2024 波乱の年明け

2024年は、個人的にも世の中的にも波乱の幕開けとなった。

30日に喉がうっすら痛み出し、大晦日はなんだか身体がすぐに疲れてしまって、お正月の用意は半ば諦めることに。
紅白が終わる頃には喉が本格的に腫れ出して、夜中には痛みで目が覚めるほどになった。
ひとまず鎮痛のためにカロナールを飲んで再び布団に入ると、10分もしないうちに今度は身体がゾクゾク寒くなり出した。
もう一度起きて熱を測るも平熱。
だけど寒気はどんどん増し、久しぶりに身体がガタガタ震えるほどになったから、これは絶対発熱してるでしょうと測ったら、37度ちょっと。
あぁそうか、カロナールは解熱鎮痛剤だった。
元旦に開けてくれている稀有なクリニックが近くにあったので、念のため大晦日のうちに予約を取っておいたのだけれど、それを心底「グッジョブ!」と思うほど急速に症状が進み、ほとんど寝られないまま元旦の朝を迎えたのだった。

熱は39度近くまで上がり、久しぶりの高熱もきつかったのだけれど、それより何より喉が限界。
水を飲み込むのもしんどいほどの腫れで、朝イチ予約していたクリニックへ、這うようにして向かった。
インフルとコロナ、溶連菌の検査結果を待つこと5分。
予想していた通り、溶連菌にバッチリ陽性が。
この3ヶ月ほどずっと、喉の炎症を繰り返していたのは、どうやらそのせいだったみたい。
強めの抗生剤その他の薬を処方してもらい、あぁこれでようやく楽になれる...とホッとして家へ帰った。

その後は、元旦から申し訳ないと思いつつ、夫に子どもたちを任せきりにして薬を飲んでひたすらこんこんと眠る。
次に起きたときには身体が少し楽になっていて、そこからまた寝たり起きたりを繰り返して、夕方にはキッチンに立てるほどに回復してきた。
あまり頑張らなくてもいいかなとは思ったものの、買ってある食材が傷むのが気になって、毎年作る筑前煮だけは作ろうかなとゆっくり準備を始めたら、今度は大きな地震のニュースが入ってきた。

能登といえば、ちょうど一年前に訪れたばかり。
そのときもいつにない大雪で大変だったけれど、今回は津波警報ということで、雪とは比較にならないぐらい緊迫している。
ニュースの女性アナウンサーの声がとても怖くて、かなり威圧的に避難を呼びかけているのが聞いていて苦しく、思わず他のチャンネルに変えてしまったけれど、現地の人にはあれくらいの緊迫した呼びかけが必要なのだろう。
それでも、去年泊まった輪島はとても印象のいい街だったから、他人事とは思えなくて、怖い怖いと思いつつ、ごはんの準備をしながらそのままずっとニュースを見ることになった。

まだまだ余震が続いていて、現地の人は本当に不安な夜だろう。
どうか、あの宿も宿の人たちも無事で、安全な場所であたたかく夜を過ごせていますように。