服が増える原因

仕事用の服をいくつか買いに行った。
メインは夏用のパンツで、よく行くお店に試着をしに行ったところ、他に「おっ」と思うTシャツがあったので一緒に試着。
私は肩幅があるから合う形のTシャツを見つけるのが昔から難しいのだけど、それに加えて年齢が上がると生地にも気を配らないといけなかったりして、一枚で着られるTシャツ選びは意外と難しい。
試着したものが思いのほか合う形だったので、試着室内ではもうほとんど買う気になっていたのだけれど、パンツに関しては他の店も見てから決めたかったので、いったんその店を後にすることにした。

次の店に歩きながら、ケータイにメモした「今日買いたいアイテム」を見直して、ハッとした。
違う違う。
Tシャツじゃなくて、手持ちの服を生かすための、別のアイテムが欲しかったんだった。
それが見つかれば、今使いにくいアイテムが2着使えるようになる。

そうだった。
こうして、服がどんどん増えていくんだよな。

① 手持ちの2着を生かすためのアイテムを見に行った先で、当初の目的を忘れて買う予定のなかったものを1着買う。
② ①のアイテムに合う、別のアイテムが欲しくなり、後日1着買う。
③ ①で目的のものが買えなかったから、生かせない2着はクローゼットに眠ったままとなる。

かくして、枚数は2着増えたのに元の2着は生かせず、枚数だけ増えた状態になってしまうのだった。

特に、女性のファッションは組み合わせが多い。
下がパンツなのかスカートなのかによって上の服の形が微妙に変わるし、手持ちの靴によってパンツやスカートの形も変わるし、靴下やストッキングも必要になるし、上の服が薄手のものだと見えてもいいインナーが必要になる。
だから、パンツスタイルならパンツスタイル、足の見えるスカートなら足の見えるスカート、ワンピースならワンピース、とある程度パターンをきめてしまわないと、服が無限に増えていくのだ。

このGWに大断捨離をして、年齢や体型に似合わなくなった服を思い切って捨てたりしたところだったから、本当に必要な服以外は増やしたくないところ。
結局、試着した店に戻ってTシャツは買わず(他に着られるものはあるから)、初志貫徹して仕事用のパンツだけ購入したのだった(えらい、私!!)。

f:id:coffeesofa:20210530125609j:plain

初志貫徹するために、買い物メモってほんとに重要。
何年か前からは、「なぜそれでなければいけないか、その基準」まで書くようにしている。
「ヒールのないパンプス。ヒール3cm以上なら○○があるから買わなくていい!」とか、
「裾が絞ってあるやつ。絞ってないやつならあれとこれが既にある!」とか、
「襟がないもの!襟があるとストールが巻きにくい!」とかとか。
このおかげで、うっかり予定外のいいものに出会ってしまったときでも、自分に「ちょっと待て!」ができて何度も命拾いをした(←大げさ)。

こういうこと、若い頃にほんと誰かに教えてほしかった...。
せめてこれからは、本当に必要なアイテムしか買わないように重々気をつけたい。