梅雨とドーナツ

久しぶりに、良いカフェを見つけた。

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植物園のすぐ横にあるparkという名のカフェ。
以前植物園に行ったときに、外から見てとっても気になっていたのだ。

わざわざ再訪しに行ったのは、夫が息子を連れて実家に帰っていたから。
その隙に済ませたい用事はいろいろあるけど、癒しのおひとりさまタイムも必要...というわけで、カフェ巡りな一日だった。

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ミルクジェラート付のドーナツ。
ジェラートをひとくち食べた途端「...おいしい!」と独り言を言ってしまった。

ドリンクのグラスは口当たりが良くて、気軽に使えるワイングラスにもなるものを探していたから、メーカーを知りたいなと思って眺め回していたら、小さく「iittala」と書かれてあった。
道理で...(でも気軽じゃなかった)。

ガラス張りの店内は、不思議に落ち着く居心地の良さで、ひとり過ごすのにぴったりの場所だった。

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今度はキーマカレーを食べに行こう。

バスコロ

趣味と言えることのひとつに、「都内をバスで巡ること」が最近加わってきた。
昔京都にいたときに「バスDEコロコロ」という深夜番組があって時々見ていたのだけど、それにちなんで「バスコロ」と呼んでいる。

東京の街は特に、歩いて回るには広すぎるし、自転車で巡るには起伏がありすぎるから、バスがちょうどいい。
バスなら生活道路も通るし、バス停や渋滞や信号で停まるから、気になるお店も乗りながらゆっくりチェックできる。

先日行ったスナ・フジタ展の抽選が当たったという連絡があって、それを引き取りに、六本木のとあるギャラリーへ。
夢のスナ・フジタ展 - 珈琲とsofaのあるところ
出先の渋谷から六本木まで、乗ったことのないバス路線で行けることが分かったので、それに乗って六本木まで15分くらいの旅。

知っている道と道が、突如つながる瞬間のおもしろさとか、
そこそこ広い敷地や特徴的な建物を見つけたとき、急いでGooglemapを立ち上げて、そこが何であるのかを知るおもしろさが、バスコロの醍醐味。

渋谷から六本木は大きな道路一本道ではあったけれど、歩いたことのある道とのつながりが分かったり、青山学院だらけの一画が分かったりして、なかなかおもしろかった。

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降り立った六本木駅前から10分弱歩いて、無事品物をGET。

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焼き物のボタン。
ギャラリーの人によると、今回の抽選、関係者もなかなか当たらなかったそう。
器に比べて、ボタンは比較的当たりやすかったのかなとは思うけど。

どんなアレンジでどんなアクセサリーにしようか、楽しみ。

誰かと一緒にいること

テレ東の「きのう何食べた?」を相変わらず楽しみに見ている。

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直近回は、ケンジの知り合いのゲイカップルが、弁護士であるシロさんに相続の相談をする話で、なんだかとっても心暖まる回だった。

イカップルを扱いながら、本質は「誰かと一緒にいること・暮らすこと」をとっても丁寧に描いているドラマだと思う。

「結婚とか、社会的な契約がないからこそ、続ける努力がいる」っていうシロさんのセリフとか、喧嘩後にゴミ出しに行ったケンジに「このまま帰ってこないってことも、なくはないんだよな」って思うシロさんの心の声とか。
前回の、「疲れて帰ってきたとき、部屋が散らかってると気持ちまですさむじゃない?」って言いながらアイロンがけをするケンジもそうだった。

社会的な契約があってもなくても、誰かと一緒にい(続け)るっていうのは、とても壊れやすくて、維持する努力が要るものなんだと思う。
一瞬一瞬とまではいかないけれど、毎日ちょっとずつ気にかけて、少しずつ軌道修正して。

見るたびに、そういう気持ちをちょこっと思い出させてくれる感じだ。
主題歌も優しいし。

ひとつやたら気になるのは、スーパー中村屋のBGM。
何年か前にやってたドラマ「監獄のお姫様」で使われてた変なCMソングとめっちゃ似てて、すごく気になっている。

週末小旅

三浦半島の先端である三崎に初めて行ったのは、確かちょうど5年前のGWだった。

以来、写真を撮りにもう一度ゆっくり行きたいなぁと思っていた。
同じく三崎に行きたい仲間と一年前から調整を重ね(スケジュール合わせに加えて、気候天候もあり)、ようやくちょうどいい季節に再訪が叶ったのが、先週末だった。

5年前にも使った、お得な京急「みさきまぐろ切符」。

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品川からの往復切符(正規で1800円強)、三崎エリアの京急バス乗り放題、加入店でのランチ、お土産or施設利用券、がついて3500円という驚きのお値段。
5年前はさらに安くて3000円ぐらいで、「え?片道チケットじゃなくて?」と疑ったぐらい。
値上がりしたけど十分お得なので、このまぐろ切符のおかげで三崎エリアは観光客が増えているらしい。

品川駅から特急で約一時間、10時に三崎口に到着。
着いたら駅名が「マグロ駅」になっていた。

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まずは、同行の友達が調べてくれたおしゃれベーグル屋へ。
週末で混み混みのバスを一台見送って、バス停からてくてく歩くこと20分強。
「こんなところに?!」というような場所に突如現れたベーグル屋さんは、なんともおしゃれな店構え。
クリームチーズ&ラムレーズンという食べたことのない組み合わせがあったので、それをチョイスしたら、意外に軽くてペロリだった。

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次に向かったのは、一番栄えている三崎港エリア。

ここでランチチケットを使うことにして、立花という、昔の宿屋のような造りのお店へ。
暖簾をくぐると古い旅館のような匂いがした。

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通常価格1800円と書いてあったから、もうこれだけで元が取れてしまった。

そこから、行ったことのない城ヶ島へ。
船で行くルート(乗船5分)もあったけど、時間がうまく合わなかったのでバスで。

時間があまりなくて、歩いたのはほんの入り口だけだったけど、独特の海岸地形に旅情が高まる。
今度はゆっくりここメインで来てもいいなぁと思う場所だった。

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夕方の気配がしてくる中、またバスで三崎港に戻ってチケットでお土産をgetしたあと、気になるおしゃれカフェへ。

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港の見える一番いい席があいて、夕方のいい風を浴びながら楽しむ最後のひととき。
帰りのバス停が目の前なので、ギリギリまでゆっくりできた。

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帰りは始発のマグロ駅からで、こちらも一番いい席をget。
電車好きの友達が解説してくれる京急の見所を聞きながら、最後の最後まで楽しめた旅だった。

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今度は息子を連れてきて、船に乗らせてあげたいな。

都会の異世界

梅雨入り前に子どもたちを連れてお外遊びを、ということで新宿御苑へ。

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5月で30℃超え。
どうなることかと思ったけれど、御苑は木のあるエリアが多くて、湿気の低い今の季節なら意外に大丈夫だった。

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苑内を巡っていたら、突如、ジブリの世界に迷い込んだような光景に遭遇。

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「落羽松(らくうしょう)」という植物の根っこの一部で、空気中や水中から酸素を取り入れる「気根」というのだそう。

動物園で動物を見るときにも思うけれど、
自然科学の知識がなかった時代、森の奥で変わった動物や植物に出くわした人間は、本当に怖かっただろうなぁと思う。
この「気根」なんて、いかにもおどろおどろしい、魔術的なものに見えるもんな。

息子は途中でぐっすりお昼寝。
たっぷり四時間近く過ごして、お開きとなった。

ジメジメ期前の、貴重なひととき。

大は小を兼ねない

週末、休みの夫に「夜ごはん(手間がかかるけど夫の好きな)揚げ物作ってあげるから!」と約束し、息子をポイッと託して、朝から一人で雑貨屋さん巡りへ。

一軒目はバス乗り継ぎ途中にあるお店で、ちょうど開店直前だったので、先に寄ることにしてオープン一番乗り。
ここは買うものが決まっていたので(千切りスライサー)、ササッと済ませて乗り継ぎバス停へ。

二本目のバスから三本目のバスへの乗り継ぎは、電車の駅を挟んで反対側。
ギリギリだったので駅ビルの中を走って通り抜けようとしたら、昔住んでいた街にあった大好きな雑貨屋さんの支店を発見して、思わず急ブレーキをかけた。
迷ったけど、なかなか来ることない場所だし...と、バスを遅らせて物色することにしたら、
ちょうど探していた「半端な量の計量スプーン」が500円で売ってるのを発見して、お買い上げしたのがこれ。

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とある料理家の人が「調理道具に関しては『大は小を兼ねる』ということはないんです。小さいサイズは小さいサイズであった方がいい」と書いていたのを、この間読んだ。
添えられた写真に、1/2とか1/4の計量スプーンが写っていたのを見て、「やっぱりそうか!」と膝を打った私。
以来探していたのだけど、プチプラで可愛いやつか、燕三条的なやつ、という条件を満たしたこれを発見したので、即お買い上げとなったのだった。

買った翌日に早速使う機会がやってきて、「買ってよかった~」と満足しているところ。

自分メンテナンス

妊娠が分かった頃から増え続けている体重。
危機感は常に感じていたものの、妊娠中にダイエットをするわけにもいかず、期待の授乳期は母乳がほとんど出ずに短期間で終わり、以来、子どもの世話の隙間を縫って食べられるときにごはんをかきこむ、運動する時間なんてもちろんゼロ...な生活をしていたら、みるみるうちにまーるくなってしまった。

しかし、いきなりハードな運動をしても長続きしないのは分かっている。
それにそもそも、運動で消費するカロリーより、食べ物から摂るカロリーの方が圧倒的に多い。
運動するにしても、筋肉がどれぐらい落ちているのか(筋トレ系も並行して基礎代謝を上げるべきなのか)、とりあえず有酸素系だけでいいのか。

...などということを考えていたらふと思い出して、ルート・ブリュック展のついでに、「丸の内タニタ食堂」に行ってみたのだった。

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ここには7,8年前にも来たことがあって、食事をすると、全身の筋肉脂肪量計測と栄養士によるカウンセリングを受けられる。

今回受けてみた結果、筋肉量は思ったほど落ちてはいなかったので、やはり有酸素運動と食事、特に食事を改善していくことになった。

とは言え。
写真のような、野菜おかずたっぷりの多品目メニューを、誰かが作ってくれるわけではない。
毎食毎食、用意するのは自分。
はっきり言ってかなりハードルが高い。
というのも、息子が同じメニューを食べてくれればいいけれど、最近はけっこう好き嫌いを言うので、子どもメニューと大人メニューの両方を用意しなければならないこともしばしばあるからなのだ。

スーパーに買い物に行くのも、子連れだと大変なので、週1まとめ買いの日々。
毎日新鮮な食材が手に入るわけでもないし、自転車で持ち帰れる量にも限りがある。
さらに、キッチンにこもっていると息子がまとわりついてくるので、ただでさえごはん作りが苦痛なのに、毎日今以上の多品目メニュー...。
しかも、一食20分以上かけて食べるようにとの、タニタのお告げ。
かきこむ毎日からの急激なスローダウン。
目が眩みそうだけど、とにかく慣れるしかないかもと、一週間ぐらいがんばってみているところ。

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丸の内は、5月のさわやかな季節。
だけど、暑さが苦手な私にとっては、これからのつらい季節を予期させる湿度も上がってきている。
外の運動は暑さと蚊で続かないのが目に見えているので、ひとまず部屋の中でできることからちまちま始めることにした。

慣れるのとギブアップするのと、どっちが早いか、自分にも分からない。