家族の風景

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二十代の頃からの後輩が、夏に三人目の子どもを産んだので会いに行った。

久しぶりの赤ちゃんを堪能。
一年前は息子もこんなに小さかったんだ。
赤ちゃんは柔らかくてあたたかくて少し湿っていて、そしてとてもいい匂いがした。

昼過ぎに上のお姉ちゃん二人がそれぞれ学校と幼稚園から帰宅すると、おうちの中は子どもだらけになって、それはそれは賑やかに。
お姉ちゃん二人も交えて、私が持っていったバウムクーヘンでティータイム。

姉妹二人と赤ちゃんを抱いた後輩が並んでテーブルに座っているのを見たら、「家族」という言葉が急にリアリティをもって迫ってきた。
うちはまだたったの三人家族で、そのうち一人はこの世に来てまだ一年の、「新米の人間」という感じ。
だけど目の前の小学生と幼稚園児はもう明らかに意志と人格を持った一人の人間で、家にそういう子どもたちが何人もいるのが、なんだかとても新鮮だった。

思えば、知り合ったとき、後輩はまだ十代だった。