手帳はアナログ派

来年の手帳を買う季節になった。

ここ数年、試行錯誤の末に今年試してみたパターンがけっこう機能しているので、来年も同じパターンで行くことにした。
それがこれ。三冊持ち。

ほぼ日の「day-free」「WEEKLY」、文具メーカーミドリのMDノートの薄いもの、の計三冊を、ほぼ日の手帳カバーでひとつにまとめている。

フルタイムで仕事していたときは、主に普通のほぼ日手帳を使っていた。
ほぼ日手帳の難点は、一日1ページあるので重くなってしまうこと。
半年ごとの分冊も試してみたけど、先々の予定が見通せないのが不便で結局元に戻した。
その後生活スタイルが変わり、一日1ページも必要なくなったので他のタイプを探し始めたのだけれど、これがなかなかしっくり来るものがない。

私が今の生活で求める手帳は、
①「ひと月の予定を一覧できるページ」
②「一週間を一覧しつつ、一日ごとの簡単な記録もできるページ(できればバーチカルの時間刻み入り)」
③ある程度枚数が多いメモページ
そして一番大切なのが④「紙質」。

④の「紙質」を考えるとMDノートが一番好きなのだけれど、MDノートは②を満たさない。
ほぼ日の紙質も次にいいのだけれど、ほぼ日には①②を一冊で満たす文庫サイズがない。
あちらを立てればこちらが立たずで、①~④が揃った一冊というのが全然ないのだ。

そんな中、たまたま立ち寄った小さなロフトで、見慣れないサイズのほぼ日「WEEKLY 」を見つけた。
サイズ違いのものは毎年売っているのだけれど、文庫サイズのこれはオンラインだとなぜか「手帳」ではないコーナーに分類されていて、見つけられなかったのだ。
メモページの多い「day -free」と組み合わせると、全ての条件を満たすことになる。

それを機にもう一冊、薄いMDノートを「年をまたぐメモ帳」として取り入れてみることにした。
ここには、ケータイが使えないときのために家族の連絡先とか、旅行の持ち物リストとか、何かの豆知識とか、がメモされている。
毎年、情報の整理を兼ねていくつかのメモを新しい手帳に書き写していたのだけれど、だんだんどこに書いたか分からなくなりがちだったのだ。

三冊あると手帳カバーの中でちょっと動くので安定感は犠牲になるけれど、今年一年やってみて、このパターンはなかなかいい。
「手で書く」ことは、私にとってはデジタルより記憶が定着しやすいから、予定を忘れずに済む。
一覧性という点でも紙媒体はデジタルには換えがたいから、しばらくはこのスタイルでいくことになりそう。