捨てに捨てたゴールデンウィーク

フリータイム二日目は、前日一人でちょっと飲み過ぎたワインのせいで、遅いスタートだった。

この日のTO DOは、スーパーの買い出しと一人カフェ、そして服の断捨離。
カフェは小さなお店で、確実に入るにはオープン時間に行くのが一番だったので、その時間を基準にして他の予定を組み立てていった。
連日のプリン。

スーパーで普段できない「隅から隅までじっくり見」をしていたら、すっかり遅くなってしまった。

今回の服の断捨離には期限があって、期限までに不用品をまとめなければならない。
時々使っている某通販会社が、無料で服を引き取ってくれるのだ。
たまたまキャンペーン期間にそれを知って、ずっと溜め込んでいた「売るのは面倒、でもゴミとして捨てるには忍びない」服を大量に減らす絶好の機会だと、すぐに申し込んだ。
段ボールも(一人一回だけれど)無料で届けてくれ、回収も無料という神サービス。
もちろん手持ちの段ボールでも可。
さらに神対応なことに、洗濯済みでなくていいというのだ。
これまで、思い立ってリサイクルショップに持っていこうとしても、ドライクリーニングが必要だったりすると「どうせ手放すのに...」となって止まってしまっていたものがけっこうある。

大人の洋服だけでなく、子ども服、鞄、靴、アクセサリーもOK。
クローゼットをひっくり返し、不用な服を集め始めたら、「これももういい、これも要らない」とどんどん思い切りがよくなってきた。

ただ、実はこれまでも、ここまでの作業なら何度もしたことがあるのだ。
問題は手放し方。
「要らない」までは選別できても、その先の「捨てる」「売る」でストップしてしまっていたのだ。
それが今回は、そこを考えずに「要らない」→「段ボールに詰める」さえすればいいので、だんだん快感になってきて、最後はまた「ほかに捨てる服はねがー!」と心のなまはげが登場するまでになった。(※なまはげについては4/18の記事を参照)

結局、一箱では足りず段ボール二箱分の不用品が集まった。
サイズアウトした子ども服が少しと、昔のブランドバッグ、ちょっときつくなった靴、毛皮の襟巻き(←最近の冬は暑くて使わない)、そして九割は服。
服は、サイズが合わなくなったもの・シチュエーション的にもう着ないもの(バリバリ仕事服とか)が中心だけれど、「短い」という理由で判断したものも多かった。
少し前に、若い頃の服を捨てる基準として「短いもの」と書かれてあるネット記事を見たのだ。
「確かに...!」とひどく納得したのだけれど、ボトムスにしろトップスにしろ、「丈が短い」と一度思った服は、本当にもう着なくなる。
着ようと思えば着られるものでも、短いとなんとなくもう手が伸びないのだ。
スカートで短いものは分かりやすいけれど、トップスでも、短いとなんとなく安心感がないし、お腹周りが冷えるのも気になる。
なので今回、革のライダーズジャケットとか、ボレロっぽいカーディガンとか、(チュニックとしてもやっぱり短くて手が伸びない)ワンピースとか、を大量に手放した。

あんまり調子に乗って断捨離しすぎると、後で何をどういう理由で手放したのか忘れてしまって後悔しそうなので、今回、手放したものの簡単なリストを作っておくことにした。
そのうちのいくつかには、手放す理由もメモ。
「短い」とか「年齢的にアウトなAライン」とか「ヒールの靴と一緒に履いてたけどもうヒールを履かない」とか。
これで、捨てた理由を忘れて「残しとけばよかった...」と後悔するのが防げるはずだ。

最終的に、小物含め50点ほどのアイテムを回収してもらった。
クローゼットはずいぶん風通しがよくなり、夫も「三割は減ったんじゃない?」と言っていた。
確かにそれぐらい減ったかもしれない。
というか、どんだけ捨ててなかったんだという話だけれど。

あとは、大量に外したプラスチックハンガーを流行りのスリムハンガーに変えて、クローゼットのさらなるスペース削減をはかりたい。