冬ドラマ2024

次男のプレ幼稚園もあと残りわずかになってきた。
春からはいよいよ入園。
長男が今の次男ぐらいの年のときに、次男を妊娠中だったのだと思うと感慨深い。
長男、小さかったんだな。。

冬のドラマが出揃って、またしても見切れない量になってきた。
どれかは脱落していくんだろうけど、まだどれが脱落かは決まっていない。
ちなみに朝ドラは早々に脱落した。
毎日ある朝ドラは録画がどんどん溜まっていくから、よほどでないとなかなか続けられないのだ。

今期一番リアルタイムに近く見られているのが、大河ドラマ「光る君へ」。
自慢じゃないけど、大河ドラマを最後まで見られたことが一度もない。
どんなに面白いと前評判の高い年でも、たいてい一ヶ月も経たないうちに挫折する。
序盤からリアルタイムに追いついているというのは、初めてのことだ。

ひとつにはたぶん、「光る君へ」が文学モノだからかなと思う。
歴史はもう本当にとんとダメなのだけれど(←大学受験で日本史を選択、しかも得点源だったにもかかわらず。暗記力だけで乗り切ったから、ストーリーとして頭に入っていなくて、知識がバラバラに散逸したのだ)、文学系はまだ基礎知識がある。
戦国武将とか幕末の志士とか、あっち系の大河のときははなから「無理。」と諦めて見ようともしないのだけれど、今回は平安だから、もしかしたら何とかなるかも...?と思ったのだ。
初回の、登場人物が次々出てくるあたりはやっぱり挫折しそうになったけれど、とりあえず二回目までは何とか付いていこう...と頑張ったら、二回目で既に面白く、楽しみになってきた。

そもそも時代劇の楽しみ方が分かっていないので、最初は「平安貴族がそんなフランクな言葉遣いしないでしょう...」とか「あれ?この時代ってもう男の人もひらがな使うんだったっけ...」とか細かい点が気になったけれど、あぁそうか、要はこれ、現代劇と思って見ればいいんだなと分かると、細かいことは気にならなくなった。
だいたい古語でしゃべられても困るしね(笑)

そう思ったら、いろいろ楽しみポイントが出てきた。
注目は柄本佑
あんなに欲のなさそう&賢そうな三男坊が、どうやってあの傲慢な望月の歌を詠むようになるのかと気になって仕方ない。
あと本郷奏多
朝ドラ「カムカムエヴリバディ」のときはいまいちな役者さんだな~とか思っていたけど、今回のクレイジー東宮天皇はハマリ役。
「面白いからもっといろいろやってみて~!」と期待が高まる。
『大家さんと僕』の矢部太郎が出ているのもちょっと嬉しくて、「あぁ、大家さんが生きていたらどんなに喜んだだろう...」とかいらぬことまで考えてしまう(笑)

それから何よりうっとりするのが書。筆文字。
タイトルの文字もすごく好みだし、オープニングの筆の走りや、何かを書いてるシーンを見ると「書道したい!こんな字書けるようになりたい!」と目が釘付けになる。
オープニングの曲も情感豊かでいい。

大河ドラマ特有の、終わった後の「ゆかりの地」紹介も、クールダウンという感じでほっこりする。
大河ドラマを見る習慣がなかったから、あのコーナーの良さを初めて知った。

大河の他では、初回を見た限り一番楽しそうなのが「不適切にもほどがある」。
あまちゃん」が大好きだったから、同じ宮藤官九郎脚本ということでとりあえず見てみたら、あっという間に魅了されてしまった。
タイムスリップモノということで、ちょっと昔の昭和のイロイロが出てくる「あまちゃん」ぽさもあり、いちいち面白い。
しかも、途中から意外や意外、突然ミュージカル仕立てになって、それがめちゃくちゃ面白い。
磯村勇斗もすごくいいし、あと女子高生役の河合優実もすごくいい。
この人は前に(途中で挫折したけど)違うドラマで見たことがあって、これは...!と思ったのだ。
演技がすごくうまくて、「この子をもっと見ていたい」と思わせる魅力があった。

冬ドラマ、最後までいくつ完走できるかな。