静かに過ごすクリスマス

クリスマスイブは、出たついでに久しぶりのカフェに寄ってひと息。

先週末は、数ヶ月ぶりに会う友人と久しぶりの晩ごはんだった。
時々東京の家に来る、週末婚の友人だ。
仕事帰りに待ち合わせて、始まったばかりの服屋のプレセールにちょっとだけ付き合ってもらってから、ごはんのお店へと移った。

学生時代の友人とは、いまでも会えばすぐに関西弁で話す。
彼女は関西出身ではないので関西弁ではないけれど、一緒に過ごしたのが関西だったせいか、私のモードが自動的に関西弁にシフトするのだ。
不思議なものだなぁと思う。

母語」でしゃべれるというのは、やはりとても心地よい。
心地よいというか、とても楽だ。
思うに、母語というのは「慣れ親しんだリズム」であって、鼻歌のように何も考えず口をついて出てくる楽さがある。

鼻歌だから、話が次から次へとつながって、学生のときのようにいろんな話をした。
時節柄、年末年始の過ごし方。
そこから派生して、それぞれの義実家との関わり。
彼女の義母は遠くにいるから、年末年始はご主人が彼女の実家に来るのだそうだ。
それから、大学時代の先生の噂話。
たまたま先日、その先生をオンライン録画で見る機会があったのだ。
ちょっと長めの動画だったので、時間節約のため二倍速で見たのだけれど、そうしたらいつもゆっくりしゃべる先生が別人のように早口になってめっちゃ面白かった、という話をしたらけっこうウケた。
その先生は50代の頃からスローなおじいちゃん風だったのだ。
そこから、共通の先輩や後輩の最近の噂話。
健康の話。彼女は最近マラソンを始めたという。
果てはなぜか、寄生虫トキソプラズマの話にまで広がって(最近ニュースになっていた、オオカミの群れのリーダーをトキソプラズマが決めているという話)、まとまりなど一切ないまま、時間が来てあっという間におひらきとなった。

今年は年の瀬に少しだけ関西に行く機会ができて、また別の学生時代の友人と会うことになった。
コロナもあるけれど、学生時代の友人と会うのは多くても年一回というのが続いていたから、ひと月に何人も会うというのは相当異例だ。
今度は相手も関西弁だから、きっとどっちもすごいマシンガントークになるだろうな。
今から楽しみ。