毎朝ぽたぽた

新しいコーヒー道具を手に入れた。
燕三条製「珈琲考具」シリーズの、ドリッパーとドリップポット。

いつも使っていた陶器のコーヒードリッパーが金継ぎ修理中で使えないので、ホットコーヒーが飲みたくなる季節までに新たに調達しようと、いくつか候補を見繕っていた。
食洗機が使えることと、見た目の好みとで二択に絞り、来週にでも買いに行こうと思っていた矢先、夫から「今年は9月中にふるさと納税を選んでね」と告げられたのが、9月後半のこと。
どうせなら返礼品にコーヒードリッパーがあれば...と検索したら、最後二択で迷ったこのドリッパーが、ちょうどあったのだった。
しかも、いつかは欲しかったドリップポットもセットで。

直火にかけられるやかんタイプのドリップポットの方がお得で、夫はそちらに傾いていたのだけれど、やかんは愛用のものもあるから、増やすと置き場所に困る。
しかも直火にかけないタイプは、沸騰したお湯を注ぎ替えることで温度が下がり、ちょうど淹れるのに最適な温度になるのだ。

...というプレゼンをして、最終的にちょうどいい二品のセットを手に入れたのだった。

そろそろ毎朝ホットコーヒーを飲みたい季節になった頃、ドリッパーセットがタイミングよくやってきた。
早速使ってみたら...これはいい!
特にドリップポット。
力加減を自分で調整しなくても、傾けて持つと一定のスピードでドリップしてくれるから、「わ、お湯入れすぎた!」ということもない。
そして温度がやはり適温なのか、同じ豆を使っているのに風味が断然するようになった。
なんでも、専用に作られたものは使ってみるもんだな。

どちらも置き場所を考えて選んだだけあって、吊るして置いておけるので手に取りやすいし場所も取らない。
またまたなかなかいい買い物(?)をした。