が這い出してきていた。。
...ハァ。
ハチミツスプーンを探していたら、普通のぐるぐるした形状と違う、ちょっと変わった形のものを偶然発見した。
パッケージを見ると、新潟の燕三条で作られたもののよう。
燕三条への信頼が厚い私としては、見過ごすわけにいかない。
普通のぐるぐるスプーンよりちょっとお高かったけれど、迷わず購入。
使ってみたら...
すごい!
めっちゃ使いやすい。
V字の谷にハチミツをすくって、水平に持ってくるりと一回転させると、キレイにハチミツが切れる。
普通のぐるぐるタイプのハチミツスプーンを使ったことがないから比較はできないのだけれど、キレがいいし、すくってそのままマドラーとして使える。
何より洗いやすい。
久しぶりにいい買い物をした。
こうして燕三条への信頼はますます厚くなってゆくのだった。
今の街に住み始めて2年近くなるのに、全然気づかなかったお店。
期せずしてできた、ほんの少しのひとり時間。
次はいつ行けるかわからないから、そそくさと駆け込んでおやつタイムと相成った。
三回食になるのを前に、市の離乳食講習へ。
会場に敷かれていた子どもマットに放牧するも、15分ぐらいでぐずり出し、残り45分ずっと抱っこで講習を受ける母。
しかも座ったら大声でブーイング。
何の罰ゲーム?
そして肝心の離乳食。
「これは優等生のお食事ですから...」と何度も言われたけれど、でも毎日二食分ぐらいはこの程度しなくちゃいけない、ですよね。。
しかしこれ、たとえば献立作りだって、もし仕事だったら、かなり計画立ててやるだろうと思う。自分の性格から言って。
面倒くさいことほど、段取り段階で本腰入れないとあとが自転車操業になる。
だけど、仕事だったら「最低○時間は作業を邪魔されない」という環境が確保されてるんだな。
そこが育児との大きな違いなのだ。
みんな研修で数ヶ月間、完全育児生活やればいいのに。
マルチタスク能力上がるし、シングルタスクしてるときの幸せ感と集中力も上がると思うな、きっと。
夫が休みの日。
所用で私のみ外出、前後を含めて数時間、ひとりの時間だった。
周りにどんなに多くの知らない人たちがいても、子どもや夫と離れている間はひとりの時間だ。
満員電車に乗っている時間ですら、心は自由だ。頭の中は自由にいろんなことを考えていていい。
子育てをパートナーに任せて日中仕事に出ている方は、このことをとても忘れがちだと思う。
自分自身、働いているときはそうだった。
自分の体調も機嫌もそのときそうしたいかにも関係なく、とにかく四六時中向こう都合で動かなければならない相手がいるようになるまでは、そうだった。
貴重なひとり時間に、久しぶりの、考え事をする。
これからのこと。これまでのこと。
こういう時間が本当はもっと必要なのに、必要だということすら、忘れかけていた。
食べることや寝ることと同じくらい、ひとりに戻る時間が自分にとって必要だということを、忘れかけていた。