我が家のアイロン事情

我が家の洗濯物は、洗って干して取り込むまでは私、畳んでしまうのは夫、という役割分担になっている。
ところが、すぐに畳まない夫が二回分ぐらいを溜め込んで、畳む頃にはTシャツがシワッシワ、ということも珍しくない。
取り込んだ洗濯物は折り畳めるランドリーバッグ二つに入れていて、皺を寄らせたくないものを一番上にふわっと置いておくのだけれど、夫が何日も何日も放置するので、さらに上に置かざるを得なかったりしてまったく意味がない。
かといって私が毎回畳んで各自の棚にしまうほどの余力はないし、それをしてしまうと夫の家事分担がどんどん減っていく&私のストレスがどんどん増えていくので、そこは意地でもやらないのだ。

とはいえ、夫のものは自業自得として、子どもたちのものがシワシワになるのが本当にストレス。
早めに畳むよう何度も何度も何度も夫に言ったけれど、忙しいを理由に次第に無視するようになったので、「じゃあスチーマー買おう」と、去年から口うるさく言い続けてきたのだった。
うちのアイロンは私が大学時代から使っている二十年モノがまだ現役なのだけれど、アイロン台がなかなか定まらない。
立って使えるアイロン台を常設、というのが理想ではあるけれど、常設できるスペースもないし、何より立って使えるアイロン台って意外に高価。
アイロン台を買うか、スチーマーを買うか、いろいろ考えた結果、今の我が家の状況としてはスチーマーの方が使うな、という結論に達したのだった。

アイロンとスチーマーの大きな違いが「棚にしまうときにかけるか、着る直前か」「まとめてかけるか、必要なものだけその都度かけるか」の二点。
まとめてかけるとなると、畳んで収納するのも全て私の仕事になってしまって夫の仕事がなくなる。
さらに、収納スペースが今パンパンなので(←これはこれで別課題)、アイロンをかけてからしまっても、着るときにまた皺になっていることもある。
なので、必要なときに一枚ずつかけられるスチーマーが正解なのだ。

本当は、シャツ類が増える夏前に欲しいと言い続けてきたのだけれど、結局いろいろな事情で手に入ったのはもう秋口だった。

ついに手に入れたスチーマー。
立てて置いとけるタイプとか、パワフルさとか、価格とか、重さとか見た目とか、いろいろ比較検討して結局パナソニックになった。

早速夫のTシャツを伸ばしてみたビフォアアフター。

ほぉ。なかなかいいじゃないか。
もちろんアイロンほどはパリッとしないのだけれど、着る前にさっとこれだけかけられたら十分。
夫のものは面積が広いからちょっと時間がかかるけれど、子どもたちのものは小さくてすぐにきれいになるから、かなり便利だ。

夫も気に入ったようで、ちょくちょく使っている。
私も、早く洗濯物を畳むように言い続けるストレスから解放されて、なかなかいい買い物となった。