妊婦検診@7ヶ月

4月になってから産科に行く回数が増えている。
通常の妊婦検診に加え、血糖値が引っ掛かり、その検査の日が追加されたのだ。
結果は大丈夫だったけれど、どうも血糖値が高くなりやすい体質のよう。

4月から産科の医師が入れ替わったようで、3月まで毎回診てもらっていた若い優しい男の先生が、医局の名簿からいなくなっていた。
いろいろ忘れっぽい人で、診察室を出た後に呼び戻されたり、必要な薬の処方を忘れて会計後に私が気づいてまた戻ることが何度もあったり、見た目もなんだか頼りない雰囲気ではあったけれど(看護師さんに指摘されて何かを思い出すとか)、笑顔に幼さがあって、不思議と憎めない、可愛らしい先生だった。

一番良かったのは、エコーをしながら詳しく実況中継してくれたこと。
「ここが頭で、いま頭の横の大きさを測っています」とか、「ここが心臓で、きれいに4つに分かれてますね」とか、「ここがこうだと○○なんですけど、今の時期だとこんな感じで問題ないと思います」とか、素人にも分かるように説明してくれる。
たいていの医師は、黙ってエコーを操作し、カチ、カチと何かを測っては記録し、また別のところを黙って映し...という感じで、何か異常があるのかどうか、全て終わって椅子に戻ってから告げられることが多い。
医師にとっては日常茶飯事だから淡々とこなしているだけなのだろうけれど、患者にとっては医師が何も言わずに機械を見て何かを測定しているということ自体、不安を呼び起こされるものだ。

7ヶ月に入って最初の今回の検診は、あいにく黙って測定する医師だったけれど、結果は「順調に育っていますよ」で、ひと安心。

通っている総合病院は、コロナの影響で外来患者がずいぶん減った。
不急のものは減らしているのだろう。
ただ産科だけは普段の1割ぐらいしか人が減っていなくて、たぶんその1割は、付き添いの家族が減った分なんだろうなという感じ。

4月からは、出産時の立ち会いや面会すら禁止になった。
このままいくと出産は、医療スタッフに見守られながらではあるけど一人で、そして産まれた後も、赤ちゃんと夫や息子が対面するのは、退院後になる。
それは仕方がない。
段取りが判っている分二人目で良かったな、一人目のときに立ち会いをしておけて良かったな、と思うのみだ。
ただ、順調にいっても一週間弱、息子が私なしで過ごさなければならないのが、唯一心配ではある。

妊婦検診後は、貴重になってきた外出の機会にまたカフェへ。

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こんなもの食べてたらまた血糖値引っ掛かっちゃうかもしれないけど、まぁいいのだ、たまには(たまに?)。