おうち夏休み二年目

桃長者になって以来、桃の剥き方もだんだん上手になってきた。
アボカドみたいに、皮付きのまま半球型に切れ目を入れてぐるっとねじると、きれいに上下に分かれる。
それで断面側から皮を剥くと、(適度に熟れた桃限定だけど)ペロ~ンときれいに剥けるのだ。
何事も、数をこなすことが大事。

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至福の桃タイム。

結婚祝を贈った友達から、十日ほどで内祝が届いた。
いろいろもらっているから、気を遣わなくていいのに...と思いつつ、センスの良い雑貨をもらうとやっぱり嬉しいのだった。
そういえば桃を入れている器も、彼女にもらったのだった。
今回の内祝は、中川政七商店のふわふわタオル。
何かのタイミングで新調するときに取っておく。

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幼稚園も完全に夏休みに入り、希望者だけ有料の預かり保育期間になった。
何日かは預ける予定だけれど、基本的にはおうちで過ごしている。
一年前、さすがに今年には収まっているだろうと思っていたコロナは、収まるどころかまさかのうなぎ登り中だ。
いくつか夏休みのイベントを企画しているけど、どうか家族全員無事で、この夏を乗り切れますように。

あっという間に帰ってくる

幼稚園は夏休みに入ったものの、7月いっぱいは希望者だけの夏休み保育。
行き帰りのバスもちゃんと運行してくれていて、ありがたいことこのうえない。

とは言え、午前だけの保育。
長男を送り出して、次男にごはんを食べさせ、朝ごはんの片付けをして洗濯を2回まわして干して、ひと息ついたらもうお迎えの時間だ。

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長男が帰ってきてからの長い午後。
まずは自分と長男の昼ごはんを済ませ、その後に次男の離乳食。
食後に録画したEテレを流している間が、唯一の私の休息タイムだ。

4歳と0歳を一緒に連れていける場所がなかなかない。
頼みの児童館も、コロナで年齢別に利用時間が分けられているし、公園は暑すぎて行けないし。
そんなわけでたいてい家の中で過ごしているのだけれど、今日はお絵描きに夢中だった長男が、「せんせー...」と言いながら私に絵を見せにやって来た。
先生?と思った瞬間「あっ、まちがえた!」と照れて笑う長男。
幼稚園でもこうやっていちいち先生に絵を見せに行ってるんだ...と垣間見た気がして、ちょっと萌える母なのだった。

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身体測定の絵、らしい。
座って測定結果を記録する先生とか、にこにこ体育座りで順番を待つ子どもたちとか、これまた幼稚園生活が垣間見えて萌える母。

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最近なぜか「カッパになりたいからキュウリたべる」と言い出した長男。
何のことだかさっぱり分からないのだけれど、憧れ(?)のカッパとキュウリの絵も描いていた。
そういえば今日のお昼はカッパ巻きだったな。

夫の見たヴィジョン

うちの夫はいわゆるリアリストで、「実体のあるもの」に関心があるタイプだ。
普段はITとか経済とか何かの技術とかの話が多く、本も実用書とかビジネス書ばかり読んでいる。
スピリチュアルとか精神世界とか夢のお告げとか、そういう世界とはかなり縁遠いところにいる人なのだけれど、その夫が、一度不思議なことを言い出したことがあった。
二人目の子どもがなかなかできなくて、病院に行ったり、あちこちの子宝祈願スポットに行ったり、していた頃のことだ。

一人目をすぐに妊娠したから二人目もすぐにできるだろう、と思っていたらそんなことは全然なく、年齢的にも数値的にもけっこう難しいことが分かってきて、時間やお金やエネルギーを吸い取られていく日々だった。
毎日寝起きに基礎体温を測って、体温が下がり始めると「今回もダメか...」と落胆し、生理が来るたびにダメージを受け、私はだんだん希望が持てなくなっていっていた。
晩婚ですぐに一人授かっただけでも幸運だったんだ、このままこの子だけに注力していこう、こうしてエネルギーを吸い取られて一番可愛い時期に向き合ってあげられない方がよくないし...などと私は思い始めていたのだけれど、夫はなぜかあまりテンションが変わらず、それどころか時々確信をもって「絶対二人できる」と言うのだ。

最初は私を励ますためだと思っていたのだけれど、あるとき東京オリンピックのニュースを見ていたら、夫が「これにみんなで行くんだよ。まるちゃんともう一人を連れて」と言い出した。
まぁそうなったらいいけどね...と話半分に聞いていたら、夫が「なんか...見えるんだよね」と言い出した。
え?見える?
「何それ?夢で見たとか?」と聞き返すと、「いや、そういうんじゃないんだよ。夢とかじゃなくて、こう...」と目の前に手をかざしながら、「見えるんだよ。東京オリンピックに、まるちゃんともう一人、赤ちゃんか幼児かははっきりしないんだけど、四人で行ってるところが、画像として見えるんだよ」と言うのだ。

普段そういうことを言い出すタイプではないだけに、私はかなり驚いた。
もしかしたら夫のことを誤解していたのかもしれない、とすら思って「え?そういうことって他にもあるの?」と聞くと「いや、他にはないけど」と言う。
「だけど、その絵というか、画像というか、ははっきり見えるんだよね」。

普通だったら眉唾で聞く話なのだけれど、それを言う夫の口調があまりにも「普通」というか、平坦というか、「事実」の話をしているみたいだったから、私はなんだか逆に安心してしまった。
スピリチュアルとかお告げとかに関心あるタイプではない人が、こんな妙な確信を持って言い出すんだから、もしかしたら本当にそういうことってあるのかもしれない、少なくともまだ希望を捨てないでいてもいいのかもしれない...と。
夫のその訳の分からないヴィジョンは、根拠がないだけに一筋の希望になって、当時の私を時々勇気づけてくれた。

そして、2019年の初夏。
私自身は東京オリンピックにあまり積極的ではなかったのだけれど、スポーツ好き&イベント好きの夫が応募したオリンピックの激戦チケットが、なんと二種目も当たった。
夫はもちろん4人分のチケットを応募していたから、それを聞いたとき、チラッとあの夫のヴィジョンみたいなものを思い出したのだけれど、2020年のオリンピックに連れて行けるぐらいの年の子どもなら、もう妊娠していないといけない。
その頃再び妊活に疲れていたこともあって、「やっぱりあれは単なる希望的イメージだよね...」と内心苦笑しつつ、二人目を半ば諦めかけていたその年の暮れ、まさかの妊娠が発覚したのだった。

予定日は8月。
東京オリンピックは7~8月。
無事生まれたとしても、猛暑のオリンピックに一緒に連れて行ける月齢ではない。
でも、夫と長男が会場に見に行って、私と赤ちゃんは家のTVで見る、ぐらいならできるだろう。
ということは、夫のあのヴィジョンは、半分は当たったと言えるのかもしれない。

そんなことを思っていたら、2020年の春。
なんと東京オリンピックが一年延期された。
延期されてもチケットは有効という。
これはまさか、夫のヴィジョンが本当に現実化するのでは...と、このときはさすがに私もちょっと鳥肌が立った。
東京オリンピックを見に行くことにあまり積極的ではなかったけれど、これはさすがに、家族四人で見に行くべきなのかもしれない。
だってあの、夫の不思議なヴィジョンが本当に現実になるのだから。

そこから一年あまり。
オリンピックにまつわる二転三転、度重なるコロナ対応不手際からの無観客開催は、周知の通りだ。
当選チケットは無効となり、有効だったとしても行く勇気はないほどの悲惨な感染状況となった。

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長男が昨日ニュースを見て、いつのまにか描いていた絵。

東京オリンピックが開かれる夏、夫が見た四人の家族は現実になった。

廻る夏休み初日

夏休みが始まった。

去年は5月末までコロナ休園の代わりに夏休みに入るのが遅かったし、入ったら入ったで出産時期と重なって、入れ替わり立ち替わり身内に来てもらったりしていたから、幼稚園に入ってから初めての家族だけでの夏休み。
本当なら帰省とか旅行とかしたかったけれど、今年はできないし、近場で毎日何かしら楽しみを見つけるのが大変だ。

初日はちょうど夫が休みだったので、用事を済ませがてら、久しぶりに外食することになった。
少し前に夫が「カンブリア宮殿」でスシローの特集を見て、一回実際に見てみたいというので、子連れでも行きやすいし息子も喜ぶし、ということで初めてのスシローへ。

夫が見てみたかったのは、「引き込み線」のあるこのレーン。

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普通はレーンは一本で、注文したらお皿に番号札がついて回ってくるらしいのだけど(←私は回転寿司には詳しくないので夫談)、スシローは席ごとに引き込み線があるから、取り損ねてもまた一周してくるまで待つ必要がないし、レーンも混まないのだそう。
注文したらけっこうすぐにお皿が回ってきて、専用の引き込み線で近くに来て停まるのが駅みたいで、確かに大人もかなり楽しめた。
コロナ対策で、できるだけ店員が関与しなくていいよう席案内や精算もほとんどセルフでできるようになっているし、店内もまずまず清潔だし、これはリピートありだなと思った。

自分が外国人だったら、日本に来て行きたいのってこういうところだろうと思う。
いわゆる「クールジャパン」みたいなやつじゃなくて。
細かいところに小さな創意工夫があって、エンターテイメント性があって、清潔で、かつリーズナブルに楽しめる場所。

今年、こんな強引な形でのオリンピック開催がなかったら、きっとたくさんの外国人にこういうお店を楽しんでもらえたんだろうな。
遠くに行けない代わりに、外国人の目になって、近場の日本の楽しさを再発見する日々。

桃と水ナスの結婚

毎年この時期に、夫の親戚が桃を送ってくれる。
行きつけの桃園から直送されてくる、箱いっぱいのピカピカの桃だ。

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関西育ちの私にとっては、桃はめったに食べられない高級フルーツ。
その稀少さのせいか、一番好きな果物はずっと桃だった。
桃といえば関西では岡山だから、夫が山梨出身だと知っていてもしばらくは桃と結びつかなかったのだけれど(「山梨ってぶどうだけじゃないの?」というぐらいの意識の低さだった。今となってはフルーツ王国山梨に土下座レベル)、あるとき私が一番好きな果物は桃だという話を結婚前の夫にしたら、「桃なんかどっかからもらったりでしょっちゅう食べてたよ」と言うので、ガタッとテーブルに手をついて立ち上がりそうになった。

私のその桃への意気込みのせいか、たまたま季節だったからか、一番最初に夫の実家に行ったとき、義父母への挨拶後、夫が山梨観光を兼ねた桃狩りツアーを企画してくれたのだった。
食事をしながら、夫が両親に「一番好きな果物が桃なんだって」と説明したら、なぜかそれが会う親戚会う親戚に「○○さん(←私のこと)果物で桃が一番好きなんだって」と伝言されていき(みんな山梨の人だからお国自慢的に嬉しかったのかもしれない)、いつしか桃が私のもとに集まるようになった。

好きなものは公言しておくもんだなー。
以来、毎年必ず何個もの桃にありついている。
関西にいた頃には考えられないくらいの桃長者っぷりが数年続いたおかげで、今はようやく夫に桃をちょっと譲ってもいいくらいの心の余裕ができてきた(ちょっとかよ)。
とはいえ、夫は小さい頃に食べすぎたせいか少し桃アレルギーがあって、あまり量は食べられないので、ほとんど私と息子のものになるんだけど。

ちなみに、桃はアルミホイルで包んでおくと断然長持ちするということを夫の親戚に教えてもらった。
それ以来、桃が送られてくるとまずはすぐにアルミホイルで厳重に包み、冷蔵庫に入れておいて、少しずつ時期をずらして食べるようにしている。
ちょうど桃と同じくらいの時期に、うちの母親から大阪名物水ナスの漬物が送られてくることが多くて、6~7月の我が家の野菜室には、桃と水ナスの糠漬けが場所を取り合う。
桃と水ナスのひしめく冷蔵庫を見ると、あぁ、夏が来たなぁと思うようになった。
今年は水ナスが少し早く送られてきたから、今年の桃は庫内でゆうゆうとしているのだけれど。

息子たちには、どっちも我が家の夏の味として残っていってほしい。

おめでとう そしてこれから待っている素敵な日々

20年来の友人が結婚した。

知らせを聞いたのは、入籍から少し経った5月末。
もともと離れた場所に住んでいるから、年に一回ほど、どちらかが新幹線で近くに行くときに会える程度だったのだけれど、ちょうどコロナが始まる頃に会う予定だったのがなくなったから、最後に会ったのはもう二年前だった。

一つ年下の彼女とは学生時代からのつき合いで、あることでよく一緒に行動するようになって以来、何かとコンスタントに連絡を取り続け、いまだにちょくちょく会う数少ない友人の一人になった。
音楽や本、映画、漫画といったいわゆる文化的なところの趣味が合うというか、私が勝手に彼女の感性を好きなのだけれど、こちらが勧めたものは彼女もやっぱりだいたい好きになってくれるので、たぶん「合う」のだろうと思っている。

ものすごく整った顔立ちながら、至って堅実・目立とうとしない性格のせいか、学生時代から浮いた噂ひとつないのを、周囲にずっと不思議がられていた彼女。
30代も後半になり、「地方だし、なかなかいい人がいないんだよね~」とよく嘆いてはいたものの、出産や育児に一番の重きを置いていないせいか、そこまで焦る感じもなく、彼女らしいマイペースで婚活を続けていたよう。
40代に入り、もしかしたら彼女はもうこのまま一人で生きていく可能性も高いのかな...と思っていた矢先に突然入ったのが、5月の連絡だった。

あまりの驚きと嬉しさに、長文のLINEで質問攻めにする私を「○○ちゃんらしいね~(笑)」と笑いながら答えてくれたところによると、コロナで相手となかなか会えなかった期間を経て、最近になって急に話が進んだとのこと。
そして、私が驚いたのち「彼女らしい...!」と納得したのが、「遠距離別居婚」だった。
学生時代からずっと自分のペースを守り続け、無理はせず、生活のペースを乱されるものを上手に遠ざけながら、自分を大事にして生きてきた彼女。
安定した仕事をしながら、実家近くの好きな故郷で暮らしている彼女は、その生活を急に変えることはせずに、新幹線で往き来する週末婚という形を選んだのだそうだ。

しかも私にとって嬉しかったのが、お相手が東京に住んでいるということ!
それも、かなり私の行動圏内。
コロナが収まったら隔週くらいで彼女が来るというので、東京に来て以来古くからの友人に飢えている私のテンションはだだ上がった。
彼女が結婚して一番嬉しかったのが、この点かもしれない(笑)

ひとつだけ残念だったのは、結婚式はしないということ。
まぁ彼女の性格を考えたら当然なのだけれど、人の結婚式に出るのが好きな私としては、親しい彼女の晴れ姿を見られないのはとても残念だった。

そんなわけで、会えるのがいつになるか分からないので、結婚祝いだけひとまず送ることにした。
とはいえ、別居婚という初めてのパターンに、何を贈ったらいいか悩むこと一ヶ月。
よくあるお鍋とかだと一人でしか使えないし、ペアになったもの(食器とかパジャマとかその他もろもろ)も片方の家でたまに使うか別々に使うかになる。
いろいろ頭を悩ませた挙げ句、私の好きなクチポールのカトラリーを、4組贈ることにした(写真はうちにある2組)。

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4組あれば、2組ずつお互いの家に置いておいて、一緒にいるときも別々にごはんを食べるときも、いつも使うことができる。
いつか同居することになったときは、4組セットにして来客用としても置いておける。
カトラリーなら割れたり壊れたりすることもないし、クチポールはシリーズ展開しているから、ナイフや別のサイズ、他の色を買い足すこともできる。
これはなかなか喜んでもらえるのではないかと、思いついて我ながら嬉しくなった。

そうして手配したのが今週。
週末には、彼女のもとに届くだろう。

手配している最中から、フジファブリックの「wedding song」が頭の中に流れ始めた。
自分の結婚式のときにも使った、ウェディングソングの中でも大好きな曲。
あのときは彼女も遠くから駆けつけてくれた。
私は妊娠8ヶ月で大きなお腹でバタバタだったけれど、楽しかったなぁ...と、また結婚式行きたい欲が湧いてくるのだった。

お二人で過ごす日々に笑顔あれ。

電車でGO

久しぶりに夫と私どちらにも予定がなかった週末、子どもたちが楽しめるどこかに行こうという計画が急遽持ち上がった。
本当は屋外の近場を予定していたのだけれど、あいにくの雨予報。
郊外方面で、どこか屋内で遊べるところ...ということで、前から一度行ってみたかった京王れーるランドに行ってみることにした。

二階建てのさして広くはない施設に、本物のバスの運転席で遊べるコーナーや、電車でGOみたいな運転シミュレーター(別途料金)、広い場所でプラレールを作れるコーナー等がある。
ご多分に洩れず乗り物大好きな長男は、大興奮であちこち駆け回りまくり。

入ってすぐ時間指定のチケットを取っておいた運転シミュレーター、時間が来たので行ってみると、元運転手さんがつきっきりで操作指導してくれる本格的なやつだった。

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線路脇にある標識の意味とか、京王線が昔路面電車だったこととか、大人が聞いても楽しめる知識いっぱいで、夫が一番喜んでいた。

プラレールコーナーも密を避けるため整理券制だったので、その間次男は赤ちゃんコーナー(こちらも整理券制)で放牧。
せっかく広い場所に放ったのに、なぜか一ヶ所にとどまる赤子。

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お昼は、隣にある屋内遊具施設「京王あそびの森ハグハグ」のカフェで取ることにした。
のだけれど、これが激混み。
たぶん皆同じことを考えていて、15時以降だとあそびの森の入場料金が安くなるので、その前にここで休憩して時間調整していたのだ。
その証拠に、15時前になったらあっというまに人がいなくなっていた。

なんとかテラス席を取ったものの、ここの食堂、オペレーションが悪すぎてごはんがなかなか出てこない。
セルフサービスなので、呼び出しベルを渡されて出来上がりを待つシステムなのだけれど、厨房と受け渡しカウンターに10人近く従業員がいるにもかかわらず、全然回っていない。
見ていると、誰かがセットしたトレイに出てきた料理を置いて、そのトレイをまず完成させるのかと思いきや、なぜか置いた皿を別のトレイに置き換えている。
それが何度も何度も繰り返されている。
右のトレイに置いた皿を左のトレイに移し、左のトレイを右に移し...みたいなことが延々繰り返され、やっとベルが鳴ったと思ったら「先に飲み物だけどうぞ」って、おい!
空腹の子どもに甘い飲み物だけ与えて、さらに待たされること20分。
あまりに不思議なので、どの部分の段取りが悪いんだろうとカウンター前でじーっと観察していたら、圧をかけたと思われたのか、厨房から人が出てきて「次出ますから!」とわざわざ言いに来た。
オペレーションの改善ポイントを分析したかっただけなんだけど...(笑)

結局謎オペレーションの原因は分からないまま、
大して難しそうでもない(たぶん冷凍に火を通しただけ、みたいな)料理を食べ、夫と「今度からは食べ物持参だね、ここ...」と言い合いながら、15時からの「あそびの森」へ向かった。

食堂内を横切りつつ走るミニ列車(別料金)。

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あいにく一人分の席しかなかったので息子に「一人で乗れる?」と聞いてみると「のれる!」と言うので、一人で乗せてみることにした。
私と夫は、手分けして撮影ポイントでスタンバイ。
あちこち走り回りながら、息子に手を振りまくった。
これぞザ・子育て中の親、って感じだ。

いろんなコーナーを堪能すること二時間半。
閉園の時間が来て、最後にトイレを済ませるのだけれど、トイレに行きたがらないおこさまたちが進んで行きたくなる素敵トイレがこちら。
子ども用便器のある個室が電車になっているのだ。

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まだまだ遊びたがって電車の改札を入ろうとしない長男をなんとか電車に乗せ、大人も子どもも帰りの電車は爆睡だった。

翌日にさっそく長男が描いていた絵。

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長男は、いろいろ連れて行き甲斐のある子どもなのだった。