珈琲と本があればよい

「静かな空間で珈琲の飲める喫茶室です」と書かれた黒板のある階段を上っていくと、ガラスをはめた小さな木製のドアがあって、そこを開けると挽きたての珈琲豆がふわっと鼻に飛び込んでくる。

ここに来るのももう3回目になった。

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静かに考え事をしながら読む本に、とてもしっくりくる場所。

数ページ読んでは、大事なところを手帳にメモする。
時折窓の外を見ると、風で木の葉が揺れているのが見えて、あぁ寒そう...と思う。
また数ページ読んで、スマホで気になる点を検索して調べ、ついでにSNSを見たりして、だいぶ冷めてしまった珈琲を飲む。

気づいたら二時間近く経っていた。

東風吹かば 匂いおこせよ

数年前に知ってから、一度訪れてみたかった羽根木の梅園へ。
公園に着くと、あたり一面、ふんわりとした梅の香りに包まれていた。

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ちょっとした食べ物もあって、取り損なったお昼をここで食べることに。
まだまだ寒い空気の中、豚汁でほっこり。

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桜よりも、梅見の方が好きかもしれない。

大人と子どものにちようび

日曜日の昼下がり、同学年の子どもを持つ三家族のパーティー。

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一歳の子どもが一同に会せば、それはそれは賑やか。
そして、子どもたちの絡みが天国のような可愛さだった。

私の子どもの頃の写真には、幼稚園や学校の行事を除けば、ほとんど全て自分の家族しか写っていない。
めくれどもめくれども同じような家族写真しか貼られていないアルバムに、あるとき気づいてハッとした。
親の友達や子どもつながりで家族ぐるみのつきあいをすることは、ほぼ皆無だった。

息子には、たくさんの家族と出会ってほしい。
子どものいる家いない家、きょうだいのいる家いない家、お父さんだけの家やお母さんだけの家、老人のいる家、病気や障害を持つ家族がいる家、ペットを飼っている家...。
いろんなおうちがあって、いろんな家族があることを小さいうちから知って、違和感なくつきあっていってほしい。

渦中にいながら気づいていたい

晴れた冬の日に、息子をベビーカーに乗せて。

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買い出し帰りの、ほんの数分の遠回り。
近所の公園のベンチに座って。

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私の好きな冬の低い日差しを浴びていたら、「幸せ」というのはたとえば今のこの時間のことだ、という気がした。

渦中にいるときにはなかなか気づかないものに、渦中にいながら気づいていたい。

つよいこグラスを買いました

コップを自分で持ちたがり始めた一歳の息子用に、以前友達に教えてもらった「つよいこグラス」を購入。

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敢えてガラスのコップを使わせることで、丁寧な物の扱い方を学ぶ、というコンセプトのよう。
ちょうど息子の手に収まるサイズ。270円。

雑貨屋のスタンプカードがあと150円でもう1つ押してもらえる、というときに、ちょうどそこにあったのだった。

お呼びでない

ようやく行ってみた、GINZA SIX。
お決まりの、水玉カボチャ写真もばっちり。

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時間があまりなくて足早に回ったこともあるかもしれないけれど、
びっくりするほど、欲しいものがなかった。
立ち止まりたくなるお店がなかった。
お呼びでない客層ということなのか。
それとも。

古きよき昭和の時代、
デパートは多くの大衆の胸をワクワクさせる場所だった。
今は、人々を一箇所に集める場所はなくなっているのかもしれない。
丸ビル新丸ビルやヒカリエやLUMINEにワクワクする人々、
無印やIKEAにワクワクする人々、
郊外のイオンやUNIQLOにワクワクする人々、
一点もの的な小さなお店にワクワクする人々。

一億総中流時代というのは、本当に限られた、稀な時代だったのだなぁと、しみじみ。

東京砂漠のオアシス

有楽町、無印良品の木育ひろば。

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放牧された息子は「人をダメにするクッション」をだいぶ気に入って、誰もいないのをいいことにダイブしたりよじ登ったり。
おうちがもうちょっと広かったら、買ってあげたいんだけど...。

この日は久しぶりに会う友達と、無印で待ち合わせ。
お互いぴったりの時間に着かなくてもぶらぶらできるし、子どもがぐずったら放牧もできるし、落ち合ったらカフェもあるし、ほんと、子連れのオアシスだった、有楽町無印。