家族のグルメ

テレ東のドラマが好きで、いつしか夫も巻き込み、毎期なにかしら家族で見るようになった。
今見ているのは「孤独のグルメ season9」と「サ道2」。
どちらも、前シーズンも家族で見ていたものだ。

孤独のグルメ」は、season9のスタートに先立ちこれまでのものがちょくちょく再放送されていて、それも録画してちょこちょこ見ている。
行けそうな場所もあれば、これは子連れは厳しいなぁという場所までいろいろなのだけれど、前からここは行けそうだな~と地図に印をつけておいたお店に、ついに行ける日がやってきた。

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杉並の住宅街にあるレストラン。
シェフが80代と知って、これはもし急に引退とかされたら泣いちゃう、行けるうちに行っておかねばと、家族でわざわざ出かけたのだった。

席数を減らしての営業で、だいぶ待つかなと思ったけれど、時間を少し外して行ったこともあって15分ほどで入ることができた。
ここのメニューは名前からなかなか推測できないものがいくつかあるのだけれど、いろいろ迷った末、ドラマで美味しそうだった「チキン・オー」と「ミートパトラ」に決定。
「チキン・オー」はクリームソースのかかった鶏肉のグリル(煮込み?)、「ミートパトラ」は成形してないハンバーグ、って感じで、でもなぜかめっちゃ辛い。

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どちらもめちゃくちゃ美味しかった。
特に「チキン・オー」はクリームソースが衝撃の美味しさで、これは病みつきになりそうだった。
「ミートパトラ」もピリリと辛いのがクセになる感じで、ごはんとの相性抜群。
息子はカレー味のスパゲティーをほとんど一人で一皿食べたのだけれど、こちらもひとくちもらったら相当美味しかった。
あー、何を食べても美味しいお店だ、これは。

店内は昼過ぎの閉店まで常に満席だった。
おじいちゃんおばあちゃんと息子孫家族という三世代とか、若いカップル、中年夫婦、同僚(かな?)の男性連れなどなど、客層も多彩で、いろんな年代に愛されているのが分かった。
こんなお店、近所にあったら間違いなく通ってしまう。

満腹になってお店のドアを出ながら、頭の中では「ゴロ~♪」というドラマのテーマソングが鳴り響き(見てる人にはピンとくるはず)、心の中で「ごちそうさまでした」と呟く主人公の声まで聞こえてきて、気分はすっかり「孤独のグルメ」。
ちなみに「孤独のグルメ」好きの息子には特にその店に行くとは教えてなかったのだけれど、お店のロゴを見た瞬間「ここって、もしかしてゴロー(ドラマの主人公の名前)のおみせ?」と聞いてきたので、「孤独のグルメ」マニアか!と笑ってしまった。
ロゴだけで分かるって、記憶しすぎ(笑)

それにしても美味しかった。
ごちそうさまでした(ゴローの声)。