おかあさんスイッチ

独身の頃はよく、仕事から帰っても、その日あった嫌なことや気がかりなことを引きずって過ごしていた。
気がかりなことというのはいつの間にか頭を支配してしまっていて、考えまいとしても、気がついたらまたそのことを思っているものだ。

結婚して(特に子どもができて)からそういうことがほとんどなくなったのは、気持ちの切り替えが下手な私にとっては、ものすごくありがたいことだった。
職場を一歩出た瞬間から、「今日は何を買って帰らなきゃいけないんだっけ」とスーパーに寄る算段を始めたあたりで、もう頭が切り替わり始める。
自分一人だと、買い物が終わったらまた気がかりなことに頭が戻ってしまっていたけれど、食材を思い浮かべながら向かった駅のホームで赤ちゃん連れのおかあさんなんかを見かけたりなんかしたら、もうそこで「おかあさんスイッチ」が入る。
「あ~、うちにもあれがいるんだな...」と思うと、完全におかあさんモードに切り替わり、早く子どもを抱っこしたくて、ホームに入ってきた電車に乗り込むのもいそいそと足早になるのだった。

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仕事の日だった先週末は、長男のために申し込んでおいたお芋掘りイベントがあって、夫が次男を連れて付き添いに行ってくれていた。
帰ったら、予想の五倍ぐらいの量のサツマイモ。
しばらく寝かせた方が糖度が上がるというので、夫が大量のサツマイモの泥を落として天日干しをし、しばらく寝かせることにした。
長男は掘るだけでなく食べるのも楽しみにしていて、「おいものてんぷらと~、おいものサラダと~...」と、おいも消費メニューまで考えてくれた(笑)

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かごに入った分以外にもまだまだある。
ひと冬分ぐらいありそうなサツマイモ、いつなくなるかな。