産後２ヶ月。
そろそろ本格的なおでかけをしてみようということで、初めて家族四人で外出となった。
行き先は立川。
往復＋滞在で5,6時間はかかるので、それを利用していろいろな実験、様子見の意味もあった。
一人目の時は外で母乳をあげたことがなかったので、外での授乳をやってみるとか、公共交通機関でどんな風になるタイプの子かの見極め（泣き叫ぶ、グズる、寝る...etc.）、二人の子どもを連れて移動する際の親の疲れ具合、私の身体の回復具合を見る、等々。
立川といえば我が家ではIKEA。
IKEAといえば、子連れに優しすぎる施設。
それもあって、結果的に初めてのおでかけは予想以上にスムーズだった。
赤子はベビーカーの揺れも抵抗なく、電車でもとっても静かだったし、帰りは少しグズりかけたものの、抱っこひもに移すと簡単に寝てしまった。
使いやすい授乳室完備のIKEAのおかげで、初めての外での授乳もリラックスしてできた。
授乳は時間がかかるのだけれど（20-30分）、IKEAならその間上の子を遊ばせておける場所があるし、レストランの横に授乳室があるので、夫と上の子に先に食事をしてもらって、必要な荷物だけを持ってゆっくり授乳室を使うこともできる。
こういう場所が整っているかどうかは、「一人で大荷物を持って上の子を見ながら狭い場所で授乳する」ことに比べたら、おでかけへのハードルが雲泥の差になる一大事なのだ。
授乳のタイミングも含め、予め時間的な段取りをしっかり組んでおいたこともあって、親も体力を使い果たすことなく帰り着けた。
子連れ外出が成功するかどうかは、段取り8割、実行2割だと改めて実感。
立川の街は少し見ない間にすっかり新しくなっていた。
鳴り物入りでオープンした立川グリーンスプリングスは、IKEAと両方行くには全然時間が足りないので、今回はひとまず前を通って概要を把握するのみ。
路面から見ただけなので概要すらまだちゃんと掴めていないけれど、かなり楽しそうな施設だ。
赤子がもう少し大きくなったら、一日がかりで来てみたいな、と思わせるニュースポットだった。
二人子連れ外出がスムーズだったことで、これからの日々に少し明るい陽が差してきた感じがした。
楽しさと大変さでは大変さが勝っていた産後すぐの日々から、楽しさの方が増してくるような、そんな予感。
子育てすることの楽しさは、子どもがいなかったら見られなかった世界を見られることだ。
その世界の一端が見えてきた、それだけで十分な価値のあった、初めてのおでかけだった。
