勉強の秋

あんなにとれまくっていた夏野菜がようやく終わり、秋野菜の収穫時期になった。
畑は里芋、白菜、人参、大根、かぶ、ブロッコリーと、バラエティに富んだラインナップでとても楽しい。
里芋は煮物と豚汁であらかた消え、かぶは鶏ミンチと豆腐を加えた塩麻婆にしたら大好評、大根やかぶの葉は刻んで冷凍して、味噌汁に使う予定だ。

ここしばらく、整理収納講座に通っていた。
在住・在勤者が格安で受けられる講座をたまたま知って、前々からそのあたりをちゃんと勉強してみたいと思っていたから、すぐに申し込んだのだ。
数回シリーズの講座Aに加え、なぜか同時期に全く別の講師の無料単発講座Bも見つけて申し込み、期せずしてこの秋は、整理収納について集中的に知識を得ることになった。

どちらの講座もだけれど、これが、めちゃくちゃ勉強になる。
寄せ集めの知識でぼんやり「たぶんこうだろうな」と思って見よう見まねでしていたことが、はっきり「この順番で整理する」とか「この作業が一番山場になるところ」とか「こういう収納場所の作りだとこの道具は使えない」とかが分かるようになる。

整理収納にはもともと関心があるから、自分でもいろいろネットで見て知識を得ていたけれど、バラバラの知識でなく同じ人に一貫して教わるというのは、やっぱり大事だなぁと思った。
同じことをするにも「なぜそうするか」の理由や基準が同じ人だと一貫しているから、たとえばそれが自分に合わなくても、じゃあこれは取り入れなくていいな、とすっきり思えるし、こういう基準だからこうしているんだな、というのも理解できて取り入れやすくなる。
ネットの知識だと、一見良く見えてもやってみると自分の生活には合わなかったり、良さそうだけど何か落とし穴があるかもしれないと思って取り入れるのを躊躇したり、ということが私はよくあるのだ。

それから、キッチンの整理収納に関しては、自分がなかなか良くやっていることが認識できた。
リビングとかクローゼットに関しては「なるほど...」という点がたくさんあったのだけれど、キッチンに関しては、それ既にやってます!みたいなことがけっこうあった。
キッチンは一番よく使う場所だから、ちょこちょこテコ入れを繰り返して、狭い割に今はまずまず使いやすい形になっているのだけれど、これまで改善してきた自分の工夫が「それで合ってた!」と分かるというのは、なかなか嬉しい体験だった。

とりあえずは、ちょうど衣替えシーズンだったので、洋服やファッション小物の断捨離に取り組んでいる。
子どもがいるとなかなかはかどらないけれど、この冬にはもう少し使いやすいクローゼットになっているよう、ちょこちょこ頑張り中。